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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 80ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 メイドウィン逃走中 オリジナルゲーム 氷鬼 時空監理局編
*11*
一方トレザード社、パソコンを繋いで別世界へとアクセスしていた
「クロノス社とのアクセスに成功しました」
「向こうもこちらに繋げることが出来たようです」
【うん、今回ばかりは助けてもらわないとね】
「このメンバー、戦闘中用だからな………まぁ俺ととがめとアンタは何とかなるだろう、それでゲームマスターは?」
【黒カーレッジに任せてもらうことにした】
「黒影の方か、まああゲームマスターの経験があるのはあいつかたくっちスノーぐらいだからな」
「だが驚いたぞ、まさかアンタがこいつを雇うなんて………そして、それに応じるなんて」
「今回は利害一致だ」
ヘレンとロストメイドウィンの後ろから……渦が現れ青年が乗り込んでくる
【ごきげんよう、明光院ゲイツくん】
『トレザード社 戦闘員』
【明光院ゲイツ】
「ジオウもここに来るのか?」
【うん、彼にも監理局の事や君が時空犯罪者と扱われていることも話してある】
「そうか」
「………お、集まってきた」
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「うう………寒っ……何ここ、寒すぎ……」
逃走者達は吹雪の中で待機は耐えられないためおしくらまんじゅうのように密着しながら立っていた
「ちょっ、狭いでち………」
「おい七花離れろ」
「嫌だよ、おれだって寒いんだから」
「はいはい、ちゅーもく!」
山の上から黒影がダイビングのように落ちてくる………黒影自身の熱で雪が蒸発し水蒸気のように彼を覆う
「さて、凍結中に参加してくれてありがとう、オープニングゲームの前に変更点を伝えよう」
「この凍結中だがぶっちゃけた話何年も前のシステムを使っていてさー、よく止まるんだよ、これを利用したゲームなわけ」
「分かりやすくいえばランダムイベント、ハンターが止まったり、制限時間や賞金メーターが止まったりするよ」
「そして新システム【凍結】突然だけど氷鬼って遊び知ってる?鬼に触れられたらその場で静止しなくちゃいけないやつ」
「今回のハンターには呪(まじな)いを掛けてある、ハンターに触れられたら周囲が凍結して動けなくなる」
「だから今回のゲームは確保ではなく全員が凍結されたら負けになる」