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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 80ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 メイドウィン逃走中 オリジナルゲーム 氷鬼 時空監理局編
*12*
「次に役職について話そう、ブレイカーとハッカーについて」
「ブレイカーは凍結している逃走者を破壊して脱出させる事が出来る役職だ、といっても自分が凍結されたら脱出はできないけどな」
「ハッカーは凍結したシステムを復旧させることが出来る存在、まあ君らがやらなくてもトレザード社がやるから……でもまぁ、場合によっては早めに復旧したいでしょ?」
「そして『ブレイクハンマー』『ハッキンググローブ』これらは回数に制限こそあるがブレイカー、ハッカーと同じ効果を得られる新アイテムだ、まぁこれに関しては見たまんまだけどな」
「そして今回、特殊ハンターとしてこの山に住んでいる凍空こなゆきに来てもらった、子供だから足は遅いがパワーは俺以上だ」
「マジかよ黒影」
「うん、こなゆきは既にハンターと一緒に檻に入ってもらったから、オープニングゲームを始めてもいいよ、んじゃ」
説明を終えた黒影は再度渦を形成し、世界から抜けていく………たくっちスノーとexeは今回の逃走者を確認する……
「えーっと、常磐ソウゴか、時空関連だとまぁ妥当だが親父はなんであいつを……」
「草薙翔一もいるな、ハッカーといえばやつみたいな所もあるが」
「メイドウィンに関してはまぁいつも通りか、逃走中まで参加したKonakun氏に関してはもうなんかすまんとしか言えんが」
「俺も聞いたが、奴はまだメイドウィンとしての力に目覚めてないと言ってたな……気をつけておくべきか」
「……………」
逃走者を見ていくうちに、たくっちスノーは真顔になっていく
「どうしたティー」
「見ろよ、あれ」
たくっちスノーが指を指す先には………恐らく時空監理局の次に『時空』という存在に縁があるであろう場所………『ハグレ王国』の王であり、たくっちスノーを語る上で無視出来ない人物………デーリッチの姿があった
「あいつも参加してたのか………リニュ後はともかく俺、あいつに合わせる顔がねぇよ」
「そうか、お前は時空犯罪者として奴と敵対した記憶しかないからな」
「一応協力もしたにはしたが………うわぁ、やりずれぇ………」
「まぁ諦めろ、今回はコードメイカーにポリタン、あとミルラもいるぞ」
「どいつもこいつもリニュ後の知り合いじゃねーか!くそっ、あいつめ………交友関係広すぎだろ」
「世界中を飛び回っているからな、当然だ」
文句を吐きながらもたくっちスノーはオープニングゲームのシートに近づく……度々タブレットを眺めるがこのゲームに乱れは無いようだ
「最初から飛ばしてきたりはしないか………」