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凍結中 〜凍空一族不滅なり〜(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 80ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 メイドウィン逃走中 オリジナルゲーム 氷鬼 時空監理局編 
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*25*


「うおっ!危ない!」

ソウゴはゴツゴツした道を屈みながら駆け出す………視界の悪い部分を走り抜けるのは至難の業、走る速さが子供と何ら変わらないこなゆきに追われているのが不幸中の幸いであろう

「捕まえちゃいますよー!」

「ああもう!こうなったらコレで!」

「『ジオウII!!」』

ソウゴはポケットから2つのアイテムとベルトを取り出し、走りながら回転させる

「変身!」

『「rider Time!!」』

「仮面ライダー!」『ライダー!』
「ジオウ!」『ジオウ!』『「Ⅱ!!』」

仮面ライダージオウⅡ………ソウゴの持つ魔王の力。
その名に偽りは無く、未来と過去をある程度自由に使徒出来る程の力を持っている
無論、このゲームにおいては最も強い能力なのである程度規制されているが………

「未来を詠む!」

ジオウの顔の2つの針が回転し、数秒先の光景を脳内に映す……

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ギャオオオオン!!」

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ジオウの詠んだ未来、姿は暗くて見えなかったが明らかに人の形をしていない物が咆哮を上げていた……
彼の予知は絶対に外れない、ソウゴはこのまま走り抜けていいのかと不安になりながらも足を止めることはしなかった

そして………

「ギャオオオオン!!」

予知通り、獣のような叫び声が前方から響いた

「来ると分かってたら対処は出来る!」

【ジオウサイキョウ!!】
【覇王斬り!!】

ジオウⅡは大きな剣で目の前の何かを真っ二つにする

「グオオオオッ!!」

「へぶっ!」

こなゆきはジオウが切ったもので足を滑らせ、ひっくり返ってしまう


「よし、これならいける気がする!」

………

「あの、何やってんすか?」

「え?見ての通り凍ってるんだが」

「ええ………」

一方、Konakunと………窮屈なガラスのようなものに覆われた七花を目を合わせながら会話する

「これ意外と窮屈だな、早く出してくれよ」

「いやワイハッカーなんすけど」

「なんだよ、じゃあおれずっとこのままか?」

「その場所なら多分誰かが気付くんじゃない?失礼しまーす」

「ちぇ………待つしかないか」

75:45

そして、逃走者もトレザード社も知らない裏で………

「今こそ私は過去を変えてみせる」

新たなマガイモノメイカーが活動を開始する………

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