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凍結中 〜凍空一族不滅なり〜(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 80ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 メイドウィン逃走中 オリジナルゲーム 氷鬼 時空監理局編 
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69:47

「ああああああ!!待って、なんでワイなん!?」

そして現在、覚醒前のKonakunは運良く戦闘には巻き込まれずハンターに追いかけられていた
司会も足場も悪いことも気にせずひたすら走る……

その為に、目の前に積まれたキューブの山にも気付かず………
………

「なーんか、足音が聞こえてきたよ、もう1回聞いとくけど、本当にやるんだねぇ?」

「ああ、解凍の準備は出来た………【解凍】!!」

コードメイカーがキューブに触れると一斉にキューブが開き、詰まっていた岩や樹木が飛び出してくる

「アーーーッ!!」

「よし、成功だ」

「いや、なんか悲鳴聞こえなかった?まあどうでもいいけど」

「あ、確かに聞こえたな……掘り起こすか」

コードメイカーが材木をどかすと、ガラクタの下から凍結したKonakunが

「あっ、ゴメン」

「いやゴメンじゃないっしょ」

「よかったねぇ、ここに都合よくブレイカーがいるよー」

「本当に都合がいいな………こうなるとは思わなかったか」

花音がガラクタに指を突っ込み、ツボを押すように氷に触れてKonakunが開放される

「あー、助かった………しかしアレっすね、凍結しても確保みたいにメールに載ったりはしないんすね」

「そりゃお前、氷鬼で誰が捕まったか分かれば積極的に助けに行くだろ」

「なるほどねぇ………お馴染みの隠れる戦法は危険かもしれないかぁ」

「もう1つ、どうでもいいことなんだけどハンター動かなくない?」

「え?」

Konakunがハンターの方を見ると……こちらもガラクタに埋まったまま動かない。
トレザード社のハンターは最新式で、ブルドーザーすら持ち上げられるほどの握力があるはずだが………

「まさか、壊れた?」

「何を言うか、俺達マガイモノよりよっぽど性能のいいハンターが壊れるはずが……事実、別のメイドウィンが主催する逃走中も含んで何回ハンターが壊れるなんて自体が起きた?」

「確かに普通壊れるようなことはしないし………」

「ま、こんなことすれば壊れもするでしょー、知らないけど……」

「……え、あれ!?あれ!!?」

Konakunは一心不乱にタブレットを弄る

「どうした?」

「さっきから触ってるんだけど、タブレットが付かない!!」

「はあ…………充電切れでしょお?」

「ん、なんか………俺の方も付かないな」

「あ、こっちも………」


「まさかこれ………凍結じゃなくて………」

「凍結中のシステムそのものが止められた………!?」

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