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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 80ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 メイドウィン逃走中 オリジナルゲーム 氷鬼 時空監理局編
*35*
ドン………
凍結中の世界にまた1つ反応が現れ、マガイモノの反応が増えていく
【な、なんだ!?】
「来たか、私に選ばれし者達よ」
「選ばれし者………マガイモノメイカーか?」
「よく分かったな、私は監理局の資料を回収しマガイモノの製法を手に入れた………そして私は時空を超えその製法を広めた………」
「先に言うと、皆が皆私に協力するつもりで入った訳では無い、マガイモノの力で己の目的を果たす為に私と組むものも多く存在する……私もそれを受け入れる」
「今回の【鬼人正邪】という者もそうだ」
「鬼人正邪だと!?」
ヘレンは驚きながらもロズムント達に資料を差し出す
元・時空監理局副局長の彼はたくっちスノーの次にキャラクターについて把握しているのだ
「鬼人正邪、天邪鬼………幻想郷の定理を破壊し弱者が支配する世界を作ろうとするも失敗、数日前に幻想郷から失踪………」
「この人物、幻想郷の皆から命を狙われているんだよ」
【なるほどね………己の身を守るため、そして再び計画を実行するためにボーマンに近付きマガイモノメイカーになったというわけか】
「その通りだ」
「……じゃ、じゃあまさか博麗霊夢達を送り込んだのはお前か!!」
「いずれ私の一部となる存在だ、彼女の好きにやらせればいい」
「私の要件は以上、失礼する」
【待ってくれ】
「なにかね?」
【………私のシステムだけは返してくれないかい?必要なものなんだ】
「良かろう、君に返そう」
ボーマンは左手からメモリーの粒を撒くと、トレザード社のシステムが復旧する
「これで権限は君に渡った、さらばだ」
ボーマンは時空の渦に乗って消えていく………
「ロストメイドウィン、彼は一体?」
「さあな………*俺の未来を知ってるってことは俺の知り合いかもしれんが」
*カオスCross混屯物語参照
「た、大変だ皆の者!!」
「とがめさん、どうかしました?」
「博麗霊夢らが消えた!!」
【何だって!?】
「ボーマンに乗っ取られた時に逃げられたか、もしくはさっきのを聞かれてたか」
「どういうことだ?」
「鬼人正邪を止めに行ったのかもしれん」
【………なんという不運だ、安全だと思っていたはずなのに、同じ場所にマガイモノメイカーが何人も………】