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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 80ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 メイドウィン逃走中 オリジナルゲーム 氷鬼 時空監理局編
*36*
【……早くクロノス社に繋げ治さなくては!】
「俺はたくっちスノーに電話する!」
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そして、凍結中の舞台踊山では皆も流石に妙だと思ったのか大広場に集まっていた
PCを止められた草薙を含めた皆が………
「急に全システムが止まったな………中断か?」
「松山じゃあるまいしそりゃないだろ、黒影はむっちゃハマるヤツだが飽きるやつじゃない」
「こなゆきはおれから休憩と伝えておいた、マガイモノには警戒しとけともな」
「………おっ、点いたっす」
Konakunが改めてタブレットを操作すると、電源が付いていた………しかし、一部のデータは消失し少しバグめいたものが残っているが
67:21
「一体何があったんだ………?」
「ここにも人間が集まっていたか」
「!?」
タブレットが付いたのと同時に………巨大な渦が開き、先程までトレザード社にいたボーマンが姿を表す
「だ、誰だよこいつ………」
逃走者達がざわめく中、この中で唯一面識がある草薙が口を開く
「お前は………ボーマン!!」
「ボーマンだと!?あのイグニスの……」
「草薙翔一………やはりこの世界で活動出来ていたか」
「俺がここにいるのはお前の仕業か!」
「!!?」
逃走者達は草薙が自らの意思で参加していなかったことに驚く
今回に限らず逃走中とは普通そういうものなのだが………
「そうだ、このゲームがハッカーを求めていたのでな、データを再構築して君を作り直した」
「ま……待て待て待て!!ちょっとおかしいだろボーマン!!」
更に口を開いたのは、誰よりも設定にうるさいたくっちスノーだ
「草薙翔一が1度死んで、データになったことは俺も知ってるよ!だがなんであんたが持ってるんだよ!急に原作の話をして皆には悪いが、それは闇のイグニスが持っている………」
「そう、草薙翔一のデータは闇のイグニスが回収した………しかし、私の体には【全て】が宿っている」
「全て………じゃあ、お前は」
「待て、俺たちにも分かるように説明しろ」
たくっちスノーが言い終える前にゲイツが遮る
「………テレビや漫画に映っているのは、時空間に存在するルートのひとつに過ぎない、実際は1つの作品から無数の未来が作られているんだ、勝利、敗北、和解……数多くのルートがね。」
「時空犯罪者の石動惣一もそうだ、あいつは親父によると*原作の展開から少し分岐した世界からやってきたらしい」
*時空監理局外伝「牙組」参照
「つまり、このボーマンも………!!」
「………そうだ、私は君たちにも分かるようにいえば」
「playmakerに………人類に………世界に勝ち新世界を成し遂げた私だ。」
「悪役が………勝利した世界………!?」