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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 80ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 メイドウィン逃走中 オリジナルゲーム 氷鬼 時空監理局編
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54:25
「寒くて1歩も動けねえぇぇえ!!」
「くっ、歩きやすいのはいいけどこんな吹雪じゃ体が持たない!」
「こんな空、風穴開けてやる!!」
「えっ、貴方何を!?」
たくっちスノーは背中から骨で出来た龍のようなものを飛び出して超高濃度のエネルキーを空に向けて発射する
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「うおあっ!?」
突如下から発射されるエネルギーを上空に居た3人は間一髪かわす
エネルギーは雲をなぎ払い風の勢いをとめ、満天の青空を作り出す
「な、何よ今の………」
「下には相当厄介なやつがいるみたいね………さて霊夢、あんな奴どうやって倒す?」
「どうやって………そうね、策は思いついたんだけど、それを行うための方法が思い付かないのよ」
「構わないわ、聞かせて」
「あの2体のマガイモノ、能力は厄介だけど1つを潰してしまえばなんて事はないただの木偶の坊になる」
「それで、どうやって片方を潰すの?」
「正邪の言うことが万が一事実ならあのマガイモノは幻想郷の住民に弱い………あの分裂するカラスを残した方が厄介だからカラスを潰したい」
「なるほど、確かに策はあるけど方法がない」
「スキマでも開いてみなさいよ、どうせ無効にされるだろうけど」
「その通りさ、行けっカラス共!!」
「マイ、オウル、コール………!!」
(となるとこっちではなく向こうから来ないと無理ね………一応【神隠し】のように自然現象で渦を作ることは出来るけど……都合よく現れてくれるかしらね?)
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「また新聞だ!」
「待って、なんでこの時代にんなもんが降ってくるんだよ」
「そんなの気にしてる場合か!?ハンターが来るぞ!」
ハンターは体に積もった雪を払い、足元の雪をもろともせず逃走者達に近付く
「くっ、山の外は外で厄介だ!」
「……あっ、そうだ!!」
たくっちスノーは背中から翼を生やして突風を起こし、落ちてくる新聞を前方に起こす
「新聞を踏むんだ!気休めにしかならんが踏めば滑りにくくはなる!」
「それでどうにかなるのか!?」
「とがめの奇策みたいなもんだ!いいから踏め!俺は後で回収してトレザード社に送る!」