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凍結中 〜凍空一族不滅なり〜(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 80ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 メイドウィン逃走中 オリジナルゲーム 氷鬼 時空監理局編 
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*79*

「ボーマンは俺の………【たくっちスノーオルタ】の事を知っていたのは奴もあの未来に1度訪れていたからだ」

「へー、ボーマンがね…………で、それが監理局と何の関係が?」

「ここに来て色々と世話になって、2年間調べ続けた結果俺の未来が滅んだのは時空太陽の爆発が原因だと分かったんだ」

「太陽の爆発!?」

「自然現象だと思っていたが、原因が分かればある程度対策は取れる、これで未来は変わったかと思ったのだが………」

「………何か?」

「………………監理局が、弾けた」


「え?」

「これを見ろ」

ロストメイドウィンは今朝の新聞の一面を見せる、そこには………







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【時空爆発のカウントダウン、逃走中アルティメット】とともに
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「じ、時空爆発!!?」

「誰かは知らんが俺の未来の情報をばらまいた奴がいたんだろうな………全てが統一された世界、管理が面倒な監理局なら意図的に行おうとするだろう」

「面倒なものを消し飛ばすという手段で、何がなんでも思い通りにさせるつもりだろう」

「そ、そんなことしたら監理局も滅ぶじゃないですか!」

「忘れたのか?あいつらは馬鹿なんだよ、根拠もないのに上手くいくって自身で満ち溢れてる、だからあんな取り乱すんだよ」

「………しかしまぁ、こっちは5000万年も持つか分からないが」


「…………つ、つまりこれって」

「ああ、時空を守るやつが時空を滅ぼしますと言っているようなものだ」

「………結局奴の組織は黒影と同じ末路を辿るわけか、そして俺も」




「最悪だ、俺は未来を変えるつもりだったのに、余計に酷い未来へと変わってしまった」


「…………いや、それ聞かされる身にもなってくださいって話でさ?ワイらにどうしろと?」

「省いたら省いたで苦情が出るんだよ、分かってくれ……」

「……………」

「俺は監理局を止めに行く、リニュ後たくっちスノーだって元は1人で監理局を止めようとしたんだからな」



「待って」



「なんだ?」



逃走者の1部はロストメイドウィンの手を繋ぐ



「それ………協力させて欲しいでち」

「何?言っておくが前の監理局とは訳が違うぞ?」

「時空が爆発って、つまり時空全体の問題じゃないでちか、だからもっと協力者を集めるんでち、たくっちスノーが守ってきた……素敵な時空の協力者を!」


「………」

「俺友達集めてくるよ、抗議とかしてさ」

「俺もヒーロー達に声をかけておこう」

「コードメイカー、王国に戦えるやつはいるか?」

「デーリッチからも沢山の人に声をかけてもらうでち!」


「…………ったく、こいつらはなぁ」

「メイドウィンの皆は無理には誘わない、正直言ってマジモンの戦いになるしな」


「…………時空爆発を食い止めるとか、スケールがデカすぎてついていけないっす」

「別にそれでもいいさ」






「考えは決まったようだな」

時空の渦が現れ、ボーマンが滑り込む

「いちいち俺のデスクに座るのをやめろ」

「すまない」

「ボーマン!?なんでここに」

「トレザード社、そして人類よ、今我々は時空滅亡の危機に直面している」

「今この瞬間滅びゆく時に正義も悪も犯罪者も関係ない、今は共に未来を守るべきではないか?」

「時空犯罪者が俺たちに協力だって?」

「そうだ、滅ばれては時空犯罪者ではいられなくなるのでな」


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三日後、時空監理局による時空爆発のカウントダウンに合わせた逃走中アルティメットが開催される。

彼らのミッションは2つ。



1つ、リニュ後たくっちスノーを取り戻す


そしてもうひとつは…………時空太陽の爆発を食い止め、未来を守る。



これは、逃走中アルティメットを………【破壊】する物語の序章である

次回、【メイドウィン小説~新時代編~】完結編。

『逃走中アルティメットブレイク』に続く

【凍結中 ~凍空一族不滅なり~】
【完】

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