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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 80ページ)
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*78*
逃走者全員はトレザード社に招待され、逃走中操作部屋に来ていた
「おー、ここで逃走中の指示を出してるのかー!」
「基本的には黒影さんのストッパーですけどね」
「用心棒も楽ではない」
「とがめは何してるんだ?」
「私か、私は指令(ミッション)担当だ、1番重要な地位である」
「へー、凄いな」
【面白いかい?】
「ねぇ、なんで逃走者を呼んだの?投票が終わったの?」
【………実は、あまりいい知らせではないんだ】
「そうだ……」
ロストメイドウィンとロズムントは暗い表情のまま目を向けない
「どうした?なんかあったのか!」
「………監理局の件だ、はっきり言って最悪としか言えない大事件を突き止めたんだ」
「だ、大事件!?あそこまたなんかやらかしたんすか?」
「………やらかす予定なんだ、メイドウィンの皆は時空の太陽について知ってるか?」
「あっ、はい………昔たくっちスノーさんが世界にも時差があるとか言ってましたし」
「そういう話は私も耳にしました、Aの世界の1時間がBの世界における10分である、という乱れは時空にも存在する【第2の太陽】によるものなんですよね?」
「ああ、世界に存在する太陽は時空太陽から砕けて零れた隕石のようなものといっていい」
「………それが何か?」
「………この件を見た時、俺は全ての記憶が蘇った、ボーマンの言う5000万年の歴史も、俺の意味も………」
「はあ?」
「俺の話をしよう」
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「俺がまだたくっちスノーだった頃、やつと同じく時空監理局局長になっていた、しかし………」
!!!
「突如時空間が爆発、不死の俺を残して全てが粉々に吹き飛び、時空という存在は無くなって世界は合併され1つになった」
「1人残された俺は1つになった世界を管理し続けた、平穏のために何回もヒーローを作り、時に破滅の時期を産むためにサノスのような奴を何回も作った」
「気が狂いそうだった、でもやらなきゃいけなかった、それが俺だからだ」
「だが世界には寿命がある、時空があった頃は滅んでもまたまた新しい世界を増やせばよかったが、たった一つの世界は………朽ちたら何も残らなくなる」
「朽ちるまで俺は管理し続けた、数えてみたところ…………5000万年も、経っていたらしい」
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「そして世界が亡くなった俺は真っ白になり、過去を変えて破滅の未来を止めるために来た、それがロストメイドウィン・ザ・ダストヒューマンだ」