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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 57ページ)
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*3*
七夜
「………書いただけで通れるとか、セキュリティどうなってんの?」
七夜
「しかもここ………どんな遊園地が待ってるのかと思ったら………結局あるのは雲、雲、雲じゃねぇか」
ゲートを抜けた後に見えたのは、少し人影が増えただけで景色は変わらず雲のような床があるのみだった
七夜
「………休むところすらないとは驚いたよ」
七夜
「なんかもう、だるくてだるくてしょうがねぇから…………壁際で寝るか」
七夜は壁のありそうで人が少なそうな所に近づいて、寝た…………
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朧気な記憶の中………
七夜
「オヤジ」
七夜
「中学校卒業したぞ、分かってる………バイト先とか決めておくからよ」
七夜
「……………は?働かなくていい?」
七夜
「何言ってんだよ、俺がやらなきゃ………」
七夜
「は?どういう事?誰この人」
七夜
「………え、何の話?俺が?」
七夜
「え?」
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「七夜………七夜!!」
七夜
「んご………やっべ、今午前か午後どっちだ!?」
七夜
「ってこの世界まず朝も夜も分かんねぇんだった」
「おい七夜、1人ツッコミしてる場合か」
七夜
「うお………声がすると思えば」
七夜
「なんだよ………博多も来てたのか」
『博多』それは七夜の通う大学仲間で、家が本格派の博多ラーメン屋であることから付けられた渾名だ。
本名は七夜も知らない。
博多
「俺の方もたった今七夜を見つけたところだけどな」
七夜
「おう………ていうか、お前もいたんだな」
七夜
「お前もあのなっがいなっがい行列に?」
博多
「いや、長かったけどそうでもなかったな………3時間もすれば入れたぞ」
七夜
「マジかよ………俺16時間は立ってた気がするぞ、入る前に寝て待っとけば良かった………」
七夜
「つーか、ここどこよ?」
博多
「さあ……見渡す限り雲しかないからな、それとさっきのゲート」
七夜
「俺以外に知り合いには会えたか?」
博多
「いや、まだお前だけだ」
七夜
「そうか、俺の方もだ」
博多
「立てるか?」
七夜
「おう」