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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 57ページ)
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*54*
七夜
「……………ははは、こうして見ると…すげぇ数」
「七夜、七夜………」
七夜
「来たか、四柳………え?」
荒金
「俺だよ、七夜」
七夜
「荒金!?生きてたのか!?」
荒金
「ああ、生きてたと言っても、数十年間ビクビクしながら隠れてたようなものだけどな」
七夜
「………いいさ別に、俺も似たようなもんだ」
荒金
「お前の事が真っ先に気になってな、電車まで乗ってきて見たら、これは………」
七夜
「………ああ、アイツらはみんな日本に帰りたがってた」
七夜
「死体を持ってくることは出来なかったらこうすることしか出来なかった」
七夜
「………墓石って結構高ぇんだな、これだけ広い土地を確保して墓を用意して……」
七夜
「この時だけは金持ちに拾われて良かったなってつくづく思うよ」
荒金
「……こんなに居たんだな、オールスターって」
荒金
「俺は来たの結構後の方だったからさ……知らなかったよ」
七夜
「全部が全部オールスターの時ってわけじゃねぇ」
七夜
「ここ数十年、守れなかった奴は沢山いた………F.D.Xになってからも死んだ仲間は多かった」
七夜
「荒金……なんで俺が生き残っちまったんだろうな」
七夜
「俺みたいな泥団子よりよっぽど価値のある星空が…………本当に空の上に行っちまった」
七夜
「ははは………」
荒金
「それより………七夜、気付いてるか?俺たち」
七夜
「ああ、任天堂戦士としての能力が帰ったあとも残り続けてる点だろ?」
七夜
「なんか、出してくれた奴が『元に戻すの面倒臭いからそのままね、あっ犯罪行為はするなよ?』とか言っててな」
荒金
「ええ………軽すぎ………」
七夜
「ま、バカっぽいが悪いヤツじゃなさそうだった……責任はあいつにもあるからきっちり取らせるがな」
七夜
「………これからどうするよ、お前………何ヶ月もいなかったわけだぞ」
荒金
「今回の事件が結構問題視されてな、問題なく仕事に戻れるみたいだ」
七夜
「そいつはよかったな、俺は……大学の単位足りるのかな、勉強自体は向こうでも結構やってたんだよ、ただ……」
七夜
「………まだ問題は山積みだ」
荒金
「何?」