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MM逃走中 メアトの眠れない1日(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 58ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 MM○○中 逃走中 ナントカ三術将編 3作品同時展開 
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10~ 20~ 30~ 40~ 50~

*4*

…………此度の物語は一味、いや3味違う。



何せ、舞台は同じだが物語は全く別なのだ

………是非とも楽しんでもらいたい、この3つのお話を。


そして個性豊かな3魔将を…………


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話は数日前に遡る

【夢幻術士】メアト。

魔王に選ばれし「三術将」の1人にして、謎多き少女。
「次元層」という未知の空間を行き来する謎の力を持ち、メアト自身もトップシークレット。

何もかもが不明、分かっていることはマイペースで昼寝好きということのみの少女だ。



メアト
「…………あー、疲れた。」

メアト
「何よ【逃走中】って………なんで金掛けてまで鬼ごっこなんてやるのよ………」

「ホーーハホホ!!」

メアト
「それを引き受けるイグニスも珍しいけど………あたしは一切ゴメンだわーそんなの」

「ほほほほほ!!」

メアト
「ふぁ〜、朝から晩まで準備準備でだるい………もう寝よ………」



「ほほーー!!ホホホホーーー!!」

メアト
「うっさい!!!」

メアト
「さっきから何よ!!」

「お前………寝ようとしたな!!俺の前で………寝ようとか考えたな!!」バサッ!!


メアトの前に、鮮やかで大きな梟が飛び出す!!

メアト
「誰あんた」

「俺の名は………バロロバルル!ハンター共は【夜泣鳥】と呼んでいる!!」

バロロバルル
「それよりお前、今から寝る気だな!?」

メアト
「あたしは朝から働かされてクタクタだしもうこんな時間だから寝るに決まってるじゃない」

バロロバルル
「寝る、寝る寝る寝る寝る寝る寝る!!!寝れるやつが気に食わない!!」

バロロバルル
「くらええええ!!」

メアト
「ぎゃああああああ!!」

バロロバルルは口から催眠音波を放つ

メアト
「何するのよ!!」

バロロバルル
「はははははは!!じゃあな!!」



バロロバルルは満足気な顔で空へと消えていった


イグニス
「メアト!なんの騒ぎだ!」

メアト
「あ………あいつよあいつ!!あの変な鳥があたしに何か掛けてきた!」

イグニス
「あれか………くっ、遠すぎる」

イグニス
「それに今夜はもう遅い、翌朝また報告してくれ」

メアト
「分かった、じゃあたしはもう寝るわね……おやすみー」

イグニス
「ああ、おやすみ」



イグニス
「………………」

イグニス
(なんだ?妙な胸騒ぎが…………)


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〜次元層〜

メアト
「はぁ〜、散々だった………やっと寝られる………」

メアト
「っと、おやすみ〜」







1時間経過。


メアト
「今日はやけに寝つきが悪いわね………」



3時間経過

メアト
「あ、…………あれ? 」






チュンチュンチュン



ジーン
「うーん………なんていい天気、青空を見ていると清々しい気分になる」

クー
「イベントにはもってこいの快晴です!」

ジーン
「クー、今回は1回のミスも許されない………スタッフとして全力で取り組むぞ!」

クー
「了解です、ジーン様!!」


メアト
「おはよ〜………」

ジーン
「おはようございます………って、どうしたんですかメアト、その顔」

メアト
「今日徹夜してたのよ………」

ジーン
「徹夜?メアトが?天候変わらないといいですが」

メアト
「あたしだって好きで徹夜したんじゃないのよっ!!!」



メアト
「あっ叫んだら頭痛が………あー………しんどい………」


ジーン
「これは………雨どころか、嵐の予感がするな………」

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