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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 55ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 スマブラ スマブラ戦記シリーズ メイドウィン小説の原初
*42*
Miruraさん
設定どうもありがとうござます
なんとか上手く使っていきたいです
...
ピッフィー
「ほぇー、親はイギリス人なんやな」
レミ
「育ちはずっと日本ですけどね」
ピッフィー
「ええなぁイギリス、確かイギリスってドデカい時計塔あったなぁ、確かビッグバンとかいう」
レミ
「それを言うならビッグベンです」
ピッフィー
「ああそうだったかすまんなぁ」
白太郎
「よぅ、お前達」
レミ
「こんにちは白太郎さん、こっちは稽古が終わったところです」
ピッフィー
「そっちは用事終わったんか?」
白太郎
「まぁ、ね...で、おじさんに聞きたいことって?」
ピッフィー
「F.D.Xの二人組や、どこまで掴めてる?」
白太郎
「ああ、そうだねぇ...この世界のF.D.Xの幹部は兄妹なんだよ、名前は『桜井一(さくらいはじめ)』と『桜井二葉(さくらいふたば)』」
レミ
「兄妹なんですか?」
白太郎
「いや知らない、名字が同じだから兄妹かなぁって思っただけ」
ピッフィー
「そういや前の世界におった七夜って奴も名字が桜井やったな」
白太郎
「へー、1から7までって事かな」
レミ
「ルオさんによると喧嘩ばかりしているそうですが」
白太郎
「うん、あの兄妹は【桜井カービィ論争】をしているんだ。」
レミ
「それは一体?」
白太郎
「おじさんが子供の頃ぐらいの話だけどね、現実世界の方の桜井さんがゲームを作った、それがあの【星のカービィ】」
白太郎
「まぁ、後々になって桜井さんが関わってないカービィも作られたんだけど、その後色々とモメにモメてファンが『桜井派』と『非桜井派』に別れちゃったの」
ピッフィー
「まるでキノコとタケノコのアレみたいやな」
白太郎
「俺が調べたところ一は桜井派、二葉は非桜井派みたいだった。」
レミ
「カービィでそんな事があったなんて....」
白太郎
「まぁ今は聞かないけどね、桜井さん独立したし」
レミ
「うーん...今ので作戦とか浮かびますか?」
ピッフィー
「互いを煽って自滅させたいところやが、ルオは肝心なときに息ぴったりとか言うてたからなぁ、結構手強いかもしれへんで」
白太郎
「まぁFEifはスマブラに関わってるから破壊される心配ないと思うし、ゆっくりでも良いだろう...」
ピッフィー
「....ん、白太郎、なんか服の中から何か見えとるで...草履か?」
レミ
「あ、もしかして懐に入れて暖めてたんですか?」
ピッフィー
「なんやそれ?」
レミ
「豊臣秀吉は信長の足が冷えないように、懐に草履を入れて暖めてたと言われているんです」
ピッフィー
「ほー、すごい思いやりやなぁ」
白太郎
「それじゃあ失礼...」
ピッフィー
「さて、どうにか作戦を練ってみるか。」
レミ
「はい!」
~客室~
ルオ
「白太郎さんがそんなことを...」
ピッフィー
「マスター・サトルから資料をもらったで、桜井の作ったカービィとそうでないカービィのまとめや。」
レミ
「F.D.Xでも喧嘩とかするんですね....」
ピッフィー
「スマブラ大好き集団かと思ってたが、そうでもないみたいやしなぁ」
オボロ
「ん、何この紙。」
ピッフィー
「ああすまん、作戦会議中だったんや。」
オボロ
「へぇ、それは順調なの?」
レミ
「全然...」
オボロ
「そう...ところでさ、私の草履知らない?」
ルオ
「草履ですか?僕は知りませんけど」
ピッフィー
(草履って...まさかなぁ)
レミ
(そ、そうですよね...流石に)
ルオ
「その草履はどんな見た目なんですか?」
オボロ
「巻(まき)っていう下の部分に紅葉の模様が着いているの、タクミ様に買ってもらった特別な物で...」
ピッフィー
(紅葉、ついとった?)
レミ
(ついてました...)
ピッフィー
(アカン...)
ピッフィー
「....な、なぁ、オボロ、ワイその草履知っとるわ」
オボロ
「本当に?どこにある?」
ピッフィー
「白太郎がな、もっとった」
オボロ
「は?」
ピッフィー
「懐に入れて暖めてた」
ルオ
「えっ」
オボロ
「....ねぇ、冗談キツいんだけど」
ピッフィー
「い、言うても冗談ちゃうし...」
オボロ
「ねぇ、冗談でしょ?ねぇ、タクミ様が私のために買ってくれた草履をあのオッサンが懐で暖めてた?」
ルオ
(ゾクッ)
オボロ
「あいつ今どこいる?」
ルオ
「た、多分外かと」
オボロ
「.....そっか。」
ガララッ、ピシャッ!!
ルオ
「こ、怖かったです...オボロさん凄い顔してましたね...」
ピッフィー
「ああ、魔王みたいな顔しとったな」
レミ
「ど、どうしましょう...このままじゃ白太郎さんが....」
ピッフィー
「いや無理やわ、自分の靴がおっさんの懐で暖められてたとか知ったらワイがレディーだったらぶっ殺したくなるわ」
ルオ
「完全にあの人の自業自得だしなぁ...」