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スマブラ戦記 ~嗚呼任天堂よ永遠なれ~(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 55ページ)
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*43*

『翌日』

ルオ
「た、大変です!白太郎さんが牢獄に入れられたようです」

レミ
「やっぱりあの草履、オボロさんのだったんですね....」

ピッフィー
「ああ、とっくに噂になっとるで....」

オボロ
「あんた達、リョウマ様がお呼びよ。」

ピッフィー
「あのオッサンめ、とんでもないことをしてくれたなぁ....」

~玉座~

リョウマ
「これは一体どういうことだ?」

ルオ
「申し訳ありません...」

リョウマ
「我ら白夜王国はあの二人組を追い払ってくれると言うから異界の者を招いたが...このような騒ぎを起こしてくるとは。」

ルオ
「.....」

ピッフィー
「なぁルオ、白太郎があんな風だったってのは?」

ルオ
「知りませんでしたよ...白太郎さんはあまり僕と関わらずにブツブツ言ってましたから...」

リョウマ
「.....」

ピッフィー
「なぁ、お願いや王様、白太郎の事はどうしてくれてもかまへんが、ルオだけは見逃してやってほしいんや」

ルオ
「いえ、バディをちゃんと見ていなかった僕にも責任が...」

レミ
「ルオさん...」

リョウマ
「お前達は奴とは関係が薄いようだな...なら、条件を出す。」

ルオ
「条件?」

リョウマ
「タクミ。」

タクミ
「はい、リョウマ兄さん...」

ルオ
「タクミ様、この件に関しては本当に...」

レミ
「あの、オボロさんは...」

タクミ
「かなり傷付いていたよ、無理もないだろう...僕だって他人の懐に草履を入れられるのは生理的に無理だ」

ピッフィー
(完全に嫌がらせと思っとるなこれは...)

レミ
「それで、条件と言うのは?」

タクミ
「牢獄に入れられた白太郎なんだが、あんな事をした理由を聞いても吐かないんだ。」

リョウマ
「お前達には、こんな事を起こした原因を付き止めてほしい、それが出来たらお前達を見逃す、明日の朝が期限だ。」

ピッフィー
「分かった、必ず突き止める!いくでレミ!ルオ!」

レミ
「あ、はい!待ってください!」


.....


レミ
「そうはいっても...アテがあるんですか?」

ピッフィー
「ない!やからマスター・サトルに頼んでみるんや...白太郎の持ち物を」

ルオ
「何故そんなことを?」

ピッフィー
「前にニポンのドラマで見たんやが遺留品がカギを握ってること多いんやで」

ルオ
「遺留品ってまだ死んだわけじゃないんだから....」

ヒナタ
「ああお前ら...」

レミ
「オボロさんとヒナタさん...」

オボロ
「あいつね、私の草履で懐に入れてた他に余罪があったの」

ピッフィー
「マジかいな...」

オボロ
「私が畳んだはずの着物がぐちゃぐちゃだったり、布団がやけに生暖かったり、手紙がかなり届いたり...」

ピッフィー
「うっわ...」

オボロ
「しかもね...」

ピッフィー
「まだあるんか!?」

ヒナタ
「あいつね、あの二人組から送り出されたスパイだって言ってんだよ、お前らも。」

レミ
「....えっ」

オボロ
「だから早めに逃げといた方がいいわよ、貴方達のためにも」

ピッフィー
「いや、実はな...」

....

ヒナタ
「リョウマ様とタクミ様がそんな事を...」

ピッフィー
「なんか心当たりあらへんか?」

オボロ
「ない、私あのおっさんに恨まれるような事したつもりはないし...」

ピッフィー
「せやろなぁ...あんたもレミと同じでええやつだもんなぁ」

オボロ
「そいつはどうも」

レミ
「どうですかピッフィーさん?白太郎さんが何故あんなことしたのか分かってきました?」

ピッフィー
「う~ん、分かってはいるんやがそれを証明する決定的な物があらへんからなぁ」

ルオ
「ピッフィーさん、マスター・サトルから白太郎さんの現実世界の持ち物が客室へと!」

ピッフィー
「よしきた!急ぐで!!」

レミ
「あっ、待ってください!」

ヒナタ
「...追いかけてみるか?」

オボロ
「...ええ。」


~客室~

プーン

ピッフィー
「くっっっっっさ!!ハエ飛んどるやんけ!!」

レミ
「こ、これは持ち物というよりも...」

ルオ
「ゴミの山...後で燃やしておかないと。」

ヒナタ
「本当にこの中にあるのかよ...」

ピッフィー
「...あるといいなぁ」

『あーくっさ!!ゴミ袋あっちやるであっち!』

『後でスズカゼ呼んで爆炎手裏剣投げてもらうか』

『なんてダイナミックな焼却処分...』

【五分後】

ルオ
「ピッフィーさん、これ!」

ピッフィー
「お、何かあったか...こいつは、【ニンテンドー3DS】やんけ...」

レミ
「カセットが刺さってますね、これは、【FEif白夜王国】...」

ルオ
「この世界その物となったソフト...」

ピッフィー
「電源は入るか?そいつのデータを確認してみるんや」

オボロ
「一体何の話をしてるの?」

ヒナタ
「俺達にも説明してくれよ!」

レミ
「後で一通り話します」

ルオ
「....どうですか?」

ピッフィー
「....これや、決定的な証拠を手に入れたで!さっそくあの王様に報告するで!」

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