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スマブラ戦記 ~嗚呼任天堂よ永遠なれ~(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 55ページ)
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リョウマ
「原因が分かったと?」

ピッフィー
「ああ、その前にワイらの事について話さないといけないんやが...よろしいでしょうか?」

タクミ
「構わない」

ピッフィー
「ワイ、レミ、そしてルオと白太郎はそちらの言う通り違う世界から来た...そちらはワイらの世界を知らない、しかしワイらはそちらの王国を知ることが出来る。」

タクミ
「どういうことだ?」

ピッフィー
「ワイらはそちらの世界に分身を作る事が出来るんや、分身を動かして王様達と触れ合ったり、共に戦ったり出来る。」

リョウマ
「俺達の国にそちらの分身が...一体何者なんだそいつは?」

レミ
「リョウマ様達がよく知る人物です、かつて戦争を引き起こし、戦争を終わらせたもの」

タクミ
「...まさか、カムイ兄さんの事か?」

ピッフィー
「せやな、『カムイ』はワイらの分身として動くんや...あくまでワイらの干渉した世界の話や、そっちのカムイ王子は誰の分身でも無いくらい本物だから大丈夫やで。」

リョウマ
「つまり、俺達が知るカムイとは別の存在がいる、ということか?」

レミ
「ええ、その『カムイ』は世界によって様々な姿になり、様々な性格をしています、時には女性の時もあります。」

タクミ
「だんだんカムイ兄さんの事が分からなくなってきた...」

ピッフィー
「...で、白太郎が見てきた『カムイ』の話をする前に、王様達から見た『カムイ王子』の話を聞かせてほしいんや」

リョウマ
「カムイはここ白夜で生まれ、暗夜で育った...そしてカムイは戦争時我ら白夜と共に戦う道を選んだ」

ピッフィー
(FEifはやったことないが、あらすじにあったストーリーとほぼ同じ展開やな...)

リョウマ
「カムイは...いい弟だ、力も知恵もあり、守るために剣を振る優しさだってある」

タクミ
「僕たちの大事な家族...」

レミ
「....あの、無礼を承知で聞きますが、カムイさんはご結婚は?」

タクミ
「しているな、確か相手は...」

リョウマ
「セツナという女性だ。」

レミ
「....」

タクミ
「何故、カムイ兄さんの事を?神居白太郎が騒動を起こした原因を知りたいと...」

ピッフィー
「本題に移るで、ここからは白太郎が動かしてきた分身である『カムイ』の話。」


ピッフィー
「実は今まで話してきたことは白太郎のカムイにも当てはまるんや」

タクミ
「なに!?」

リョウマ
「何だと!?」

ピッフィー
「一つだけ違うところがある、それはな、白太郎カムイのヨメがオボロだということや。」

タクミ
「オボロが!?」

ピッフィー
「さっきオボロから聞いた白太郎の余罪、部屋への侵入、盗難」

ルオ
「そして僕らの世界の歴史には、上司の足が冷えないために草履を懐で暖める人がいて...」

タクミ
「つまりあの行為はオボロに対する嫌がらせではなく、オボロを思って...だとしても気持ち悪いが。」

ルオ
「つまりです、白太郎さんは...オボロさんを愛していた、愛していたからこそあのような事を...」

タクミ
「ま、待て!オボロを愛していたのは白太郎が動かしている分身のカムイ兄さんだろう!?」

リョウマ
「....まさか、奴は自分がカムイになったとでも思っているのか?」

ピッフィー
「カムイはワイらから見て劇の【主役】みたいなもので、代わりのない存在であり、自分その物や。」

ピッフィー
「いわば劇の世界に入ってきたものなんや、白太郎にとってカムイは自分であり、自分はカムイなんや。」

タクミ
「ふざけた奴め....」

リョウマ
「...だが、この推理はまだ空論に過ぎない、本人が認めない限り...」


ヒナタ
「た、大変ですリョウマ様!白太郎が脱走しました!!」

リョウマ
「何だと!?白夜兵はどうした!?」

ヒナタ
「そ、それが突然竜の姿になって...」

タクミ
「...カムイ兄さんと、同じ力を」

ピッフィー
「あいつ...任天堂戦士の力を悪用して...」

ヒナタ
「それで、看守がさらわれて...」

リョウマ
「今日、看守をしていたのは誰だ!?」

タクミ
「....オボロです....」

レミ
「オボロさんが危ない!!」

ルオ
「ヒナタさん!白太郎さんは一体どこに!?」

ヒナタ
「方角からして、暗夜との国境だと思う!」

ピッフィー
「コバルオン!!」

(バーン)

コバルオン
「話は全部聞いてたよ!さぁ、乗って!」

ピッフィー
「ワイにはダッシュがあるから、レミが乗るんや!」

レミ
「はい!」

タクミ
「...リョウマ兄さん。」

リョウマ
「ああ、行ってこい。」

ルオ
「タクミ様も一緒に行かれるのですか?」

タクミ
「ああ、構わないか?」

ピッフィー
「ワイらは構わへんで!さぁ行くで!」

コバルオン
「はい、よぅ!」

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