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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 107ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 MM○○中 鬼タイジ 先にD-7推奨
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*79*
剣
「………それから僕とカーレッジは暫く会わなかった」
たくっちスノー
「初耳だよそんなの………」
剣
「カーレッジにとってはいい思い出じゃなかったと思うからね…………私にとってもだけど」
霊歌
「それで、別れてからは何があったの?」
剣
「…………………聞きたい?予想はしてたけど私結構酷い目にあったよ」
霊歌
「あっ、無理して言わなくてもいいの、ごめんなさい」
剣
「あっ、ねぇ貴方………私より後の時代の、メイドウィンって人と知り合いなんだっけ?」
葉月
「え?ええ…………まぁ」
剣
「その人の事知りたいな、カーレッジの大事な人なんだから」
…………
ジルトー
「魔法は嫌いじゃが………黒影剣の事を嫌いにはなれなかった」
ジルトー
「あいつは大人になり、魔法のあり方を変えようとした、例え自分が傷ついても………誰より不幸になっても………」
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ジルトー
『お前……なんだ、その姿は』
剣
『………あれ?その声ジルトーさん、かな………ごめん、上手く見えなくて………』
ジルトー
『その右目は、体は、家の傷は……一体、何が……』
剣
『…………言う通り、だったよ』
剣
『魔法は………幸せにするだけじゃない、大勢を不幸にもしている………』
剣
『ジルトーさんも……僕が、魔法なんか、願ったせいで………』
剣
『ごめんね』
ジルトー
『違う!!!』
ジルトー
『オレは………オレはただ、あのふざけた魔法使い共が許せなかっただけだ!!』
ジルトー
『お前にこんなことをさせるつもりはなかった!!』
ジルトー
『魔法がお前を不幸にするなら俺が科学でお前を幸せにする!!』
ジルトー
『俺が誰も傷つかなくていい世界を作ってやる!!その為ならどんなことだってやってやる!!』
剣
『…………ジルトーさん……………』
ジルトー
『お前、器官どこまでやられている!?まず義眼を作ってやるからゆっくり教えろ!!』
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ジルトー
「ネガイワールドのたくっちスノー、雪を見て………ワシはあの時の剣の事を思い出してしまった」
ジルトー
「……………彼らには……生きて、幸せになって欲しい」