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*19*
「お冷です」
「お茶用意します」
雪
「ありがとう、25人いるからもうちょっと多めにお願いね」
エイジア
「うわっ!?たくっちスノー沢山いる!?」
Konakun
「ん、なんやなんの騒ぎや?」
‥‥‥‥
Konakun
「ああ‥‥‥‥そういえばあの騒動を知らん人って結構おったな」
雪
「私たち的にも結構タブーにしてる事だからね‥‥‥」
エイジア
「こ、これは‥‥‥‥?」
雪
「【量産型たくっちスノー】‥‥‥‥監理局の人間が、記憶をリセットした私を元に生産したマガイモノだよ」
雪
「‥‥‥なんというか、雑用係のようなマガイモノだよ、前からなんでも出来るのが特徴だよ」
エイジア
「なんでも?」
シュンP
「それってヒューマギアみたいな?」ガタッ
Konakun
「うおっ、おったんか」
シュンP
「たまたま散歩してたら量産型たくっちスノーなんて言葉が出てきたものでな」
雪
「そう、なんでもだよ‥‥‥‥その上マガイモノだから不死だ」
雪
「それを売り物にして時空にばらまいた事があったらしくて‥‥‥それでたくっちスノーは監理局を忌み嫌ってるんだ」
シュンP
「そんな事があったのか‥‥‥‥」
エイジア
「じゃあ、こいつらは?」
雪
「監理局が無くなったあと全員が私と一緒に働きたいって言い出してね‥‥‥全員は入らないから交代制で助けて貰ってるんだ」
雪
「ちなみにこの子が【白百合】でこっちが【牡丹椿】」
シュンP
「どれも同じに見える‥‥‥‥」
雪
「そうかな?結構個性あるけど」
Konakun
「てか、白百合と牡丹椿てあの名前やん」
雪
「うん、皆が与えてくれた私の名前‥‥‥それら一つ一つを、量産型にあげることにしたんだ」
雪
「いい名前だよ………【私たち】の、大切な名前」
…………
たくっちスノー
「量産型たくっちスノーは、決して【量産型】なんて軽いモノなんかじゃない、みんなが皆【宅地雪】のようなかけがえのないマガイモノなんだ」
たくっちスノー
「監理局を作れば………また権威にかまけて雪を利用するクズや、親父みたいなズルの才能しかない奴が現れちまう…………」
たくっちスノー
「だから…………二度と時空監理局(カンペキ)なもんは作らねぇんだ!!」