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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 44ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 逃走中 魔石商編 MM○○中
*27*
たくっちスノー
「しめろぉ!!窓閉めろ!!」
たくっちスノー
「扉も開けるな!!離れるまでここに立てこもるぞ!!」
もう逃走中どころではない位大パニックが始まった
世界に来て早々おぞましい物を見てしまった逃走者達は怯えたり、震えたり、叫んだりと阿鼻叫喚だった
ベルント
「アンジェがあ………アンジェもどきがああああああああぁぁぁ!!」
スピードワゴン
「オエーーっ!!気持ち悪い物見ちまった!!」
Konakun
「SAN値10位減ったわ………」
エイジア
「神話生物に遭遇した時並だぞソレ………」
だが悲運はここで終わらない、地面に付いた時空列車の窓を先程のアンジェのような何かが叩きまくる、まるでゾンビ映画のワンシーンのようだ
アンジェ
「あたしもう狂いそう」
シンシア
「わたくしも狂いそう 」
ミシェル
「これは夢だこれは夢だこれは夢だ………」
たくっちスノー
「くそーーーっ!!離れろオラーーーーっ!!」
たくっちスノー
「アブノーマリティ解放!クラスは【HE】!!」
たくっちスノー
「世界に顕現せよ!【無名の胎児】!!」
たくっちスノーは時空の渦を開け、空から列車の上へ毒々しい色をした大きな口を持つ怪物を落とす
たくっちスノー
「使うのも超嫌な奴だが今はコレしかねぇ!」
たくっちスノー
「みんな、耳をふさげ!!」
無名の胎児
【おぎゃああああああああああああああああぁぁぁ!!!!!!!!!!】
怪物は赤子のような声で叫んだ、音波が流れるほどに、耳を劈く程に……強く、強く、耳障りな程に、泣き叫ぶ
そんな大声に人間が耐えられるはずもなく、周囲の人間が離れていく
メイドウィン
「奴らが離れてった!」
アンジェ
「それはいいけどこの声なんとかならないの!?」
たくっちスノー
「再収容!!」
たくっちスノーが指を鳴らすと、怪物はケースに閉じ込められて渦の中に登り、消えていった
たくっちスノー
「はー、後でオフィサーひとり餌にして宥めるか」
エイジア
「い、今のは………」
たくっちスノー
「アブノーマリティ、俺が新しく作れるようになったマガイモノメイカーだ」
たくっちスノー
「俺が作ってるのは【専用の檻】だけどな」