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MM逃走中 〜走れよアンジェ彼方まで~【完結】
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 44ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 逃走中 魔石商編 MM○○中 
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10~ 20~ 30~ 40~

*28*

アンジェ
「…………な、なによ、これ」

列車を降りて、世界に降り立った………しかし、それでもまだ震えは止まらない

街もテレビにうつるCMも、近くの店も、広告も、全てがアンジェ、アンジェまみれだ

シンシア
「どこを見てもアンジェ………」

ベルント
「思わずシンシアの脳内に入ったのかと思ったよ」

アンジェ
「なによこれ………あたしまみれ……こんなの聞いてない………」

エイジア
「服も女物ばかりだ」

Konakun
「グッズも全部………」


「………ねぇ父さん、この世界って急に発展した、って言ってたよね」

メイドウィン
「そうだな、聞かれるまでもなく原因は」

メタルメイドウィン
「こいつだろうなー」

カーム
「もうどれがどんな店なのかさっぱり分かんなくなってきたぞ」

霊歌
「でも結構キラキラしてて綺麗な世界ね………住民以外は」

ベルント
「やっ、やめて!!アレを思い出させるのはもうやめて!!」

アンジェ
「あれはあたしでもトラウマになるわよ…………」

シンシア
「ここ数時間近くの記憶を吹っ飛ばしたい」

Konakun
「なんでワイら始まってもいないのに精神的に苦しんでるんやろ………」

リーン
「おいゲームマスター!どこだ出てこーい!洗いざらい説明して………」


「ごきげんよう」

赤い渦から人間が降り立ち、ハンターの檻を投下しながら紅茶をすすりドーナツを無から作って放り投げる

アンジェ
「え、ちょっと?」

「好きなんでしょ?ドーナツ」

アンジェ
「え、ええ……ありがとう」


「改めて、ワタシはレッドハート社新社長、庵樹里華(アンジェリカ)・ローゼン・アルカスタイン」

庵樹里華
「アンジェとお呼び」

シンシア
「誰が呼ぶか!!(ガチギレ)」

ベルント
「………やっぱりこの人もアンジェの格好」

ベルント
「ていうか、新社長?前のあの人はどうしたの?」

庵樹里華
「退任してもらいました、さて……私が社長になった記念として逃走中を開始しました、このアンジェによるアンジェの為の、アンジェが好きな物たちによる世界で、逃走中を行ってもらいます」

アンジェ
「………あたし、ここまでされる覚えないんだけど」

庵樹里華
「もっと喜ぶべきよ?」

庵樹里華
「さて、今回のゲームは【独自能力】有り、ハンター、または逃走者に危害を加えなければ逃走時含んで好きな時に好きな能力を使っていいです」

たくっちスノー
「え、いいの?」

メイドウィン
「ま、今回逃げやすくなる能力持ってるやついねぇからな」

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