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MM逃走中 〜走れよアンジェ彼方まで~【完結】
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 44ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 逃走中 魔石商編 MM○○中 
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98:47

逃走中の舞台で唯一逃走場所として許された建物が、ちょうどアンジェの入っていったアンジェデパートである

メイドウィン
「ストロベリーブロンドの毛染スプレーとウィッグ、真紅色のアイコンタクト、例の服」

Konakun
「一通り揃ってるんやな………」

メタルメイドウィン
「野菜や果物もどことなくアンジェに似てる気がするな」

エイジア
「いや気持ち悪いわ」

メタルメイドウィン
「さて、1億円どうする?」

エイジア
「俺は無理して狙わない、そもそも成功できるかも分からないんだからな」

Konakun
「ワイもや、1億もええけどここは安定を取るで」

メイドウィン
「メタルメイドウィンはどうする?」

メタルメイドウィン
「アンジェの生き様がルールらしいからな………アンジェのこれから次第だろう」

エイジア
「どういうことだ?」

メタルメイドウィン
「気づいてないのかい?」






メタルメイドウィン
「アンジェは何か抱えてこんでいる【闇】がある、たくっちスノーにもらった設定と比較して多少はマシになっているが、彼女の問題は解決していないんだよ」

メイドウィン
「やみぃ?」

Konakun
「………なんや、それ」

メタルメイドウィン
「俺もそこまでは………けど、このゲームの鍵を握るのはアンジェだ、だから俺はアンジェの情報を皆に提供することに【協力】を惜しまない」

メタルメイドウィン
「それが俺の独自能力ってモノだし」

Konakun
「了解………お、来おったで」

Konakunは4回の窓から景色を眺め………アンジェを追いかけるために集まってきた民衆たちを見る

エイジア
「始まって早々だが、逃走者に酷いことするかもしれない住民は………」

メイドウィン
「こういう手で分からせるしかねーよな………」

Konakun
「………ほんまにやるん?」

メタルメイドウィン
「我々はアンジェを助けるために彼らに抵抗するのではありません、ゲームの邪魔をする可能性がある時に抑え込むのです」


メイドウィン
「逃走中の平穏とついでにアンジェを守っちゃおうの会、略してTAMの始まりだ!」

Konakun
「…………そういや、ハンターはどこら辺におるんや?」

メタルメイドウィン
「反応があるから既に動き出しているはずだよ、数は4体」

そう、ハンターは既に動き出している……

彼らが滞在しているデパートの中にも、1人…………

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