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MM逃走中 〜黄金伝説と昆虫の島〜『完結』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 90ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 MM○○中 逃走中 魔石商編 
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*14*

たくっちスノーは数を数えながら次の世界を確認する

たくっちスノー
「これで全員か?」

のび太
「うわー、結構集まったねぇ」

ローズマリー
「色んな世界を飛び回って、これだけの人間が集まったんだ」


「…………うおおおおおおお!!待たんかいいいいい!!」

と、その時、列車の後ろから叫び声が!

たくっちスノー
「な、なんだ!!!?」

ゴン太
「今、後ろの方から声がしたよ!」

億泰
「…………お、おい見ろっ!なんか走ってるぞ!!」

仗助
「何………ほ、ほんとだ!列車の後ろを人間が追いかけてる!人間業じゃねぇっ!」

たくっちスノーは追いかけてる男に覚えがあった

たくっちスノー
「と、止まってくれ!!しまった、星谷ピッフィーの事忘れてた!!」

………

列車が止まり、ピッフィーが時空の海を水蜘蛛のように走り抜けて扉へ飛び抜いていく

ピッフィー
「たくっちスノー!ワイを忘れてリアルワールドを出発なんてあんまりやろ!!」

ピッフィー
「ワイここまで走ってきたんやで!?」

たくっちスノー
「いやーごめんごめん!すっかり忘れてたよ!」

幻徳
「全くこいつは………」

ピッフィー
「……おー!ごっつうええメンツ集まっとるやん楽しみやわ」

たくっちスノー
「とはいっても、まだ始まってすらいねーけどな」

【次はバリアフリー・ポーチ社、バリアフリー・ポーチ社、ここから回送列車となります、お乗り換えをなさってください】

たくっちスノー
「ここから乗り換えか」


………

逃走者達はたくっちスノーを先頭にバリアフリー・ポーチ社へと入っていく
会社の中はビオトープや自然のビデオで溢れ、周りには動物の入ったガラスが至る所にあった

のび太
「うわー、動物がいっぱい!」

ゴン太
「虫さんもいるよ!」

英雄
「ここは一体?」

幻徳
「バリアフリー・ポーチ社、環境保全活動を行っている企業と書いてあるが」

たくっちスノー
「そ、そして今回の逃走中の企画者。」

億泰
「そういやぁよ、あんたら社長に呼び出されていたんだろ?会いに行かなくていいのか?」

アントマン
「あ、それもそうだな………どうする?俺たちだけ離れるか?」

スパイダーマン
「ここに居ようよ、皆が大変なことになったらすぐ守れるようにさ」

「やぁ、来てくれたんだアントマン、スパイダーマン………そして逃走者の皆」

たくっちスノーの目の前から、緑色の髪をした女性が1歩ずつ階段をおりてくる

たくっちスノー
「………嘘だろ?お前、なのか?まさか………」


「初めましてだね、わたしはここ、グローバル・ポーチの社長をしている………皆からは【かばん】と呼ばれているんだ」


たくっちスノー
「お、お前………かばんちゃん、なのか………?」

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