コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 同居人は、旦那様。
- 日時: 2015/09/16 16:44
- 名前: 悠。 (ID: 0a987INq)
皆様、初めまして*
以前は違うサイトで小説を執筆させて頂いてました、悠。と申します。
今回こちらの方で活動させて頂くのは初めてで、とても緊張してます(
精一杯頑張らせて頂きますので、宜しくお願いしますっ*
*、ご注意
誠に勝手ながら、荒らしや成りすましは勿論の事パクリなども禁止させて頂きますがご理解下さい。
また、主は呼び捨てやタメOKですので気軽に声を掛けて下さいね!
更新はスローペースですが、温かく見てやって下さい(*´`*)
*、あらすじ
世界的に有名な会社のお嬢様と、これまた有名会社の跡取り息子。
そんな二人に訪れた、「政略結婚」という名の奇跡——!?
私なりに頑張るので、宜しくお願いします!
アドバイスなど、随時受付中なので是非どうぞ。
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- Re: 同居人は、旦那様。 ( No.46 )
- 日時: 2015/09/29 15:56
- 名前: 悠。 (ID: 0a987INq)
*、更新についてのお知らせ
皆様こんにちは、本日はお知らせがあります。
この前もお知らせしましたが、明日9月30日〜10月1日までお休みを頂くことになりました。
主は学生であり、課題や行事でなかなか更新ができない時があります。
今使っている機種のメンテもしたくて……((
自分勝手ですが、どうぞご理解くださいませm(__)m
- Re: 同居人は、旦那様。 ( No.47 )
- 日時: 2015/09/29 17:15
- 名前: 紬 ◆qiPqkmYC.c (ID: ZSw8dY6l)
紬(ツムギ)と申します、以前はコメントありがとうございました*
前一度コメントしたときから、更新する度にチェックしてました(笑)。
内容面白くて更新ペースも速いし、見習わなければ、ですね。
んー、身支度、とは? 理人くん一体どうしたの(
理人くん好きです、けど読めないですね分かんないす←
やっぱり理人くんのことが好きなんですかね……。
凄い切なくて展開が読めないので続きが楽しみです。
更新頑張って下さいね(´`*)
- Re: 同居人は、旦那様。 ( No.48 )
- 日時: 2015/09/29 19:38
- 名前: 悠。 (ID: 0a987INq)
*紬 さま
わわわ……コメント&訪問ありがとうございます!
内容なんて本当に屑です、暇人なので更新してるだけです(白目)
身支度、というのは後ほど説明させて頂きますね*
理人好きの方が現れたっ、同志です((
読めないですねえ、中々の猫系ですねえ←
切ない系、もっと極めたいです本当に苦手なので……(。´・ω・)
これからも精一杯頑張らせて頂きますね!
- Re: 同居人は、旦那様。 ( No.49 )
- 日時: 2015/09/29 19:48
- 名前: 悠。 (ID: 0a987INq)
* 第二十一話 【 説明 】
私が読んでいても明らかに「?」というか説明が足りないところがありましたので訂正を加え説明させて頂きますね。
1・ 多分身支度の直しをしてくれると——の場面【 説明 】
この文の前、茉彩の制服に理人が指を掛けるというシーンがあります。
茉彩は抵抗しますが、理人は受け入れてはくれません。
この状態で、茉彩は混乱状態に陥っていて、理人の「ごめん」しか聞き取れていませんでした。
本当はその後に、「無理だよ」と理人は言いましたが聞こえず。
謝罪の言葉と勘違いした茉彩は、皺のついた制服を直してくれると思った、という場面です。
これからは気を付けます、大変申し訳ありませんでした。
- Re: 同居人は、旦那様。 ( No.50 )
- 日時: 2015/11/07 16:59
- 名前: 悠。 (ID: 0a987INq)
【 第二十二話 】
あの古いアパートに帰り着くまで、いつもより数倍の時間がかかった。
溢れる涙をこらえることもなく、ただ、歩いていくだけ。
もう、理人のことが恋しくなって、傍に来て欲しくて堪らなくて。
でも振り返ってみても、そこに吹くのは柔らかな秋風。
何とかひどい顔を直して、アパートに入ろうとしたその瞬間(とき)。
一度聴いたことのある声が耳に届き、本能的に隠れてしまった。
「……っ、翼、」
「大丈夫だから……、な?」
声で、すぐに分かってしまった、翼さんと、古都さんだ。
古都さんは翼さんに抱きつき、今にも泣きそうな顔をしている。
翼さんは、苦しそうに、でも愛おしそうに顔を歪めて、抱きしめ返す。
私はその場に立ちすくみ、二人から背を向けた。
何故だか、理由なんて分からないけれど。
いつの間にか走りだしていて、空からは雨が降りだした。
さっきの光景がフラッシュバックして、酷く頭が痛む。
足が絡まり、その場に転んでしまう。
「——あの、大丈夫ですか!?」
「……っ、理人、……?」
「リヒト? うわ、凄い熱ですよ!」
視界の一番端で、焦茶色のきれいな髪がゆらゆら揺れた気がした。
さっきまでの意識が、遙か遠くに消えていく。
目を覚ましたのは、薄いミント色の病院のベッドの上だった。
目の前には知らない男の人がいて、驚いた。
「え、ちょ、え……!?」
「あ、熱があったので、とりあえず病院に運びました」
「はあ、ありがとうございます……」
「僕、志ノ夜 泪依(しのや るい)、っていいます」
私も適当に挨拶を交わして、暫くするとお父様とお母様が来た。
でもそこに翼さんの姿はなくて、胸が少し軋むような音が聞こえた。
お医者さんによるともう大分いいとの事で、私はアパートに帰った。
お礼をしたくて志ノ夜さんと連絡先を交換して、別れた。
夜の空は綺麗に輝き、月の青白いヒカリが街を照らす。
あんなに溢れていた涙はもう引っ込んで、代わりにため息が出た。
今にも消えてしまいそうな街灯の傍にある、このアパート。
この頃は、ここに帰ってくるのが少し楽しみだったのに。
「ただいま、帰りました」
「遅かったな、夕飯できてるぞー」
「今日限りで、出ていきます」
「———は、」
翼さんの一言に被せるように吐き捨てて、玄関ドアを閉めた。
本当は泣きそうになっていたけど、隠すように顔を隠す。
今なら——、今、止めてくれれば。
迷いなく、ここに残ると言おう、今、この瞬間なら。
「ああ、勝手にしろ」
胸に溜まっていた気持ちが鉛のように重くなり、沈み込む。
後ろの方から聞こえてきたのは、刃のように鋭く怖い彼の言葉。
窓から差し込む月明りがこの部屋を照らして、風が入り込む。
掌を強く握りしめて、奥の寝室に入ってしゃがみ込んだ。
(翼さんは、古都さんを——、)
(選んだんだ、)
煩わしいぐらいに、胸を廻りだしたこの気持ち。
どうしようもなく苦しくて、両腕で自分を抱きしめた。
携帯を取り出して、「理人」と画面に打ち込み出す人差し指。
でもそれは、もう、できないことで。
そのとき、携帯がぶるぶると震えだした。
急いで画面を覗き込むと、画面には「志ノ夜さん」の文字。
耳元に携帯を持っていくと、彼の低い声が響いた。
その優しさに、溜めていた涙が溢れそうになってしまった。
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