コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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中二病ストーリー 〜光と闇が交錯するとき物語は始まる〜
日時: 2014/2/09 18:24
名前: 闇の四天王ガーティアス (ID: 0vNNOux/)

コン━━━(*´ω`)ゞ━━━ニチワ〜ッス★
どうも静岡県のとある田舎町に住んでいる重度中二病の中二のスレ主のガーティアスと申します。
かなりの中二病な話なんですけど楽しんで読まれてくれたら幸いです。
みなさんの暖かいコメント待ってます!
よろしくね〜ヾ(●´ω`●)
主題歌はJanne Da Arc のメビウスです!!

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Re: 中二病ストーリー 〜光と闇が交錯するとき物語は始まる〜 ( No.5 )
日時: 2011/10/06 20:01
名前: 闇の四天王ガーティアス (ID: J3IiMF8v)

〜魔導格闘闘技場 会場内〜
「うっわぁ〜、すっごいたくさん人がいるよ〜!」
「おちつけアンディ、観戦客は人間じゃない。」
ご機嫌なアンディの水を差すようにフレッドはクールに言い放った。
「見透かす眼(ラスティスコープ)発動!」
フレッドはメガネを外し、力を解放する。
「!・・・やはり、あいつらはほぼ魔族や竜人族だ」
「へぇそいつぁ便利な能力だなぁ兄ちゃんよぉ」
アンディとフレッドの会話にジャックが紛れる。
「僕の能力のうちの一つ、見透かす眼は・・・」
「千里眼と透視眼の役割を果たすってーわけよ」
フレッドに割り込んだのは・・・
「ぼ、ボス!すぐ人の話に割り込むクセやめてください!」
「まぁまぁ、気にすんなってーわけよ」
フレッド、アンディの最も信頼する男、独立組織時の番人クロノスのボス、ザクスだった。普段気さくな彼だが次の瞬間、
「おい、フレッド、アンディ、そしてエリクシルの同志よ、ぜってー死ぬなってーわけだ。いいな!」
目つきが変わった。これは一つの戦争なのだ。


「ピンポンパ〜〜〜ン!ハイハイ!ミナサン〜〜〜!!これより我らが暗黒軍最強の7人四天王と三大魔将VS聖戦の守護者、時の番人のバトルトーナメントを開催イタシマ〜〜〜〜ス!!司会進行はこのワタクシ、変態仮面がお送りシマ〜〜ス!」
会場に歓喜が湧き上がる。
「いよいよだな・・・」
「ああ、おれたちなら勝てるさ。十年前と同じように」
エリクシルリーダーのアランが皆を勇気づける。

「ソレデハ、第一回戦の組み合わせは・・・でました〜!暗黒軍サイドからは・・・我らが三大魔将の一人、血塗られた狂戦士バーサクグラップことハーケンクロイツ・ルルー様VS聖戦の守護者エリクシル戦闘班総隊長ジャック・パネッティーアの対決デ〜〜〜〜〜ス!」

「おれか・・・アラン、初戦はいただいたな!任せてろ!」
ジャックは歩みを進めた。

「・・・い、いってくるね・・・」
ハーケンクロイツは怯えながら席を立った。
「全く彼の性質にはあきれてものもいえませんね。困ったものです。」
ゼクシオンが口を開いた。
「ウフフ・・・でもハーケンクロイツは実質魔将の中で最強だとウチは思ってるんだけどねぇ。あの子のあの強さ、ウチは、す・き・だ・ぞ★」
唯一の女性四天王リンダーマンがさらにつづく。

第一回戦 ハーケンクロイツVSジャック 試合開始!



Re: 中二病ストーリー 〜光と闇が交錯するとき物語は始まる〜 ( No.6 )
日時: 2011/10/06 20:01
名前: 闇の四天王ガーティアス (ID: J3IiMF8v)

「あ、あのさ・・・自分こういうの苦手なんだ・・・できれば手荒なことしないでくれよ」
ハーケンクロイツはびくびく怯えながら問いかける。
「あ゛?なにいってやがる。これは戦争なんだぞ。それにお前は暗黒軍を束ねている三大魔将の一人なんだろ。どういうことだ」
ジャックは弱気な相手を前に動揺を隠せない。ハーケンクロイツは自身の2倍の大きさを誇る大斧を構えているものの、鎧などの防具は一切身に着けていない。それどころか魔力が微塵も感じられないのだ。
「・・・そっちが来ないなら、こっちから行くぜ!!聖母の陽光マナライト!悪魔の落し物リザレクアルカナム!解放!!」
ジャックは腰に差していた二本の刀を抜いた。

〜観覧席〜
「あれは!ジャックのやつ一気に勝負をつける気か!?」
アランが愕然とする。
「あの二本の刀・・・なんなの?」
アンディが問う。
「聖母の陽光マナライト、その刀を手にしたものは聖なる加護を授かるだろうといわれる伝説の刀さ。対して悪魔の落し物レザレクアルカナムは名まえのとおり太古の昔に名を轟かした魔族が産み落としたといわれる呪われし刀。どちらも世界の秘境に封印されていたはずだけど・・・さすがジャックだね。まさか対峙しているあの二刀を同時に扱うなんて。」
メガネをあげながらフレッドは得意げに解説した。

「うおぉぉぉぉぉぉおぉぉぉ!!マナライトぉぉぉぉぉ!」
ジャックは鋭い光を帯びたマナライトでハーケンクロイツに飛びかかる。
「ひぃぃ、恐い怖い恐い恐い恐い恐い」
「なに!?」
ふざけながらもハーケンは全ての剣撃をかわしていく。
「ちっ、それなら!リザレクアルカナム!闇を削れ!!」
「あわわ〜、黒いのきたぁぁぁ〜」
グサッ。ハーケンの身体を刀が貫いた。ジャックは勝ったと確信した。しかし次の瞬間、
「あ゛あ゛あああぁぁぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁあぁぁぁ!」


観覧席 暗黒軍
「ウフフフ、やっちゃったわね。これで見られるわ、かつて先代四天王をたった一人で全滅させた戦士ハーケンクロイツの真の力を★」
「血塗れの狂戦士バーサクグラップですか。興味深いものではありますが、戦闘中に意識が飛ぶなんて論外ですね」
リンダーマンとゼクシオンだ。
「ウフフ・・・むごいこというわね、ウチは知ってるのよ★ハーケンは貴方が・・・」
「それ以上いわないでもらいたいですね!僕は純粋な探究心を埋めたいだけなのです。まぁ、彼には二つ名に恥じぬ働きをしてほしいですがね。」

「どういうことだ・・・ハーケン・・・おま」
ゴォォオォ!ハーケンは大斧でジャックを斬りつける。彼から意識は感じられない。
「ちっ意味わかんねーよ!二刀流光魔螺旋!」
二刀から螺旋状の渦が放たれる。すかさず回避するハーケン。
「光魔卍斬り!光風波!魔幻砲!光魔旋風!!」
ありったけの攻撃をハーケンにぶつける。大斧でガードするハーケン。「あいつ・・・意識飛んでから動きが変わった。!?速い、しまった・・・」
ドゴォォォォォ!ジャックは斧で叩きつけられた。

Re: 中二病ストーリー 〜光と闇が交錯するとき物語は始まる〜 ( No.7 )
日時: 2011/10/06 20:02
名前: 闇の四天王ガーティアス (ID: J3IiMF8v)

聖戦の守護者

リーダー アラン・アーカッシュ CV鈴村健一 
副リーダー ウェンディ・メルヴォン  CV能登麻美子
戦闘班総隊長 ジャック・パネッティーア CV中井和哉
治療班総隊長 リサ・ララマーシー  CV伊藤静

時の番人クロノス

ボス ザクス・M・ラディカル CV吉野裕行
ボス補佐 アンディ・ヴィンティミリア CV小見川千明
作戦参謀 フレッド・クリング CV櫻井孝宏

暗黒魔道軍

大魔王 レギオンハデス CV千葉繁

闇の四天王
第一魔皇 ガーティアス・ヴィヴィーク CV子安武人
第二魔皇 ゼクシオン・ストゥラウス CV福山潤
第三魔皇 ガルガトス・S・フェザリオン CV藤原啓治
第四魔皇 リンダーマン・グランダーチェ CV平野綾

闇の三大魔将
魔将 ハーケンクロイツ・ルルー CV杉田智和
魔将 銀狼 愛舞(ぎんろう いぶ)CV大谷育江
   銀狼 騎士(ぎんろう ないと)CV石田彰
魔将 Ms.Green. CV折笠富美子



ええと、キャラのイメージを強めるために自分なりにベストな声優でメジャーな方を当てはめてみました。
CV C=キャラクター V=ボイス

Re: 中二病ストーリー 〜光と闇が交錯するとき物語は始まる〜 ( No.8 )
日時: 2011/10/06 20:02
名前: 闇の四天王ガーティアス (ID: J3IiMF8v)

〜観覧席〜
「「ジャック〜〜〜〜!!!」」
「まずい・・・このままだと・・・」
フレッドは歯を食いしばる。

会場は静まり返っていた。数秒間の沈黙。一体どちらが勝ったのだろうか。
「グ・・・グァァォ!」
粉塵が治まり先に姿を現したのはハーケンクロイツだった。勝利の雄たけびをあげているのか苦しんでいるのかは分からない。

「そんな・・・ジャック・・・やだよ・・・負けちゃジャックらしくないよ・・・ジャックぅぅぅぅ!!」
リサが叫んだ。瞳から雫がこぼれる。





「はぁはぁ・・・おい、俺はいつ死んだことになったんだぁ・・・リサよぉ」
ジャックは片手でハーケンの大斧を支え、刀を構えていた。
「ジャック!!よかった!!がんばって!」
リサは満面の笑みを浮かべる。
「グアァァゴルゥォォォ!!」
ハーケンのMAXパワーの攻撃がジャックを襲う。
「くっ・・・へへへ、なぁハーケンさんよぅ、俺がなんで斧が武器という近距離戦闘タイプのお前さんにあえて俺も近づいて戦ったかわかるかい?・・・へへへ、それはな、最高で最強の一撃を確実にぶつける為さ!!!」
その瞬間、ジャックの持つ二本の秘刀マナライトとリザレクアルカナムは融合を始めた。まばゆいい光が会場を包んでいく。

「あれは!!?対立する属性の二本が融合だと!?
「始めて見る・・・あれがジャックさんの本当の実力・・・」
アランが驚き、無口なウェンディが初めて口を開いた。

「こいつらぁな、俺が和解させようと説得してもシカトするんだよ。だから開放して力を使えば活性化していうこと聞いてくれるんだ。だから時間がかかったってーわけだ。そしてほんの一瞬だけなら融合して一つになってくれるてことだ!いくぜ!!聖魔の失光刀リザレクライト!!!!!」
「グ・・グワアァァァァァアァァア!!」
神々しく輝く刀がハーケンを貫いた。バタンッ、彼は地に倒れこんだ。

「ハイハイ〜〜!第一回戦勝者ハ〜〜〜〜エリクシルの戦士ジャックパネッティーア〜〜!!!」

「ふぅ、くったくただぜ。」
「おっつかれ〜、私の治癒魔法で疲れ吹き飛ばしてあげるよ。大天使の息吹エルシーキュア」
淡い緑色の光が放たれジャックの傷が直っていく。
「おぉさすがリサだな。あんがとよ」


暗黒軍観覧席
「あ〜あ、やられちゃったわね〜★ま、しょうがないか。失敗作なんだし★」
「リンダーマンさん・・・さすがに口が過ぎますよ。味方内で殺しあっても我々に利益はでませんよ」
忠告するのはゼクシオンだ。
「ウチはそういうのも好きなんだけどね〜世界最強の軍団が内部崩壊ってのもやりつくされてる話じゃない★」
「・・・黙れ、小娘が」
ゼクシオンの目つきが鋭くなった。すさまじい魔力が放たれている。並みの魔法使いなら一瞬で塵と化すだろう。
「なによ・・・本当に闘る気?★」
リンダーマンも劣らずに魔力を放つ。そこへ倒れたハーケンクロイツを抱えて戻ったあのおやじが
「おい、おまえら落ち着け。ハデス様の前で失態を起こすなよ。」
「「おやじさん・・・」」
二人は闘志を抑えた。それほどに四天王の古株伝説のおやじガルガトスは大きな存在なのだ。


「ソレデハ、引き続き第2戦の発表デス!対戦カード暗黒軍四天王が一人暗黒魔道士ゼクシオン・ストゥラウス様VSエリクシル治療班総隊長 リサ・ララマーシー デス〜〜〜!」



Re: 中二病ストーリー 〜光と闇が交錯するとき物語は始まる〜 ( No.9 )
日時: 2011/10/06 20:03
名前: 闇の四天王ガーティアス (ID: J3IiMF8v)

「次はあたしか・・・みんな、がんばるよ!」
リサは明るく手を振り走っていった。彼女、リサ・ララマーシーは幼い頃、故郷の村を暗黒軍に襲われ両親を目の前で失った過去を持つ。深い負の感情にとりつかれた彼女を救ったのは聖戦の守護者リーダーのアランだった。
「リサ・・・君にこんな想いをさせたくはなかった」
アランは下を向いて呟いた。アランだけじゃない、みんな分かっていた。リサはとても心の優しい娘で戦争(たたかい)なんて好むようなひとじゃない。それでも・・・それでも彼女はみんなを助けたい想いでここまで来たのだ。気まぐれな同情は彼女のプライドを傷つける。これは彼女の戦いでもあり、光の戦士全員の戦いでもあった。

暗黒軍観覧席
「おやおや、もう僕の出番じゃにですか。楽しみは最後までとっておきたかったのですが。まぁ良いでしょう、完璧な勝利というものをみせてあげますよ、みなさん。」
ゼクシオンは歩みを進めた。
「ウフフ★それじゃ楽しませてもらうわ、貴方の戦い」
「油断は禁物だ、全力でかかれ」
リンダーマンは軽薄に振る舞い、伝説のおやじガルガトスは忠告する。



「やあ、僕の名はゼクシオン・ストゥラウス。四天王の第二魔皇です。貴女は?」
「・・・あたしはリサ・ララマーシー、エリクシルの治療班隊長を務めています。」
「ふぅん、かわいいね君。瞳の中に冷たい憎しみが視える・・・何かあったのかな」
ゼクシオン得意の心理話術だ。リサに動揺が込み上げる。
「あ・・・あたしは・・・・両親をあなたたちに殺されたの!だからあたしは・・・二度とその悲しみを生ませない為にここまで来たの!」
「そうか・・・やはり君だったのか・・・」
「へ?」
「十年前の決戦で君の両親を殺したのは他でもない。この僕だ。」
ゼクシオンから衝撃の真相が告げられた。
「え・・・・嘘だ・・・嘘だ嘘だ嘘だ!!両親を殺したのはフードの大男だった!お前じゃない!」
リサは叫ぶ。理性は失われているようだ。ゼクシオンが懐から一冊の本を取り出した。
「君の親を殺したのはこの男でしょうか」
ゼクシオンはとあるページを開くと本が輝き、立体映像が映し出された。そこにはあの大男が映っている。
「!!?その男が・・・・なんで」
「これは僕のコレクションのうちの一つでしてね、擬態トランスと呼ばれる魔法で僕がコレになっていたというわけです。まぁ人間や魔獣など種類は様々持っていますが生きたまま調印(魔法陣を書き込むこと)しないといけないのが難点ですね。拷問に近いですし、ハハッ」
「ゼクシオン・・・あたしはお前を・・・許さない!!天翔の風バーニア!」
リサの内なる闘志、決意が目覚めた。両足に風をまとい、空へ飛んだ。
「いきます!疾風コンボ!!座標指定スクウェアポイント!空間跳躍クロックジャンプ!一瞬の風フォローウィンド!これで決まれぇぇ!次元断キルディメンジョン!!!」

観覧席
「あれは!リサの最強コンボじゃねーか!」
「俺は初めて視るが、あのコンボは上手い!足に風をまとい空中に意識をめぐらせ、どこをどう飛ぶのかを寸分の狂いもなく座標を決定し、ピンポイントに跳躍、そして一瞬しか出せぬほどの強力な風で身を包み、空間を切り裂く大技次元断か・・・見違えたね、彼女」
フレッドは得意の解説をしながら微笑んだ。


「ふぅん、僕の予想を遥かに凌駕しているね君。さすがは曲がりなりにもこの闘技場まで辿り着いた一味の一員だ。でも・・・・この程度、僕の想定内さ!!!!」
ゼクシオンは本のページを変え、球体状のオーラのシールドを作り出した。リサの風をものともしない。
「そんな・・・あたしの最高の攻撃が・・・」
「まだだよ。このまま勝負を終わらせることもできるが君には特別にこのページを使ってあげよう。僕は完全で完璧な勝負を望んでいるのでね。召喚獣!いでよ!風喰らいの獅子!!」
ガァァァオオオオォォォ。一般的な獅子の10倍はあるだろう巨大な魔獣が現れ、リサの風を喰らう。
「きゃああぁぁぁあっ」
リサは空中から転落した。かなりのダメージだ。
「この魔獣は風が大好物でしてね、特に魔力を含んだ風なんて見せたら僕のいうことも聞かなくなるくらい扱いの難しい子ですよ、ハハッ」
ゼクシオンは軽く笑い、本を収めた。シールドと獅子は消失した。
「はぁはぁ、まだ、まだ戦える・・・あたしは、負けられない!!」
「悪あがきを。よしてください、貴女のような生娘をいたぶる趣味はありません。勝敗はつきました。審判、判定をどうぞ」
「カシコマリマシタ。第二回戦勝者ゼクシ・・・
「あたしはまだ戦える!!!大天使の息吹エルシーキュア!これで傷は完治したわ。かかってきなさい!」
会場がざわつく。ゼクシオンは再び本を開き、
「・・・やれやれ、時計塔の亡霊デウスエクスマキナ。」
キィーーーーーーン。これは対象者の五感を完全支配する高度幻覚術だ。術中にかかると対象者は白と黒の空間に連れ去られファントムと呼ばれる亡霊に幾度と殺される夢を視る。死にたくても死ねない恐怖と絶望が無限に繰り返されるのだ。
「ぐっ」
バタン、リサは倒れこんだ。精神がどんなに強いものでもこの術にかかったら最後廃人と化すだろう。

「勝者ゼクシオン・ストゥラウス様デ〜〜〜〜〜ス!」



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