コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- ‘Demons’.....薔薇色Love Story+†
- 日時: 2010/07/19 10:49
- 名前: 矢月-shizuki-... (ID: thDYr0mC)
◆+:;;;;:†…
クリック(´・ω・`)ゞアリガトゴザイマス.。.・゜
矢月です。
コメすっっごい喜びますのでよろしくお願いしますっ
- Re: ‘Demons’.....薔薇色の世界+† ( No.4 )
- 日時: 2010/07/19 09:11
- 名前: ☆妖琉☆ (ID: 5ipM4g6R)
お久しぶりです(*^^)v
元琉雨です♪
私、悪魔とかそういうのを題材にした小説、
すっごく好きなんで、続きが楽しみです!
私も、◆居候天使 ホームレス悪魔◆っていうのを
書いてるんで、良かったら来てください☆
- Re: ‘Demons’.....薔薇色の世界+† ( No.5 )
- 日時: 2010/07/19 10:40
- 名前: 矢月-shizuki-... (ID: thDYr0mC)
そうなんですかっ!
私は悪魔を入れた小説をシリアスダークのほうでは書いた事があるのですが、コメディライトで書くのは初めてです;;
上手にできる自信があまりありません;
妖琉sの◆居候天使 ホームレス悪魔◆見にいきます!
- Re: ‘Demons’.....薔薇色Love Story+† ( No.6 )
- 日時: 2010/07/19 11:16
- 名前: 矢月-shizuki-... (ID: thDYr0mC)
◆【2】
債鬼はツカツカ教室に入ってくるなりてっぺんハゲ教師の前まで行き…
「センセーが生徒にそんな荒い言葉を吐いちゃっていいんですか?」
すると教師は顔を真っ赤にして怒鳴った。
「ッ… コノ黒板に書いた数式の答えが分かるか!?」
言い返す言葉が見つからなくて、適当に言った教師。
きっと教師はこんな難しい問題がこいつには解けないだろうとふんで言ったに違いない。
しかし、債鬼はニカニカ笑う表情を一つ変えないで答えを言う。
しかも10秒と経たない。
「ダメだなぁー 教師がそんなんじゃ。きっと周りの生徒もそう思ってると思いますよ? ねぇ?」
教師は少し涙目で生徒たちを見る。
‘そうだ’と言う顔でうなずくヤツも居れば‘そう思わない’と思って首を横に振るヤツも居る。
でも首を縦に振らない生徒の大半が、成績を良くするためにやっていると思う。
あーあぁ
「債鬼! お前はもう退学だ! お前のようなバカ生徒が居ればこの素晴らしい名門校の面汚しだ!!」
教師は持っていたチョークを床に投げつけ大声で言うにもかかわらず債鬼は1度置いたカバンを取って言う。
「んじゃ退学ってことで」
債鬼はまたツカツカと教室を出て行った。
「どこに行くんだ!!」
「アンタが退学って言ったんだろ?じゃぁ退学になってやるよ さよーなら」
債鬼は小学校からのダチで、毎日のように大喧嘩をしていた。
友達と言うより喧嘩仲間のようなものだ。
- Re: ‘Demons’.....薔薇色Love Story+† ( No.7 )
- 日時: 2010/07/19 18:31
- 名前: 矢月-shizuki-... (ID: thDYr0mC)
◆【3】
キーンコーン・・・
チャイムが鳴った瞬間に教室の中が話し声でいっぱいになる。
「叶矢くぅーん」
そしてネチネチした気持ち悪い言葉がまとわりつく。
気がつけば俺の周りは女でいっぱい。
哉也は口を尖らせてほかの奴等の方へ行った。
おいおい、俺を置き去りにしていく気か…
「叶矢くぅーん 今日私の家に来なぁい? 皆で集まる予定なんだけどぉ」
ほんっとキモい。
「行かないし、会わない。何で俺がお前らと会わなきゃならないんだよ。もうはなれろって。 暑苦しい」
「きゃぁっ」
俺は無理矢理ベタベタくっついてくる手を振りほどいてやっと教室から抜け出した。
ネクタイや制服の袖をやたら引っ張られる。
「だからやめろって!」
そして屋上へと階段を上がる。
債鬼はきっと今頃屋上で暇をつぶしているにちがいない。
俺は少し錆びついたドアを開ける。
今は11月で少し寒い。
「叶ちゃんじゃん。」
頭上から声が聞こえる。
「お前マジで退学になるぞ」
「別に俺退学になったっていいし、俺親居ないから。お前だって親居ないんだし?コノ気持ち分かるだろ?」
「分からなくもないけど」
「お前はいいよなぁー 女にモテて」
「別に俺がよくてしたわけじゃないし」
「でもうらやましいよ」
そういって債鬼は雲ひとつない大空を見上げる。
債鬼の表情はなぜかさびしそうで…
ド タ ド タ !!!
階段を数人が一気に駆け上がる音。
「叶ちゃん、お出迎えらしいよ」
「そうだな…」
「「「「「叶矢くぅーーん!!」」」」」
「はぁ… んだよ」
「もうすぐ授業始まるよぉ?いかないの?」
「っ!! だからくっつくなって!!」
債鬼は笑い、つられて笑った。
「叶矢くん笑うと可愛い〜」
「うっせぇよ」
「んじゃね叶ちゃん」
「…」
何で俺はこんなあつかましい女どもにまとわりつかれなきゃならないんだよ
昔はこんなこともなかったのに…
俺のこんな声を女子は皆撥ね退けた。
俺は…
債鬼がうらやましいよ
- Re: ‘Demons’.....薔薇色Love Story+† ( No.8 )
- 日時: 2010/07/19 19:38
- 名前: 矢月-shizuki-... (ID: thDYr0mC)
◆【4】
午後の授業が始まったころだった。
急に頭が痛い。
めまいがして吐き気がする…
風邪か? それともいつもの貧血…
こんなグダグダな俺にかまわず、授業が終わった瞬間にまたウザイ連中が俺の周りでワラワラ。
「叶矢くぅーん、今日家きてよぉ おねがぁーい」
「行かない…」
冷や汗が頬をなでる。
「すごい汗じゃない? どしたのぉ?」
笑いながら適当な心配の言葉を俺になげかける。
「帰る」
「えぇー? まだ授業あるのに?」
俺は何も入っていないエナメルを持って教室の外へ出る。
ガ ン ッッ !!
背中に何か硬めの物で殴られた。
その衝撃で少しふらつきながら振り返る。
そこには俺にベタベタまとわりついてくる女の彼氏。
「来いや」
俺は人気のない校舎裏に呼び出される。
そして壁に思いっきり叩きつけられた。
こんな時に…
いつもなら売られた喧嘩は喜んで買うところだが、体がうまく動かない。
「お前よぉ、俺の女に何手ぇ出してんだよ。遊ぶのもいい加減にしろよ」
俺が好きで一緒に居るんじゃないし
「ぅ… ッッ」
殴られて蹴られっぱなしの俺。
「なんだよ、今日はやり返してこないんだな」
「ッ ゲホ… 」
口の中が切れて残酷な味が広がる。
やべーよ…
「叶ちゃんどしたの? らしくねーじゃん」
俺の前に現れたのは債鬼悠だった。
「… さいきっ…」
「こんなボッコボコになっちゃってw いつの間にこんなに弱くなったんだ?俺と喧嘩した時はいい勝負してたと思うんだけど?」
「んだよお前。債鬼じゃね?」
俺をサンザン殴った奴等は笑いながら言う。
「債鬼って朴惟と前やりあって朴惟が勝ったんだろ?お前ドンだけ弱いんだよ」
「お前らさぁ、本気の叶ちゃんとやったことないだろ。いつも手加減してやってくれてんだぜ?そんなことも分かんねーんだな」
「あ゛?何言ってんだよ」
そういって債鬼に殴りかかった。
「おっとw 結構つえーじゃん?けど… やっぱおもろくねーや」
そういって債鬼は着々と周りの男どもをたおしていく。
俺はどんどん遠のいていく気を必死で保っていたが…
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