コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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銀色、まいんど!
日時: 2010/12/21 14:12
名前: 夢久 ◆inazumaCHw (ID: yjS9W/Zh)

    (ゆっくりゆっくり、気付けば心は彼女色。)

◆ 御挨拶!
 はじめまして、またはこんにちは。駄文を制作するのにはかなり自信がある夢久と申す者です。コメディ・ライト掲示板では風無鳥と名乗っていました。
 今回はギャグ36%ファンタジー24%ラブ19%その他21%という感じのライトノベル風で軽くてハイ☆テン☆ションで時々妙にシリアスになったりする話を書いていく……つもりです。スレ主の気分によってその他の割合が変化したり急激にラブ成分が多くなったりよくわからないことになったりしますがどうかあたたかい目と広く優しい心で見守ってあげてください。コメントを下さったら泣いて喜びます。

◆ あてんしょん!
・荒らしパクリ暴言中傷目的の方はお帰りください。
・夢久ってマジ馬鹿だしwという方、それは事実なのですが戻るクリックを願います。
・目が腐りますよ。目が腐ります(大事なことなので二回言いました)。
・更新は不定期だったり?

◆ お客様!
・司露さん
・ねすさん
・玖夙友さん
・ぬーさん
・めぎゅ (´・ε・`)さん
・真飛さん

◆ メニュー!
プロローグ.任務は土下座で始まって >>1
登場人物 >>4
*第一色.バランスゲームをしに来た死神
1.銀髪少女は冥界の >>7-8 >>17 >>29-30 >>37-38 >>53 >>60
2.ハリケーンの日常は、さらに >>65 >>73 >>82-87>>88 >>93



キャラ絵 >>16(日由未彩) >>66(空橋柚葉) >>75(天埜宮楓) >>79(笹本遥) >>81(平咲真斗・天埜宮椿)
 
◇ 作者プロフィール!
名前:夢久むく
年齢:来年は中学生。誕生日は12月。
性別:きっと♀です。きっと。
住居:東京のどこかでのほほん生活エンジョイしてます

◇ スレッド作成日!/2010.11.26

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Re: 銀色、まいんど! ( No.49 )
日時: 2010/12/03 18:57
名前: 夢久 ◆inazumaCHw (ID: yjS9W/Zh)

っと、人物紹介のところが初期設定のままだったのに気付き修正しました。
というのを今思い出しましたw
中二ですね、中二。中学生。

それでですね気付いたのですが、どうもこの小説は夜九時ぐらいに読まれているようです。
人が来るこの時間帯はなかなか参照数増えないんですけど夜になるとw
なぜでしょうねえ。……まあ、大方予想はついているのですが……
いや、こんなことどうでもいいんですけどねw
とりあえず、あげるなら夜にあげよう! と思っているのでしたー

Re: 銀色、まいんど! ( No.50 )
日時: 2010/12/04 10:22
名前: 夢久 ◆inazumaCHw (ID: yjS9W/Zh)

さてあげるか
修正もだいぶ成功したんで、ちょっとは更新頻度が高くなるかな?
といっても二日に一回ぐらいかもしれませんけど。

Re: 銀色、まいんど! ( No.51 )
日時: 2010/12/04 12:20
名前: ねす (ID: F.0tKRfu)

お久!
いや、ちょっと東方人形劇っつー改造ゲームにハマってたものでハイ。
ご無沙汰でした。

Re: 銀色、まいんど! ( No.52 )
日時: 2010/12/04 21:30
名前: 夢久 ◆inazumaCHw (ID: yjS9W/Zh)

>>ねす
お久ですね! といっても三日間ぐらいでしょうか?w
東方人形劇やりたいいいいいいい


さて、更新しますか。

 1 ‐ 06 ( No.53 )
日時: 2010/12/04 21:36
名前: 夢久 ◆inazumaCHw (ID: yjS9W/Zh)

「真斗、お母さんね思うの。貴方をこんな風に育てたはずじゃないのに」

 俺は冷たい床に正座をさせられ、同じく正座をしている母さんに重々しくそう話を切り出された。
 別に、母さんは厳しく怒る俗に言う教育ママなどではない。詳しく事情を聞かれることもないだろう。それなら困る必要はない? ……俺にしてみれば教育ママの方がましな気がするんだ。勿論普通の母親が一番だが。

「もっと……もっと芸術性のある穴の開け方にしてほしかったわ」
「怒るポイントはそこじゃないんだよ母さん!」

 この母、平咲香織は常識というものが変なところで欠落している。
 勉強はできるし、英語がぺらぺらな秀才なのだがどこかおかしい。ずれているのだ。一見まともそうに見えても一週間程一緒に過ごしてればわかる。具体例としては、食器用洗剤で体を洗おうとしたり醤油と砂糖を間違えたり(塩と砂糖ならわかるが)蜜柑の皮を包丁でむいたり……本当によくわからない。たいして支障はないんだけれども。
 まあそれは今はどうでもいいことだ。今は。

「あのさ母さん、頼む、ちょっと二階に行っててくれないか。ちょっとだけでいいんだ」
「え? 何かあるの?」
「いやあ、えっと……」

 閻魔さんを呼び出そうと思っても怪しむような目で見られてしまう。母さん、変なところで抜けてて変なところで真面目なんだよな……。
 いや、でも別に急いでるわけじゃないし。ひとまず論点がずれたお説教を聞き流してからその後で何とかするか。それでも特に問題はないだろう。俺が困るけど。

「いーい真斗? お母さん前から思ってたんだけど」

 明るい茶色の瞳でじっとこっちを見られる。何を言われるんだろう。まあどうせまともな内容じゃ——

「真斗の睫毛、一本だけ長くない?」

 予想を超えた内容に神様もびっくりだ。

**
 
 結局説教なのかよくわからない、決して有意義とは言えない時間を三十分程消費し、SOSをだす腹に酸素で我慢しろと命令を下しながら閻魔さんを呼び出す。
 が、どうやって呼び出せばいいのかわからない。というわけで未彩に聞くと「叩くとか弾くとかちょっと念を込めながら衝撃を加えればオッケー」と言われ「閻魔さん……来い!」と念じながら指で弾いてみた。するとほわっと淡い紫色の光が腕輪から発生し、しゅっ、と一瞬で周りの空気にとけこむ。それを見ているうちに閻魔さんの声が頭の中に響いてきた。

『……本当に、すまないな平咲君』

 いつも以上に重く堅苦しい。そんなに暗くならなくてもいいんだけどなあ。

「大丈夫ですよ。未彩にパートナーになれと言われた時からこれぐらいの予想は何となくついてましたから」
「ほんとに君は失礼なことを言うのが上手いね」

 おかしいな。腕にとてつもない痛みを感じる。まるで骨と関節が自由奔放にどこかへ出掛けようとしているような待て待て待て未彩お前俺の腕を離せえぇぇえ!

『フリーテやめろ。平咲君の腕が折れそうだ』

 閻魔さんの言葉でようやく未彩の手の力が緩められた。だがまだミシミシという嫌な音が頭に残っている。……なんて握力だ……。
 死神とは例え見習いでも侮ってはいけないと、この数時間の経験を思い出し教訓を刻み込む。俺はもうこれ以上自分の体が痛めつけられるのを黙って見ていられない。

『まったく……。ああ、それで情報操作はしておいた。壁は直し、香織君と千春君の記憶も変えたからもう大丈夫だとは思う』
「さすがです。でも……ちょっと遅かったんですよね」

 もうちょっと早ければ、俺はあんな無駄な三十分を過ごさなくて済んだというのに……まあ閻魔さんの所為じゃないしな。そう、全ては未彩の所為なのだ。

『まあ頑張ってくれ、未彩に選ばれたのが運の尽きだからな』
「ジジイ、それってあたしを馬鹿にしてる?」
『腹も減っているだろう、気を取り直して朝食をとってくるといい』

 閻魔さんにとって未彩の言葉は当然の如くスルーの対象となっているようだ。
 ま、それはおいといて本当腹はすかすかだし、とりあえず一階に行こう。……って、さっきも同じようなことやった気が……そうか、未彩の所為で一階と二階を無駄に行き来しているのか。

「んじゃ、地上での初めての食事をありがたくいただきますかー」

 未彩が呑気に伸びをした。責任を全く感じていないということが丸わかりだ。
 うーん、どうしようもないほどのデジャヴュ。もしやふざけているのだろうか。


    * 1 ‐ 06


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