コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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〜玲瓏の奏でる音の色〜
日時: 2010/12/17 19:57
名前: ルリ♪ (ID: JLxwojUk)

皆さん初めまして!ルリ♪と申します。
え〜……題名は、玲瓏れいろうの奏でる音の色と読みます。よろしくお願いします。

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Re: 〜玲瓏の奏でる音の色〜 ( No.1 )
日時: 2010/12/17 20:00
名前: 心愛 ◆hE46rHl0vw (ID: dfg2.pM/)

きました〜〜〜

楽しみです♪

Re: 〜玲瓏の奏でる音の色〜 ( No.2 )
日時: 2011/01/04 01:23
名前: ルリ♪ (ID: Y8UB0pqT)

〜人物紹介〜

天桜あめざくら

漆黒の髪は長く、髪飾りをいくつかつけている。瞳は黒曜石のように黒い。普段は人間の姿でいる。神に仕える巫女として「瑠璃の玉」を守っている。霧桜の実の姉。

ー 鏡 鈴音 ー

天桜の仮の姿。いつも笑顔を絶やさない。着物の仕立て屋を営む。

霧桜きりざくら

天桜の実の妹。白い髪に、漆黒に近い瞳。昔にある事件に巻き込まれて、行方しれずになっていたが…

ー 千代、衣代(ちよ、いよ) ー

天桜の双子の式。

星蘭せいらん

天桜と同じ巫女で、年は20歳くらいの優しい容貌の女性。お姉さんのような性格で光凛と非常に仲がいい。

光凛こうりん

星蘭や天桜と同じく、神に使える者で、背が高い青年。優しいお兄さんのような性格で、年は星蘭と同じ。

ー 小野田 夏 ー

鈴音との親友。鈴音の正体は知らない。どんな仕事でもこなす優秀な少女。年は鈴音と同じ。

時雨桜しぐれざくら

天桜の祖母。少し手厳しい性格だが、周りの者からの信頼を受けている。

藍羅あいら

「瑠璃の玉」を欲する謎の人間。目が見えなくて、いつも床にふせっている。

雪那桜ゆきなざくら

天桜と霧桜の母親。ある事件で儚くなってしまった。

乙姫いつひめ

霧桜と共に藍羅に仕えている。髪は長く、
漆黒の衣装を身にまとっている。いつも優しく霧桜を見守っている。

影夜えいよ

霧桜達と共に藍羅に仕えている青年。実は藍羅のことが………

Re: 〜玲瓏の奏でる音の色〜 ( No.3 )
日時: 2010/12/18 23:44
名前: ルリ♪ (ID: JLxwojUk)

「きれい………」
頬を赤く染めながら呟いた少女は振り返った。
「おかあさま、きりざくら、みてください!」
「まってください、おねえさま…」
その少女の後ろから、てとてとともう一人、幼い少女が走ってくる。
空を見上げれば満天の星が輝いていて、とても神秘的な気分にさせてくれる。
「天桜、霧桜…そのように走っていては、危ないわ…」
鈴のような美しい声をした女性が二人に注意する。
「「はい………」」
うなだれるように呟いた二人に微笑して彼女は空を見上げた。
「今日は一段と綺麗ね……」
そっと呟き、わずかに顔を曇らせた。
「おかあさま!みてください!ほしがながれています!」
きゃっきゃっとはしゃぐ幼い少女にならい、空を見上げてみる。
今日はとても晴れていて、星もたくさん見ることが出来た。
「天桜、霧桜、そろそろ冷えてきたので戻りましょうか…」
笑いかけながら帰るように促す。
「あっ………!!」
そのとき、石につまずいて一人の少女が転んだ。
「ふぇ……」
今にも泣き出しそうな顔をする少女にもう一人の少女が駆け寄る。
「だいじょうぶ…だいじょうぶよ、きりざくら。ほら、いたいのはどこかにやってしまったから……もういたくはないでしょう?」
「うん!」
元気いっぱいに頷いた少女は立ち上がる。その光景をみていた彼女は、この二人をとても誇らしく思っていた。
「行きましょうか……」
そう言って手を二人に差し出す。
「おかあさま!」
「なぁに?」
「また、さんにんでほしをみにいきましょう!」
「…………っ!」
一瞬、面食らった彼女はやがて、花のように微笑みながら再び歩きだす。
「ええ、もちろん!」
「やくそくだよ!」                              
   少女は思っていた。この幸せがずっと続くと……
                       少女は願った。ずっとこの平和な時間が続きますようにと……                              
あの星をもう一度…三人で……
                    
…………けれでも、それは決して叶うことはない。そのことをまだ幼い少女達には理解することができなかった……


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