コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

†妄想プリンセス×女装腹黒プリンス† 完結!! 
日時: 2011/10/05 21:25
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: D1V3wC8j)

汽水キスイと申します。
¶【ヨ】☆【ロ】★【シ】♪【ク】○((((

タイトルが直感ですww(つかそのまま)

暖かい目で見守ってくださる神様がいることを私は信じましょう。
そう、天界かr((黙

ラブコメのはず……なのですが最近は恋愛にシリアス色が強いです。

注意!!
①文才なし
②荒らし×
③チャンメ×
④GL BLが間接的に入ります。
⑤一部12歳対象(は?)

以上の条件で駄目な人は疾風ダッシュでお逃げください。

↓ ちなみに、こんな人は大歓迎!

ちょっと見てやろう。
駄文でもいいよ!
作者にエサをやろうか。

☆ミ お客様 ☆ミ

*Luku様* *冬歌様*
*青葉様* *いちご牛乳。様*
*由羽様*

キャラ絵

>>79 紅葉 2年生紅葉>>125 水着姿紅葉>>135 サイドテール紅葉>>157
>>46 木葉

>>82 雫
>>48 美陽

>>78 麻美
>>87 檸檬


♪イメソン♪【いじわるな恋】紅葉の妄想ソング的なもの【妄想スケッチ】

>>42 いじわるな恋 >>83 妄想スケッチ

>>80  目次
>>81 特別目次
>>96 目次2

       ▽〜お知らせ〜▼

完結しました。

   

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36



Re: †妄想プリンセス×女装腹黒プリンス†  ( No.149 )
日時: 2011/08/20 14:52
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: D1V3wC8j)

第76羽                            おめでとーございます!! 

—お城—

「相変わらず広いですねえ……。」

「そうですか? 普通ですよ。
 さ、あがってください。」

「お邪魔しまーす。」

しばらく歩いて、

「ここが紅葉さんのお部屋です。」

「来客用?」

「いえ、紅葉さん専用です。
 前に結婚話あったでしょ?
 その時改築したんですよー。」

「え」

「では食事の時間になるまで何しててもいいですよ、では。」

そう言うと、白さんはサッサと行ってしまった。

「何しててもいいって言われても……。」

こんなところで妄想して鼻血出すわけにもいかないし……。
あ、そうだ。クリスを探そう。

「紅葉様」

「クリス!?」

振り返るとクリスが居た。

「久しぶり〜。
 元気してた?」

「ええ」

「白さんと結婚するの遅いぐらいだよ!!
 ったく……」

「貴女に言われる覚えはありません。」

「少しは喜べよー!!」

「そんなことよりシズク様との関係は進展されてるんですか?」

「してないわいっ!!」

「ま、貴女の手の届く人だとは思いませんが。」

「黙りなさい!!」

「怒りながらニヤニヤ笑ってるの、気持ち悪いです。」

「嬉しいんだよ!!」

「自分のことではないのに、ですか?」

「そうに決まってんじゃん!!
 私ね、私……ホントに嬉しい!!」

「…………」

「絶対に幸せになれるって!!」

「……どうも。」

「ほんとにおめでとー!!」

Re: †妄想プリンセス×女装腹黒プリンス†  ( No.150 )
日時: 2011/08/20 14:54
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: D1V3wC8j)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_test/view.html?495983

第76羽の場面絵。

右に居るのはクリス。

Re: †妄想プリンセス×女装腹黒プリンス†  ( No.151 )
日時: 2011/08/23 23:03
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: D1V3wC8j)
参照: \(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?

第77羽                           結婚式で

—翌日—

「グー。。。」

バタン

「ちょっと紅葉さん、いつまで寝てるんですか?」

「ムニャ。。だあれ?」

「だあれ? じゃ、ありません!!
 僕ですよ、ハク!!」

「ハクしゃん?」

「そうですよ!! 
 早く着替えて……。」

「もーちょっと寝かせてよ……。」

「……クリス」

「おまかせください。」

クリス、強制的に紅葉を着替えさせる。

「こんな服着たことないんですけど……。」

薔薇のコサージュが裾に付いた、赤いワンピースだった。
丈は脹脛フクラハギぐらい。

「お似合いですよ。」

「は、白さん……。」

「ええ。」

「クリス……」

「……ニヤリ」

「クリス!?」

「とりあえず1時間後に式があるので来てくださいね。」

「あ、はい。」

—で、—

ばーじんろーどに着いた私、紅葉です。
実況中継いたします。

秘密でやるって言ってたのになんだこのすごい人は。

以上、実況中継いたしました。

「新郎新婦の——」

人の歓声で聞こえないよお!!
人のせいで見えないよお!!
何とかしてよお!!

その時、知ってる人が目にとまった。

「雫!? 何でここに!?
 って当たり前か……。
 見つかったらどうしよう……。
 何でここに居るか聞かれたらなんて答えればいいの!?
 そ、そうだ、変装だ!!」

チャラリラリーン

「男装、完了」

おーい紅葉さーん、服はどうするんですかあ?
ワンピース着てたらバレますよー。

「じゃあスーツ!!」

チャラリラリーン

…………。
ナレーター言葉もなかったりする。

「おい」

「はいっ!?」

後ろに居たのは案の定雫だった。

「お前さ、藤原 紅葉って知ってるか?」

「ふ、藤原 紅葉……ですか?
 ぼ、ぼくの従妹ですよー。
 似てるでしょ?」

「ふーん……」

こ、ここには来ないって聞いてたのにぃ……。
ど、どうしよう……。

「と、ところで君は、だ、誰?
 ぼ、ぼくは木葉……。」

「俺はシズク=ユリハナ=ヴェラルリア。」

「お、王子!?
 す、スミマセンっ!!」
 
「別にいい。
 紅葉も俺に敬語なんか使ってないからな。」

「そ、それは……従妹が馬鹿なことをしました。
 代わりに謝罪しますのでどうか許してください。」

ペコリと頭を下げる。

「別にいいよ。
 お前も敬語なんか使わなくていいからさ。」

「え、あ、うん……。」

あれ、同性には優しいんだな。
女嫌いも相当なもんだ。

「それより、ここ見えないから別の所から見ないか。」

「うん……。」

「逸れるとヤバいから手、繋ごうぜ。」

「へ!?」

そ、それは……ちょっと……恥ずかしい……。

「何やってんだ?」

「ごめん!!」

手を握り締めて歩き出す。

「い、い、一緒に行こうか。じゃあ……。」

今は男今は男今は男!!
雫は私だって知らないんだから!!

—庭—

「うわ、よく見える!」

お城の庭の岩の上によじ登るとよく見えた。

「ほんとにおめでたいねー!!
 ぼくも早く結婚してみたいよー。」

「焦って変な女に捕まるんじゃねーぞ?」

何で? 何でこんなに優しいの?
まさか同性愛者?
そんな、まさか……。

「シズクさん!!」

「何だ?」

「す、好きな人は居ますか!?」

げ、何聞いてんだ。
もし男が好きでも、私、雫の理解者で居るからね!?

「……居る、かも……。」

「へ……?」

あ、居るのか。

「お、男ですか? それとも女ですか!?」

「女だよ、何考えてんだ!」

「え……」

あ、あれ?
何だろう、この感じ……。
何だか、不安が募っていくような感じ……。

居るんなら、絶対才色兼備の人だ。
私なんか、もう……。

「紅葉がね、いつもシズクさんはいい人だって言ってたんだ。」

「は?」

「5年生の頃だよ。
 よくぼくに話してくれた。」

「何を?」

「シズクさんは賢くて頭脳明晰で外見もかっこいいんだぞー!! って。」

「あ、あの紅葉が!?」

あの頃も、今も、結局同じ。

「シズクさんが大好きだ、ってね。」

≪ブーケトスですー≫

「だから、紅葉とこれからも仲良くしてあげてくださいよ。」

ひゅう

「あ」

ポン、とブーケは手の中に入ってきた。

≪あれ? ブーケは?≫

「良かったじゃねえか。木葉。」

「ああ、うん。」

「じゃ、俺もう帰らなきゃ何ねーから。」

「何で?」

「いつまでもここに居たら親に見つかるからな。」

「ああ、連れ戻されるっていうあれか。」

「何でそんなことお前が知ってるんだよ。」

「何でもない!!
 じゃあ、さよなら!!」

庭のさくを飛び越え、私は走って行った。

「白さん、さよなら!!」

「紅葉さん!?」

横を通り抜け、あいさつだけするとサッサと帰った紅葉であった。
無断入国してるしね☆←

Re: †妄想プリンセス×女装腹黒プリンス†  ( No.152 )
日時: 2011/08/24 14:23
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: D1V3wC8j)
参照: \(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?

第78羽                        

私 紅葉です。
夏休みの宿題も終わり、元気に、

「間違いだらけだぞ。」

なりま、した……。

「それは言わないお約束……(涙)」

雫に指摘され、更に嘆く紅葉であった。

「でも、今日は泣いてちゃ駄目なんだ!!」

「宿題の間違い直しでもすんのか。」

「出かけます。」

なんといっても、今日は雫の誕生日だもんねー。
プレゼント買いに行くんだもんねー!!
まあ、別に要らないと思うけど……。

バタン

私は扉を閉め、街へ行くことに。
とりあえず、何を買うか決めないとまずい(でも好み知らない)、何がいいかな?(好み知らない)

とりあえず、お店に入って考えることにした。
ちょっと暗くて雰囲気バッチリ(関係ねえ)

「喜びそうな物なんて知らないもんなー。」

文具(要らない)、アクセ(要らない)、ハンカチ(大量に持ってそう)。

「どうすんだよ……。」

『お客様、何かお探しですか?』

話しかけてきたのは女の店員さんだった。

「ええ、まあ……。
 誕生日プレゼントなんですけど……。」

『何方にですか?』

「と、友達です……。」

そうなんです、友達という関係を何とかしたいからあげるんですけど……。
というか私がプレゼントを買うのが好きなんですよ……。

『では、こちらなんかいかがでしょうか。』

ガラス細工の鶴だった。
透明で綺麗……。

でも雫が欲しがるかなあ?

「べ、別の物、を……。」

『そうですか。
 ではこちらに……。』

案内されたのはそれはそれは可愛い小物が置いてあるところで……。
って、ちっがーう!!

「女の子じゃなくて男の子です……。」

『え∑』

そりゃこの年で男が友達だなんてねえ……。

『まさか……好きな人かしら?』

「ええええ!?///」

『図星……?』

「そ、そんな……。」

『まあまあ、じゃあ香水なんかどう?』

「香水? そ、それいいです!!」

なんとなく見たいだけだったりする。

『じゃあごゆっくり。』

香水にも種類があるなあ……。
あんまり匂いがキツくない方がいいよね……。

フッと目についたのは、黒(半透明)のガラス瓶に入った香水だった。

「エディション?」

かいでみると、夜の香りみたいな匂いがした。

「値段は……ゲッ、7000円……。」

高いけど……まあいいか。
そして、香水を買って帰る紅葉の姿がありました。

Re: †妄想プリンセス×女装腹黒プリンス†  ( No.153 )
日時: 2011/08/24 21:52
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: D1V3wC8j)
参照: \(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?

第79羽                           

—夜—

「ただいま! って、あれ? 
 雫はどこ?」

部屋はプレゼントが大量にあり、雫の姿は見えない。

「ここ」

「あ、居た居た。」

「もう朝っぱらからプレゼントがすげー大量にきてクタクタだ……。」

「あ、あの……。」

「もうプレゼントはたくさんだ……。」

ガ——ン

「え、え……。」

要らないのか……。
どうしよう、これ……。

「あの……一応プレゼント用意してたんだけど……。
 ごめんなさい……。」

「あ? お前もか。」

「ごめん……。」

そんなこと、計算に入ってるはずだった。
こうなることは目に見えていた。
でも、実際にこうなると悲しい……。

「よこせ。」

「はい?」

「俺の誕生日なんだから別に誕プレぐらいくれたっていいっだろ。」

「で、でも……そんなに沢山……。」

「貰うのは嫌いじゃない。」

「たいしたもんじゃありませんよ?」

「良いって言ってんだから……。」

「なんか性格違くな「煩い」はい……」

プレゼントを雫に渡した。

「え、エディションっていうんだよ、それ。」

「これがエディションか……。
 確か、夜の香りがするっていう……。」

「なんか雫に合ってるような気がして!!」

「ありがとう。」

「へ……///」

まさか、雫の口からそんな言葉が出てくるとは……。

「そうそう、お前の誕プレも忘れないうちにあげないとな。」

「え? でも10月だよ?」

「忘れるんだよ。」

「そうだね——……」

「はい。」

渡されたのは天秤の形をしたガラス細工。

「うわあ……。」

「この前買った。衝動買い。」

衝動買いなのに何で天秤座の私に天秤の形?
まさか事前に……。
いや、ないか。

「あのさ、この皿の部分にのってる宝石は何?
 種類が違うみたいだけど……。」

「右がホープダイヤで左がパライバトルマリン」

「はい?」

「ああ、後これも。」

手に乗せられたのはオパール、トルマリン、ローズクォーツだった。

「10月の誕生石オンリー」

「ぎゃあああ」

これ総額いくら?
確かホープダイヤは相場が決まってないやつで……パライバトルマリンは1カラットの単位が一番高い……。そんでこんな大きいやつ……。
あ、もう駄目……。

「そんな高いものを自分で買ったのぉぉぉ!?」

「何か問題でも?」

「た、確かに私は宝石好きだけど……。」

「じゃあ明日に宝石展にでも連れて行ってやろうか?」

「雫、いつからそんなに優しくなったの!?
 キャラ崩壊してるよ!!」

「……嵐の前の静けさってやつかな」

ともかく、宝石展に連れてってもらえるのは嬉しい。
デートってやつじゃないの!?

いや、嵐の前の静けさってやつとか言ってなかったか!?
紅葉はとっても五月蠅くなったとさ。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36



この掲示板は過去ログ化されています。