コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- モノクロ:コード【感想COME!】
- 日時: 2013/03/07 19:52
- 名前: しょめ (ID: dn48wW/9)
- 参照: http://syome
一生懸命戦えば、誰かは見ていてくれる。
だから今はそれを信じるしかない。
軟弱だって生きているんだ。
——過去を振り切れ。
——そして、
——戦え。
†
○●ご挨拶●○
こんにちわ、無名の小説書き、しょめです
受験生なので、更新率悪いです
許してください← 学生だもの(黙
どうもいい文が書けないのが悩みです
それもふまえて頑張って書いています!
何かとよろしくお願いします
○●主について●○
199×年7月1日誕生する
アニメ大好き。てかアニメ主食←
いつか2次元に行きたいと本気で願う
小説書くこと大好きだが、途中で何書いてたか忘れる傾向アリ
何もかもメンドクセェ病EVERYDAY発病中
最近の嫁アニメは銀魂・デュラララ!!・マギ・SKET DANCE・深夜アニメetc
基本雑食系でアニメ浮気多々発生中
キャラクターについては外見35%内面65%の割合で好みを決める
ラノベも大好き
種類は雑食で、キャラ好みはアニメと同様
○●同主作品●○
『不良物語』
こちらのほうもよろしくお願いします♪
○●お知らせ●○
>>092 第一回人気キャラ投票結果発表
>>102 絵師様超募集中のお知らせ
○●ご注意●○
・全てオリジナルです→ガッツリ主の書き方で書いてあります
・荒らし様ご遠慮→心にダメージ与えちゃいますよー♪
・誤字脱字等あるかも…→発見した方はコメントよろしくお願いします
・しょめ嫌い、何この小説ダセェwww、ナニソレオイシイノ?という人→[BACK SPACE]キーを迅速にクリック!
・以上の4点大丈夫ですか? YES or NO
YESの人は下へご案内ー♪
NOの方は速やかに[BACK SPACE]キーをクリック!
◇◆◇◆目次◆◇◆◇
○●本編●○
【扉絵】 >>095 匡匪 吠兎 様
【プロローグ】 >>001
【登場人物】 >>002
《第一:コード 『不安と友情』》 『挿絵』 >>021 月森和葉 様
001 >>003 011 >>013 021 >>052
002 >>004 012 >>018 022 >>053
003 >>005 013 >>020 023 >>054
004 >>006 014 >>022 024 >>055
005 >>007 015 >>024 025 >>056
006 >>008 016 >>035 026 >>058
007 >>009 017 >>040 027 >>061
008 >>010 018 >>046 028 >>062
009 >>011 019 >>047 029 >>063
010 >>012 020 >>051 030 >>068 あとがき >>081
《第二:コード『憎しみのその果てに』》 『挿絵』 >>146 月森和葉 様
001 >>074 011 >>134
002 >>075 012 >>147
003 >>076 013 >>166
004 >>077 014 >>172
005 >>082 015 >>173
006 >>086 016 >>185
007 >>103 017 >>187
008 >>125
009 >>130
010 >>133
◇◆◇◆番外編◇◆◇◆
『夢と覇王』 キャラ:ナル姫 様提供 >>045
『感謝には笑顔を添えて』 キャラ:碧 様提供 >>067
『コード:バレンタイン』 >>151
◇◆◇◆イラスト◆◇◆◇
○●通常 一人●○
コード:01 覇流 >>048 月森和葉 様
コード:01 覇流 >>066 秋原かざや 様
コード:01 覇流 >>114 匡匪 吠兎 様
コード:01 覇流 >>163 匡匪 吠兎 様
コード:02 紀伊 >>049 月森和葉 様
コード:02 紀伊 >>115 匡匪 吠兎 様
コード:03 上総 >>069 月森和葉 様
コード:03 上総 >>116 匡匪 吠兎 様
コード:03 上総 >>191 モッチリ 様
コード:04 越後 >>073 月森和葉 様
コード:04 越後 >>180 月森和葉 様
コード:05 月夜 >>087 月森和葉 様
コード:05 月夜 >>154 つくば 様
コード:05 月夜 >>117 匡匪 吠兎 様
コード:05 月夜 >>176 月森和葉 様
コード:05 月夜 >>183 月森和葉 様
コード:06 瑠璃 >>019 日向梨音 様
コード:06 瑠璃 >>043 亜美 様
コード:06 瑠璃 >>099 ちなこ 様
コード:06 瑠璃 >>100 月森和葉 様
コード:06 瑠璃 >>139 匡匪 吠兎 様
コード:06 瑠璃 >>155 スイレン 様
コード:07 明人 >>026 白玉団子 様
コード:07 明人 >>070 多寡ユウ 様
コード:07 明人 >>118 匡匪 吠兎 様
コード:07 明人 >>122 月森和葉 様
○●通常 複数●○
全員集合 >>160 月森和葉 様
全員集合(男子チビキャラ) >>192 月森和葉 様
コード:01 覇流×コード:07 明人 >>167 月森和葉 様
コード:03 上総×コード:04 越後 >>144 月森和葉 様
コード:03 上総×コード:04 越後(リンレンコスver.) >>193 匡匪 吠兎 様
コード:02 紀伊×コード:03 上総 >>177 月森和葉 様
コード:06 瑠璃×コード:07 明人 >>188 月森和葉 様
○●番外イラスト●○
碧さん >>126 月森和葉 様
主の想像画 >>129 匡匪 吠兎 様
若き日?の明人と紀伊 >>027 月森和葉 様
舞台となる『家』がある風景 >>044 火矢 八重 様
バレンタイン(全員集合) >>171 月森和葉 様
いつもお世話になっております!
素敵な絵をありがとう♪
○●特別こーなー●○
【10話記念】作者プロフィール >>023
【参照100突破記念】コード:07 明人プロフィール >>028
【参照150突破記念】コード:06 瑠璃プロフィール >>032
【参照200突破記念】コード:05 月夜プロフィール >>050
【参照250突破記念】コード:04 越後プロフィール >>071
【参照300突破記念】コード:03 上総プロフィール >>072
【参照350突破記念】コード:02 紀伊プロフィール >>085
【参照400突破記念】コード:01 覇流プロフィール >>096
【参照450突破記念】裏話こーなー① >>101
【参照500突破記念】裏話こーなー② >>119
【参照600突破記念】裏話こーなー③ >>140
【参照700突破記念】裏話こーなー④ >>150
【参照800突破記念】裏話こーなー⑤ >>178
【参照900突破記念】裏話こーなー⑥ >>179
○●☆Special Thanks☆●○
梅桜 様/かりん 様/月森和葉 様/優衣奈 様/亜美 様/あすらん 様/灼眼 様
瑞葵 様/ちなこ 様/匡匪 吠兎 様
大感謝です!
○●履歴●○
'13 1月1日 投稿開始
'13 1月5日 参照50突破
'13 1月12日 参照100突破
'13 1月15日 参照150突破
'13 1月15日 タイトル『§モノクロ:コード§』→『モノクロ:コード』に改名
'13 1月18日 参照200突破
'13 1月22日 参照250突破
'13 1月24日 参照300突破
'13 1月27日 参照350突破
'13 1月31日 参照400突破
'13 2月1日 スレ立て1ヵ月突破
'13 2月3日 スレ100突破
'13 2月3日 参照450突破
'13 2月4日 参照500突破
'13 2月6日 参照550突破
'13 2月9日 参照600突破
'13 2月14日 参照700突破
'13 2月20日 参照800突破
'13 2月28日 参照900突破
'13 3月7日 参照1000突破
○●最後に●○
・注意は読みましたか?→納得&了承してここにいるんですよね?
・更新遅いですけど大丈夫ですか?→自動的に耐久力が測れます
・荒らしさんじゃありませんよね?→荒らし勘弁ですよ
・何かと主を応援してくれますか?→応援すると主のやる気が5UPします
・よかったらコメントください→コメントを書くと主のやる気が10UPして喜びます
・イラスト描いてUPする→主のやる気が15UPし、燃えます←
投稿開始H25 1月1日
最終投稿H25 3月2日
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- Re: §モノクロ:コード§ ( No.5 )
- 日時: 2013/02/02 17:06
- 名前: しょめ (ID: s1qwLtf7)
- 参照: http://syome
どうやら僕はとっても大変なことに巻き込まれたらしい。夢だろうがなんだろうが知らない。でも、さっきの紀伊さんの香りといい、現実みたいだ。あぁ、さらば僕の楽しかった日々よ。
長い、長い廊下だ。僕たち3人はそれを今歩いている。どれぐらい歩いただろうか。もう、体力が底をつきそうだ。
「あら、もう無理ですの?」
「軟弱にも程がありますよっ!」
いやいや、待てほしい。お前らのほうがどうにかしてるから。そう僕は心の中で軽くツッこむ。
「まぁ、いいですわ。見えましたよ、コード管理局が」
僕は顔を上げた。
「……」
声が、出ない。それほどの圧迫感。何だろうか、これは。
形容するなら、城だ。誰も入れる風格のない、城。だが、一番おかしいのはそこじゃない。
今僕たちが歩いてきたのは、廊下だ。そして、その矢先に城。
まとめると、建物の中に城が存在する。何とも言えない、少々滑稽な気もするものだ。
「えぇと、僕は……?」
「まずはその、えぇと、とか、あの、とかを治してもらわないといけないわ。さすがにそればかりじゃ覇流もキレてしまう」
「あのぉ、さっきから出てくる覇流って……?」
「あのぉ、は禁止だわ。男がオドオドしてどうすんのよ。もっとしっかりしなきゃいけないわ」
「す、すみません……」
「謝るのもナシだと瑠璃は思いますっ!」
「そうね」
な、なんなんだ、ここの女子軍は。僕がいけないのだろうか。僕は軟弱だからなのか。てか、怖いよ。
母さ……ん?そういえば、母さんは。
僕の記憶が正しければ、確かここにいる前は母さんと買い物に行っていて、その帰りだったきがする。そう、車に乗っていたんだ。そして、そのまま——。
——サイレン、だ。
サイレン……。何が起きたのかは分からなかった。
目も開けられない状態で。聞こえたのはサイレンだけだった。一体何が——。
「あの……」
「まだそれを言う気?」
紀伊さんが僕に睨みを利かせる。でも、それどころじゃない。
「母さんは、どうしたんですか。それに、僕は何をしているんですか」
言い切った。
そして、前にいる女子軍二人は——。僕のその声を聞いて、フッと笑う。
「アナタの望む答えは目の前にあるわ」
そして、門が開く。
- Re: §モノクロ:コード§ ( No.6 )
- 日時: 2013/02/02 17:07
- 名前: しょめ (ID: s1qwLtf7)
- 参照: http://syome
門が開く。
それは言葉通りに、廊下を閉ざす門が開く、とのことだ。
少し、城からの空気が僕の頬をかすめる。
「……っ」
僕を含め、3人とも緊張した面持ち。何かが、起きる。
「——入れ」
城の威圧感が倍に増したようだった。たった一言で。重量よりもはるかに重くのしかかる声。
「失礼します」
二人はそう言ってさっさと先へ行ってしまう。
真っ暗だった。何も見えない。気がつけば、二人の姿は消えようとしていた、置いていかれる。僕は「失礼します」と小声で言いつつ、素早く二人の後を追う。
目の前に、青白い光。しかし、それはディスプレイの光とすぐに分かる。その光に逆光して現れる、黒い影。それが人だというのには時間は要らなかった。
この人が——、管理局の人。お偉いさんだという。
「管理人、彼が目を覚ましたご様子。運んでまいりました」
紀伊さんの、かしこまった声。僕の首筋に冷ややかな汗が通る。何だ、この人。威圧感が……。
「ありがとう、コード:02よ。コード:06と共に門の外に出ていろ」
「了解しました」
二人が僕をすれ違う。
「敬語に気をつけて、よく聞いていれば大丈夫ですよっ」
瑠璃が小声で僕に言った。
「あ……」
バッと振り返ったが、そこには闇しか残されていなかった。これで、ここにいる人は僕と管理人っていう人のみ。
「国ヶ屋明人、だな」
「……はい」
「いきなりで大変驚いたことだろう。すまなかったな」
「あぁ、あの、いえ……」
「ふむ、単刀直入に言おうか」
一旦言葉を止め、管理人は再び言う。
「君は選ばれたのだよ。モノクロ:コードに。——コード:07に!」
- Re: §モノクロ:コード§ ( No.7 )
- 日時: 2013/02/02 17:09
- 名前: しょめ (ID: s1qwLtf7)
- 参照: http://syome
「コード:07……?」
「あぁ、大丈夫だ。お前の言いたいことは分かっている」
何なんだよ。突然知らない場所まで連れてこられて、挙句の果てにわけ分からないことを。
「まず、ここから説明しようか」
一気に空気が冷え固まった感じ。背筋がゾクッとする。
「ここは政府の極秘機関、モノクロ:コードという場所だ。そうだな……。まず、モノクロ;コードとは何か。それを説明しようか」
——政府の極秘機関……?何で俺がそんな所に。いや、意味が分からない。
僕の思考がグルグルと回る。気づかないうちに、管理人が目の前にいた。
「……っ!」
息を飲むほどの迫力がそこにある。後ずさりしたい程だった。だけど。
「モノクロ:コードとは先ほど言ったとおり、政府の極秘機関だ。誰にも口を割るなよ」
そう言われても困る。今も意味が全く分かっていない状態だ。むしろもっと教えて欲しい。
「さて、モノクロ:コードの仕事は主にこれしかない」
そう言って、管理人は一呼吸置く。そして言った。
「自然現象と呼ばれる『怪異』の抹消だ」
——は、怪異?怪異って……、何だ。
「ふむ。その顔はまだよく分かってないのだな。他のコードはこの時点で分かっていたぞ」
「あのぉ」
「何だ」
「怪異って、何でしょうか?」
沈黙が訪れた。僕は何か触れてはいけないことに触れてしまったのだろうか。そんな不安が襲ってくる。
「自然現象とは、我ら人間には見えていない者によって起こる現象。それを行っているのが、怪異だ。怪異は基本善良な者が多いのだがな、たまに自然環境により危害を加える者がいるのだ。我々モノクロ:コードは、その悪と化した怪異を抹消すべく、コードを排出しているのだ」
一応、分かったは分かった。しかし気になる疑問が増えてしまった。
- Re: 【投票願】§モノクロ:コード§【参照10ありがとう!】 ( No.8 )
- 日時: 2013/02/02 17:11
- 名前: しょめ (ID: s1qwLtf7)
- 参照: http://syome
「あの、えぇと」
「コードはその命持って怪異と戦ってもらう。医療設備はこの国一番だから安心しろ」
管理人が僕の言葉を遮って喋る。ただ、機会のように喋るだけ。独り言に様に、まるで僕がそのにいないかのように。だから僕は聞いた。聞くことができた。
「何で僕なんでしょうか?」
僕がそう言ったとたん、管理人は僕をジッと見つめる。さっきの紀伊さんのようだった。ただ、顔との距離が大幅にあるだけ。
そして管理人は口を開く。
「コードに選ばれる子供は、血の繋がりがこの世にない者だけだ」
「……っ!」
息を飲み込む。意味が分からない。確かにこの世に僕と血の繋がりがある人は少なかった。それこそ、僕と母さんだけ。父さんは去年病気で亡くなったから、もうこの世にはいない。それで、この世に血の繋がりがない。それは、まさか——。
「僕の……母さんは?」
声が震えているのが自分でも分かる。足がすくんで、ロクに立っていられない。そして、目眩。
管理人は無表情。そしてそのまま言った。
「交通事故で亡くなられた」
「——!」
言葉が、出ない。足も限界で、木の枝のように簡単に折れて崩れる。喉がカラカラになる。
「何で、いつ…母さ……!」
出た言葉がこれだけだった。
この瞬間が僕を変えた。
この瞬間、僕は血の繋がりがある人がいない、天涯孤独だということを知った。
- Re: 【投票願】§モノクロ:コード§【参照10ありがとう!】 ( No.9 )
- 日時: 2013/02/02 17:13
- 名前: しょめ (ID: s1qwLtf7)
- 参照: http://syome
涙なんか、出なかった。軟弱なくせに、なぜか強がった。理由なんか分からない。
——ここで崩れたら負けだ。そう、頭の中の僕が言っている。どうせ泣いてもこの涙を拭う人なんかもうこの世に誰もいない。
「もう話は終わりだ。——コード:02」
後ろの扉が開いた。少しだけ、風が頬をかすめる。そして紀伊さんが現れる。
「大方の説明はした。後は頼んだ」
「了解しました。管理人」
「行きますわよ」
紀伊さんが上品に言った。甘い香りが僕を刺激する。
ここで変われ。
ふいに——、声。管理人のでもない、紀伊さんのでもない、誰かの聞きなれた声。
ここでお前は生きられる。
ここで変われ。
お前にはそれができる。
自分の——声だ。
過去を振り切れ。
そして——戦え。
どこかが波打ったように振動した。戦え。自分が自分にそう告げた。過去の自分が今の自分にそう告げた。
「……っ」
逃げちゃダメだ。逃げたら終わりだ。それこそ本当に一生孤独だ。
「紀伊さん……」
「何ですの?」
僕は宣言する。軟弱なりに、高々と。
「僕、戦います」
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