コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 【参照400突破!】ココロ×ツバサ〜過去と未来〜
- 日時: 2013/08/25 09:40
- 名前: 外園 伊織 (ID: ZsN0i3fl)
- 参照: http://www.pixiv.net/member.php?id=6367893
はじめに,
みなさんはじめまして!
外園 伊織(ほかぞのいおり)です。
きままに連載をしたいと思うので、温かく見守っていただけると嬉しいです。
読んだらなるべくコメントして頂くと嬉しいです
荒らし、暴言、悪口などのコメントはお断りします
基本、夢を叶える+学園恋愛モノでいきたいと思っているので。
プロローグは読まなくてもたぶん大丈夫です。
プロローグ 第0話 >>01>>02>>03
第2話 >>16
第2話・葵 >>25 >>29
第1話出会い >>05>>06>>07>>08>>09>>10>>11
第2話過去 >>16>>23
葵 >>27>>31
*『ココロのツバサ』、『ココロ×ツバサ〜私に心ください〜』から改題しました。
最後に完結できるかわかりませんが応援よろしくお願いします。
*コメントくださった方は有難うございます。
*更新時期はばらばらなので、【お気に入り(NEW)】登録して頂くと色々と読者の皆様も、外園も便利です。
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- Re: 【コメください!】ココロ×ツバサ〜私に心ください〜 ( No.22 )
- 日時: 2013/03/24 19:56
- 名前: 外園 伊織 (ID: BO2eV5at)
- 参照: http://www3.atpaint.jp/kakiko/src/1364122473824.jpg/img/
この、作品用イラストをただいま製作中です。
空君のラフ絵が完成したのでURL貼っとくので見てやってください。
みなさん、お知らせです。
和音「なんと、ココロ×ツバサが参照200突破しました」
和・空・葵・昴・麗「有難うございます!!」
作品用イラストを描いている真っ最中なので、余計に更新するのが遅くなります。
昴「いやいや、それは駄目だろう」
とりあえず、空君のラフだけ終わったから。
葵「そういう問題じゃないと思うけど…」
空「というか、なんで主人公の和音のラフから完成しないで俺から?」
いろいろあってね
麗「それはさておき、今後も応援よろしくねっ」
はい、皆様お願いします。
- ココロ×ツバサ 第2話過去 ( No.23 )
- 日時: 2013/06/12 20:28
- 名前: 外園 伊織 (ID: Q2Am3366)
——星ノ宮高校
一年生は5月までは普通科だけで選択制の専門科目はまだ学べない。
二組の休み時間はどのクラスよりもにぎやかだ。
その中に。
「あーっ。数学全っ然わかんねえっっ」
頭をかかえている昴のノートに空が指差した。
「だから、ここはこうするって言ってるだろ?」
空の机に自分の教科書とノートを置いて唸った昴である。
そんな二人を面白そうに見ていた和音に昴はがばっと昴は向き直った。
「和音も見てないで手伝ってくれ」
…まずい。
和音は思わず目を泳がせた。
「えっと…。私も数学苦手だから…昴君に教えるのは…ちょっと……」
しどろもどろに言い澱む言葉がだんだん小さくなっていく。
和音は友達の役に立てない自分が情けなくてしょうがなかった。
「ほら、和音も数学嫌いだってよ」
特に気にした様子もなく瞳を輝かせた昴の頭を空が教科書で叩く。
「和音は苦手だと言ってるんだ。第一、お前と和音を同類にするのはいささか和音に失礼だろ」
そうして彼は肩をすくめると、ほら、と昴と和音の間に持っていた教科書を開いて置いた。
「昴は基本問題が出来てるから応用問題を解けるようにする」
まるで先生のような空に昴は眉根を寄せた。
「今、俺はこの世から応用問題を消し去りたいと思った」
「…おい、さっさと真面目にやる。教えてくれって昴が言ったんだろう。あ、和音も一緒にこのページの問三解く」
「……はい」
呆れ顔の空に昴と和音は従った。
空の解説を聞きながらシャープペンシルをはしらせていた和音はふと思った。
—空君って教えるのが本当に上手いなあ…。
入学してはやくも三週間がたち、四人の性格などが徐々にわかってきた今日この頃。
空が案外面倒見がいいのは驚いた。
どうしてだろうと和音が訊くと彼は心当たりがあるのか、ああ、と頬を掻いた。
—…弟と妹がいるから自然とそうなるのかな…。兄弟で一番上って結構大変なんだけどね。
だからかと和音は納得した。
和音は一人娘なので兄弟がいる人に憧れている。
空とは対照的に昴はいかにも男子らしくはつらつとした体育会系の性格だ。クラスメイトからも人気のムードメーカーだ。
勉強嫌いなのか、はたまたやる気がないのか大抵授業中は教科書を立てて居眠りをしている。
そんな昴を他人事ながら先生にばれやしないかと内心冷や汗を掻きながら見守っている和音であった。
「まず、式を簡単にするだろう」
「ほうほう」
前方は空、後方は昴で和音はというと黙々と言われたとおりに書き取っている。
「で、この式にさっき習った公式を使う」
「なるほど」
かりかりかり…。
「最後にこれは間違った例だからこうしないように気をつける。——…終わり」
「………おーっ!すげー、初めて解けたっ」
わーい。俺ってやればできるじゃんか。
いたく感動している昴はいつも通りおいといて空は和音のノートを覗いた。
「和音はわかったか?」
「うん。空君がわかりやすく教えてくれるから、なんとか」
ちょっといいか、と彼は和音のノートになにやら書き加えた。
すらすらと素早く書き込む空の手元を感心した風情で和音は凝視した。
「これでもいいんだけど、俺が書いた途中式の方が簡単でいいかも」
「そうなの?…ありがとう」
礼を言って優しく微笑んだ和音に頷くと昴に声をかけた。
「昴、数学教えたんだから英語のプリントをやるの手伝えよー」
教科書などをしまっていた昴はおうよ、と親指を立てた。
「わかってるって。唯一お前より英語がデキるからな」
そこに、にゅっといつの間にかレーナが出てきて鼻高々な昴にフフッと笑った。
「でも、昴よりあたしのほうが中学の英語の成績は良かったよ〜」
「麗、余計な事は言わなくていいんだぞ」
昴とレーナは同じ中学校でクラスメイトだったらしい。高校も同じと決めたのだから相当仲が良いのだろう。
半眼になった昴にレーナについてきた葵がまあまあとなだめた。
「昴君、アメリカ出身の麗ちゃんと比べても意味ないよ。ねえ、そうだと思わない?和音ちゃん」
「そうだね。でもレーナは日本語も流暢だからいいなあ」
四人が気にかけているおかげで入学当初より口数が少しずつ多くなっている和音だ。
彼女が心を開き始めているのは、彼らが本音で向き合っているためだ。
昔は友達が喋っているのをただ聞いているだけだった和音の話をちゃんと聞いて答えてくれる彼らは和音にとって共にいて安心できる存在になっていた。
彼女が五人一緒だと笑顔なのがその証拠だ。
過去にできた心の傷跡はゆっくりと時をかけて忘れることは不可能でも癒すのが最善だと葵も、昴も、レーナも、そして空も苦い過去の経験で知ったのだ。
だからこそ、入学式に初めて出会った和音が過去のことで何か傷ついているのが顔に表れていて、それに気づいた。
どうしてだか、この世界は同じ想いをした人々を繋ぎあわせる。
和音はいまだに過去に囚われている。だから誰かが手を差し伸べなければいけないのだ。
五人は誰にも言えない暗い過去を胸に秘めている。
その過去は変えられないけれど、未来はその分明るくて幸せな方向へと変えることができる。
「俺すっごくお腹すいた。ほら、はやく食堂に行こうぜ」
葵がそうだねと笑うと和音とレーナの手を引いた。
「すぐに込んじゃうからねー。そうだ、空君走って席とってきて」
「へ?俺じゃなくて一番はやく食べたい昴、よろしく」
「えー、俺勉強したから疲れて走れない」
なに言ってるんだと五人の楽しそうな笑い声が響いた。
◇ ◇ ◇
——繰り返し繰り返しあの日の夢を見る
それは胸が裂けてしまいそうなほど、悲しくて辛い夢
目が覚めるたび、何度も何度も後悔がよぎるのだ
- Re: 【コメください!】ココロ×ツバサ〜私に心ください〜 ( No.24 )
- 日時: 2013/03/24 17:05
- 名前: 華世(蝶歌) (ID: 8HM4KmaQ)
初めまして、華世と申します。
私はコメ・ライ系はあまり読まないのですが、この小説は面白いですね!
和音ちゃんに共感しちゃいましたw
空くん良い人ですね〜
暇があればまた来ますね(●^ー^●)
- ココロ×ツバサ 第2話過去・葵 プロローグ1 ( No.25 )
- 日時: 2013/06/12 20:26
- 名前: 外園 伊織 (ID: Q2Am3366)
あの日の小さかった自分が肩を震わせて泣いている。
夢を見るたび何度も何度も涙を流していうのだ。
——ごめんなさい。ごめんなさい…。
謝っても何一つ戻ってこないのに。
一緒に笑えないのに。
——ごめんなさい。ごめんなさい…。
あの日から時を止めてしまったのに。
——ほんとうにごめんなさい…。
それなのに。
——ごめんなさい。わたしのせいで…。ごめんなさい……。
自分のせいで、もう逢えないのに。
◇ ◇ ◇
鳥のさえずりで現実へと引き戻された。
ゆっくりと起き上がるとはらりと長い黒髪が頬にかかる。
また、あのときの。毎夜繰り返される。
「…夢……」
夢であって現実でもある出来事。
ぽつりと呟いた声はかすれ、視界がぼやけてよく見えない。
あの時のように。
両手で顔を覆い、瞳を閉じると一筋の滴が零れ落ちた
口から嗚咽がもれる。
「…私のせいで…っ」
葵はそれきり何も言えず、溢れる涙もそのままにした。
誰にも言えない自分の秘密。
—それは一生背負わなければならない罪なのだ。
- ココロ×ツバサ ラフ絵2 ( No.26 )
- 日時: 2013/04/02 13:40
- 名前: 外園 伊織 (ID: xlcSC1ua)
- 参照: http://www3.atpaint.jp/kakiko/src/1364356544213.jpg/img/
はいっ、この作品用イラストのキャララフ第2弾!!
主人公の和音です。
お前の絵なんか見たくないという人もいると思いますが、どうぞURLをカチッとクリックしてくださいな。
あ、そうそう。コメントに空君いい人と書かれていますが、そのとおり!!空はいい奴なんです。
なんたってこの作品は少女漫画をベースに書いてるので(そうなの?)、空は必要不可欠なのです。
物語のためにも和音のためにも頑張れ、空!
空「えっ。なんでそこで和音が出てくるんだ!?」
かっこよくヒロインを助けるぐらいさせていいじゃないか!
ほら、和音があそこにいるよ。行ってこい、ヒーローらしく。
空「……目立って恥ずかしいからそんなに大きな声で言わないでくれ」
あー、空に逃げられた。まあいいか。
重要人物の五人はどの子も優しくていい子なので、このまま一緒にいて欲しいですね。
イラストが完成しだい更新しときますので。
もうすぐで五人の秘密が暴かれるので、それまで待っていてくださいね。
ではでは……
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