コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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【参照400突破!】ココロ×ツバサ〜過去と未来〜
日時: 2013/08/25 09:40
名前: 外園 伊織 (ID: ZsN0i3fl)
参照: http://www.pixiv.net/member.php?id=6367893

はじめに,
みなさんはじめまして!
外園 伊織(ほかぞのいおり)です。
きままに連載をしたいと思うので、温かく見守っていただけると嬉しいです。

読んだらなるべくコメントして頂くと嬉しいです
荒らし、暴言、悪口などのコメントはお断りします

基本、夢を叶える+学園恋愛モノでいきたいと思っているので。
プロローグは読まなくてもたぶん大丈夫です。

 プロローグ 第0話 >>01>>02>>03 
       第2話 >>16 
       第2話・葵 >>25 >>29 
 第1話出会い >>05>>06>>07>>08>>09>>10>>11
 第2話過去  >>16>>23
     葵  >>27>>31

*『ココロのツバサ』、『ココロ×ツバサ〜私に心ください〜』から改題しました。


最後に完結できるかわかりませんが応援よろしくお願いします。
*コメントくださった方は有難うございます。


*更新時期はばらばらなので、【お気に入り(NEW)】登録して頂くと色々と読者の皆様も、外園も便利です。

—————
【お客様(名前順)】
あいる様
通りすがりのストリート・ウィズ様
華世様
風龍神奈様

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Re: ココロ×ツバサ 第1話出会い ( No.7 )
日時: 2013/06/14 17:29
名前: 外園 伊織 (ID: IfRkr8gZ)

 日が差し込み始めた頃、和音は背中の真ん中ほどある黒髪を顔の横側に束ねて結ぶと、パジャマ姿のまま自室を出て数メートル先にある階段を下りた。
 和音がリビングに入ると、朝食の準備を終えた母・明美(あけみ)が和音に気づいて笑いかけた。
「あら、和音おはよう。朝ご飯できてるから食べなさい」
 和音はおはよう、と言いながら定位置である自分のイスに座った。
「いただきます」
 目玉焼きを食べていると、母も席について朝食を食べ始めた。
 父がこの場にいないのはいつものことだ。単身赴任でなかなか帰って来れない父は私の高校の入学式にも来ない。
 母は入学式ぐらい帰ってくればいいのに、と文句を言っていたが、私はいつものことなので残念だと思わなかった。
 父は仕事が忙しいのだから仕方がない。そう、それだけ。

 朝食を食べ終えると、洗面所に行って顔を洗い、鏡に映る自分の姿を見た。
 和音の父はハーフなので普通の人と違って、髪の色が光に当たると暗めの茶色に見え、瞳の色も瑠璃の玉みたいだ。そのため、よく髪や瞳の色でからかわれた。
 体も他の子よりも線が細く背が160cmぐらいあった。スタイルがいいと言われれば嬉しいが、どちらかというと和音は肌が白いのもあって、頼りなく見えると大人達に心配される方だった
 だから和音はよけいに自分のことがあまり好きになれなかった

 和音は自室に戻ると高校の真新しい制服に着替えた。
 紺色のブレザーにチェック柄の水色のスカート、リボンはスカートと同じ色だ。
 中学の制服はセーラー服だった。慣れない手つきのため、時間がかかってしまった。
 鞄に必要な物を入れて忘れ物がないことを確認すると、時計の時刻を確認した。もう家を出てていい時刻だ。
「いけない、もうこんな時間!」
 慌てて母のもとへ行き、出発することを言うと玄関で靴を履いてドアを開けた。
 星ノ宮高校は全寮制で、長期の休みでないと自宅に帰れないことになっているので、夏休みまで当分帰れない。ちなみに和音は荷物に関しては寮に送ってもらったので鞄に入れる物が少なく軽いので特に心配することはない。
「お母さん、行ってきます!」
 そうして和音は早足で駅に向かった。

Re: ココロ×ツバサ 第1話出会い ( No.8 )
日時: 2013/06/14 17:33
名前: 外園 伊織 (ID: IfRkr8gZ)

  星ノ宮高校入学式
 この高校は駅から10分位にある大学付属高校だ。普通科を学びながら音楽や演劇、声優、美術などの芸術分野や色々なスポーツ分野などの多彩なコースを選んで技術を磨ける比較的に新しく、内定実績も高いと噂の学校だ。
 その分試験も結構厳しいが…。
 芸能人やダンサー、漫画家、ファッションデザイナー、スポーツコーチなどを多く輩出している学校なので全寮制、おおまかな情報しか一般はわからない謎めいた所でもある。
 有名人を育成するのだ、それくらいしないとメディアが殺到して大変なことになるのだろうと和音は考えた。


 和音が高校に着くと先生にプリントを渡され、親切な生徒会の人に教室まで連れて行ってもらった。
 和音のクラスは1年2組だ。
 —取り合えず、愛想笑いでも何でもいいからみんなに合わせて輪の中に入っていければいいんだ。それが一番平穏に過ごせる方法。うん、きっとそう。
 中学の頃みたいになってたまるかと密かに決意すると、和音は校門で配布されたプリントを見ながら自分の席に座った。
 —男子が20人で女子が18人か…。
 和音は男子が苦手だった。そのため、男子の方が人数が多いと知ったとき、和音はひどく落胆した。
『31番 齋藤 和音』と書かれているのを確認しながら、11番の名前を探した。
 —あった。えっと、鳥居 空(とりい そら)…?

Re: ココロ×ツバサ 第1話出会い ( No.9 )
日時: 2013/05/12 11:43
名前: 外園 伊織 (ID: hr/PPTT1)

そうと右隣の席の鳥居 空の方を見ると、彼は前に座っている寺野 昴となにやら面白そうに喋っている。空が立っているときにわかったことだが空の身長は自分より15cmくらい高い。和音は彼の声がどこかで聞いたことがあるような気がすると思った。でも、クラスメイトに会ったのは今日が初めてのはずなので、気のせいだと自分に言い聞かせた。
ふと、あちこちから会話が聞こえるので周りを見渡すと、みんな男女問わず楽しそうに質問し合っている。
—えっ、もう友達づくりをしているの!?
誰とも話をしていないのは自分だけだと気づくと和音は焦った。このままではまた独りになってしまう。
何気なく空の方を見ると、本人と目が合ってしまった
しまった…!
和音は慌てて視線をはずした。
が、遅かった。
人懐こそうに笑った空は、屈託なく和音に話しかけた。
「齋藤さんだよね。よろしく」
そういわれたからには返事をしなけらばならない。和音は逃げ出したいのを堪えて「…よろしく、鳥居君」と、瞬時に笑顔をつくった。
相手は何度か目をしばたかせると、口を開いた。
「空でいいよ」
え?と聞き返すと、空はもう一度言った。
「空でいいよ。…その、今までみんなにそう呼ばれてたから」
「………」
こんな自分に話しかける人がいるのかと和音は驚いた。彼女は一度も男子を名前で呼んだことがなかったからだ。
気恥ずかしいのもあったが、男子達は和音に名前を呼ばれるのをことほか嫌がっていた。和音はそれに気づいていたので、彼らと必要以上に接することや名前を呼ぶこともしなかった。
ほかにも理由があったが、嫌な思い出ばかりなので考えることをやめた。
和音はだまったまま、ただ頷くと前に向き直ってすぐにうつむいた。
空はそんなほかの女子とは違った雰囲気をまとった和音の横顔をちらっと見た。
彼女に話しかけたとき、一瞬何かを堪えたような顔をしたのに、空は気づいた。
そして、何より気になったのは。
—誰か助けて…。
あの悲鳴は彼女の声だったということ。



   —誰か助けて…
   いつだったか聞こえてきたあの声は、
   君だった—



教室のドアが開いたのでクラスメイト達が話をやめると、一人の男教師が入ってきた。
「はじめまして。俺はこのクラスの担任になった、清水 宏樹だ。担当教科は国語でダンスコースとダンス部の顧問をしているので、みんなよろしくな」
清水先生は30代はじめごろに見え、楽しそうな先生だ。
先生は出席番号順に生徒を男女一列ずつ廊下に並ばせると生徒を引き連れて体育館へと歩き出した。

Re: ココロ×ツバサ 第1話出会い ( No.10 )
日時: 2013/05/19 13:30
名前: 外園 伊織 (ID: FFRec9Wj)

入学式は思ったとおりとても長く感じて、その間、私は別のことが脳裏に浮かんだ。
両親に勧められた大学付属の高校に合格したとき、嬉しそうに「良かったね」と笑っていた母の横顔。
私は元々高校はどこでもよかった。別に進学したいと思ったこともないし、私のことだから周りに打ち解けられないまま三年間が過ぎてしまいそうだ…。
—お母さんたちが私の為に高校進学を勧めてくれたんだ、迷惑をかけちゃいけない。
そう思って必死に受験勉強をしていた。今思えば長かったし、ある意味達成感があったかもしれない。
それはさておき。
ちょうど校長先生の言葉が終わった頃、アナウンスがかかった。
『次に新入生の紹介です。新入生は呼ばれたら起立して下さい』
はやく終わらないかなぁと思い始めた。すでに私の集中力が切れかけているのだ。
「鳥居 空君」
「はい」
アナウンスやほかの人の声はさっきまで素通りしていたのに、どうしてか彼の声は耳に残った。
そして気づけば私は彼の姿を追っていた。
そんなことをしている自分に驚いた。
—今までこんなことはなかったのに…。
きっと、彼に話しかけられたことがまだ信じられないのかもしれない。
友達からも暗いと言われ、みんなに避けられていた自分に話かける男子がいるとは思わなかった。
—あの人、どうしてこんな私に声をかけたのかな…。
私そんなに暗く見えたのかな。それとも誰とも話をしていないから不憫に思って気にかけたのだろうか。
和音は、はぁとため息をついた。
駄目だな私。高校でも人に気を遣わせてしまいそう。
物思いにふけている間に閉会の言葉が述べられる時間になった。


入学式が終わると和音は校舎の裏にある女子寮へと向かった。
広場を抜けて数十メートル歩くと道が二つに分かれていて右側に男子寮、左側に女子寮が建っている。
もちろん男子が女子寮、女子が男子寮に行くのはもちろん禁止されている。
式の後に配られたプリントには、寮で生活していく際のルールが書かれていた。

『生徒は他学年の階には近寄らないこと。
遅くまで起きていて遅刻することがないように。また、朝食と夕食の時間は決まっているので、時間を守って行動すること。
自分勝手な行動は相手に迷惑をかけます。試験期間は勉強を怠らないようにしましょう。』
そして最後はこう締めくくられていた。

『—学校生活の態度が悪く、以上のことを守れない人は即退学とする』
実に厳しい学校だな、と和音は思った。


和音の部屋は一階の29号室。部屋の割り当ては一年生のときの出席番号順になっていて三年間同じ部屋だそう。
部屋に入った和音は制服を脱ぎ、Tシャツにジーンズというラフな格好に着替るといったんぐるりと部屋を見渡した。
右側にベッドとその手前に机が置いてある。左側はいくらかスペースがあり、今は家から届いた和音の荷物が置かれている。あとは窓がひとつある造りになっていた。
届いた荷物の中にパーカーを探しているとトントンとドアを叩く音がした。
—誰だろう…。
そう思いながら和音はパーカーを探すのを中断するとドアを開けた。
「何ですか?」

Re: ココロ×ツバサ 第1話出会い ( No.11 )
日時: 2013/06/05 16:50
名前: 外園 伊織 (ID: NExr47x9)

 ドアを開けるとそこには二人の少女が立っていた。
一人はポニーテールに結われたブロンドの髪がゆるやかにカールしている。和音より5cm程高く、女の子にしては長身だ。瞳は金色でその顔は好奇心で彩られ、モデルみたいにスタイル抜群だった。
もう一人は和音が羨ましい艶のある黒髪をおさげに結んでいた。見た目はおとなしそうだが、清楚で性格が良さそうな少女。服を見るとおしゃれ好きなのがわかる。
いったい自分になんの用だと和音は怪訝そうにしていると、黒髪の方の少女が笑いかけてきた。
「突然ごめんなさい。はじめまして、私同じクラスメイトの茜 葵(あかね あおい)、よろしくね。この子はさっき知り合ったレーナ・マリアムちゃん。私たち和音ちゃんと友達になりたいな、て思って…」
その瞬間。
和音は目を見開いた。
葵が話している途中になんとレーナがいきなり和音に抱きついてきたのである。
「わっ!?」
驚いてそれしか言えない和音に葵は苦笑した。
「ごめんなさい、レーナちゃん人懐っこいから決して悪気はないと思うの」
それはわかっているが、突然だと頭の中が真っ白になってしまう和音である。
「…友達になれるのは嬉しいよ、よろしくね二人とも」
なんとかそう言って和音は心の中で思った。
—さっそく友達ができてよかった…。
それにしてもレーナはまるで犬みたいにはしゃいでいる。
「あたし、あなたと友達になれて嬉しい!よろしくね和音っ」
ちなみに、とレーナはポットからメモ紙をだすとボールペンでさらさらと何かを書いてそれを和音に見せた。
「レーナは日本語で麗奈って書いてみんなからは麗って呼ばれてるんだ」と無邪気に笑った。




とある理由で葵とレーナは和音の部屋ではりっきていた。
「和音ちゃん、こんなに長くて綺麗な髪なんだから髪型をこらないなんてもったいないよ」
「和音っ、可愛い服持ってるじゃん。パーカーとジーンズじゃなくてこっち着ようよ〜」
葵に横髪を結われているので動けない和音はレーナが持っているワンピースを見て、口をへの字に曲げた。
「それ確かにおしゃれなんだけど、私が着ると服だけ浮いて見えるんだよね…」
—私って何を着ても似合わないというか地味というか…。
後ろ向きな思考が浮かんでは消えた。
和音の心の呟きが聞こえたのかレーナは指摘した。
「そーいう考え禁止!それじゃ何も着れないじゃない」
それよりどうしてこうなったんだろうと和音は遠い目をした。

さかのぼること二時間前。
昼食を済ませた後、二人が和音の部屋に行きたいと言ったので、ここは親睦を深める時だと和音は思った。
それに断ったら、せっかく友達になってもらったのが台無しになってしまう。
しかしこんなことになるとは予想していなかった和音である。
—どうしてこんなことになったの…。
和音は仲良く「女子トーク」をするのかと思っていたのだが、二人の目的はこの地味な少女を可愛くすることらしい。
二人は和音のことを一言も地味だとは言っていないが、今の自分にはそう思えてならない。
髪を結い終えた葵はなんだか満足そうに、
「出来たよ、和音ちゃん」と声をかけた。
「…私、ちょと出かけてくるね」
おそるおそるこの部屋から逃亡しようとドアに向かった和音は「だーめっ」と葵に連れ戻された。
おとなしい葵だがこういうときは譲らないらしい。
「ワンピースはやく着て、ホラホラ」
レーナに追い立てられ渋々着ると、二人はきゃっきゃっと喜んだ。
「やっぱり似合うよ」
うんうんと頷いている葵を尻目に、
「気が済んだなら、私出かける用が…」
「じゃあ行こうかっ」
和音の言葉を見事に遮ると二人はからりと笑った。
「えっ、行くってどこへ?」
いいから、と二人は抵抗する和音を半ば引きずりながら目的地に向かった。

寮と校舎の間にある広場に連れて来られた和音は困ったように二人に訊いた。
「二人とも何がしたいの?」
するとレーナはウフフと笑った。
「前を向けばわかるよ」
レーナが言ったようにした和音は目の前にいる二人の人物を見て固まった。
目の前にいる二人組みの男子。同じクラスメイトの昴と空だ。
なかでも、空とは和音の勘違いかもしれないが気まずい。
さっきは空に話しかけてもらったのに最後は男子嫌いの傾向で顔を背けてしまった。
後で気を悪くしてしまったかもしれないと後悔しながらも何も言えず、微妙な雰囲気になってしまったのだ。
彼女の様子に気づかないレーナと葵は二人組みの男子に手を振った。
「昴っ(すばる)、空君!友達連れてきたよ」
そう言いながらレーナは昴の方へと走り出した。
「麗、そんなにはしゃがなくてもいいだろ」
苦笑している昴とレーナを見比べていた葵はぽつりと呟いた。
「いいなあ…。二人とも仲良しで。」
葵は揺れる瞳で唐突に思った。
なんだか、幼かった時の自分みたいだと。
もう昔の事と彼女は頭を軽く振ると、隣にいる和音を見た。
「ね?和音ちゃん」
それまで固まっていた和音は彼女に同意を求められ、あいまいに返事をした。
「え?ああ、そうだね」
「返事が適当な感じがするけれど…まあいいか。昴君、空君この子誰だと思う?」
一瞬半眼になったが特に気にした様子もなく、葵は和音の肩を掴んだ。
一同の視線が集まり和音の姿を上から下まで見ているので、彼女は居心地が悪そうに目を泳がせた。
「同じクラスの齋藤和音ちゃん。可愛いでしょ」
レーナの言葉に昴は目をしばたかせた。
「齋藤さん?へえ、すごい変わって誰だと思った」
感心している彼にレーナはそうでしょ、と胸をはった。
「…………」
一方、空は心底驚いて和音を凝視していたが、恥ずかしくて瞳を伏せている彼女は気づかない。
しばらくそうしていた彼はひとつ頷いて笑った。
「そうだな、女子は可愛らしいのが一番似合うから」
彼の嘘のない言葉に褒められた気がして和音はほっとしたのと同時に嬉しかった。
友達から言われた褒め言葉はどれもお世辞にしか聞こえなかったのに、空はそんな感じは微塵もなかったからだ。
昴は自己紹介はいいよな、と確認して口を開いた。
「よしっ。ここにいる五人は友達になったということで、仲良くやりたいと思う。よろしくな」
和音はこのメンバーに入れたことに感謝した。もし声をかけられなかったら、独りになってしまうのだから。
「そうだ、友達なんだから呼び捨てでタメ口でいいよね?」
レーナの提案にさんせーと五人は笑った。
和音は胸が温かくなったのがわかり、心が浮いたように微笑していた。
—この人達なら信じられそう。
どうしてかそう思えた。
こんな感情は初めてだった。
盛り上がっている中、彼女の笑みに気づいた空は人知れず目を細めた。


    ———桜の花びらがひとひら舞い落ちて、
        いつの日か淡く消えていった……



                    第1話出会い【完】


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