コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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中学二年生のはっぴー毎日
日時: 2013/04/13 16:07
名前: 奇妙不可解摩訶不思議 ◆gLFgwCEhi. (ID: qUqmtVo7)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=28070

お久しぶりでございます皆様。
池町隼人君もいつのまにか中学二年生、ということで題名を

中学二年生のはっぴー毎日

に、変えようとおもっとります!
あ、「中学一年生のはっぴー毎日」は上のURLからどうぞ。

キャラ紹介
水仙学園2−1(隼人がいない方)>>1
水仙学園2−2(隼人がいるほう)>>2
鈴蘭学園の皆 >>3
南七山中学校、芝桜学院、紅葉中学校、森田中学校、岡口中学校、その他 >>4
水仙学園三年生、卒業した方>>5

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Re: 中学二年生のはっぴー毎日 ( No.24 )
日時: 2013/07/13 17:57
名前: とある少女A ◆gLFgwCEhi. (ID: B4lrzZ.q)

「お席はこちらです」
Icanrelayが俺達を椅子に座らせる。広い部屋に沢山席がある中で、俺らは真中でもなければ端でもない、中途半端な席に座った。
「はい、お品書き」
ASMPMATEGがメニューを渡す。杏子が開くと、中には

Future


Present


Past


tomorrow


today


yesterday


三人「(これだけ!?)」
真帆「あの、アレルギーは…」
Port townが答える。
「当店の食材はアレルギー反応はでないように作られております。宜しければ強力精力剤を…」
真帆「やっぱいいです」
即答した。
「大丈夫だよ、この子らアレルギーはその子がちょっと筍だめなだけ」
ASMPMATEGが横から口を出す。真帆の顔がこわばった。
真帆「(…やっぱり、変だよこの店…!)」
隼人「(え、図星!?)」
「大丈夫!筍はなににも使ってないから、安心してさ!」
ASMPMATEGが笑ってそういうが、何のフォローにもなっちゃいない。重い空気に耐え兼ね、真帆が口を開いた。
真帆「じゃあ、私は『tomorrow』で」
「はい、『tomorrow』が真帆ちゃん…」
ASMPMATEGがオーダーをとる。この娘に任せたら全然違うのが出てくるんじゃないかと思うが、もうここまできたから点に運を任せよう。Port townがふと思い出したようにいう。
「あ、言い忘れておりました。当店ではこの6つのコース料理の中から2つずつ選んでもらうようになっております。」
杏子「…だって」
隼真「…杏子と一緒にする…」
杏子は「おいおいおいおい」と心の中でつっこんだが、もうなにも言うまい。
杏子「…じゃあ、『Future』で」
「はい、全員『tomorrow』と『Future』ね!」
ASMPMATEGが扉に急ぐ。彼女はなんと扉をけり破り(しかしなぜか壊れないドア)「つもろーとふーちゃー!」と叫んで駆けている。
「ごめんなさい、彼女いつもああなの」
Icanrelayが謝る。隼人はいえいえと首を小刻みに振った。
「代わりに、何か…あ、あれがある」
突如Icanrelayはシャンデリアに飛び乗り(すごいジャンプ距離)、またあっち、こっちとシャンデリアを乗り換え、渡り、いずこへと消えてしまった。
「ああいうIcanrelayだってずいぶん変わり者です」
隼人「まったくだ」
ついうっかり、同意してしまった。

Re: 中学二年生のはっぴー毎日 ( No.25 )
日時: 2013/05/18 23:03
名前: とある少女A ◆gLFgwCEhi. (ID: pC40PoP0)

「『tomorrow』がお先でよろしいでしょうか?」
Port townが言う。
真帆「あ、はい。」
隼人「構いませんが」
杏子「どうぞどうぞ」
ちょっともしない内に、一人の駆ける音と一人のハイヒールで歩く足音がする。
「はいはぁい!全員前菜お待ちぃ!」
ASMPMATEGたちが扉をまたも蹴り破り、前菜を僕らに運んでくる。の左手ASMPMATEGにテリーヌ、右手にブルスケッタ。Icanrelayのお盆にはトマトのファルシ。
「隼人様は鰻とえんどう豆のテリーヌ胡桃風味、真帆様は北海道バターのそら豆と生ハムのブルスケッタ、杏子様はスペイントマトのファルシでございます。」
またもPort townが淡々と述べると、彼女は優雅に去って行った。ASMPMATEGとIcanrelayも、前菜を置くとどこかへ去っていく。今度はちゃんと扉から歩いて出ていった。
隼人「…なんだか、不思議だね」
真帆「うん、不思議」
杏子「もうそのほかになにもないよね」
若干呆気にとられた後に、隼人はフォークを手に取る。二人も今気づいたようで、副題をようやく思い出して(本題は電話を借りること)(作者だって忘れていた)、口をつける。
隼人「…あ、美味しい…」
鰻とえんどう豆と胡桃。一回考えるとちょっと考え物な組み合わせの食べ物。でも卵白でまとめてしまうと、こんなにも美味しいのだ。味の主張は強いがそれが不思議と心地よい。殺し合いに至っていないのだろう。口触りも滑らかながら、やはりそれぞれの食感が生きている。
杏子「私のは甘酸っぱい…トマトが甘いんだけど、お酢が酸っぱい。」
真帆「ちょっとパンとか全体的に硬くて食べづらいけど、味はすごく美味しいの」
二人のPRに負け、掟破りだが隼人は「一口頂戴」した。
真帆「はい、あーん」
杏子「ばかっぷるめが!!付き合えよもう!」
隼人「杏子もいつかいい出会いがあるっt…あれ?」
しかし、それは隼人の口に入ると一瞬でなくなってしまった。隼人は飲み込んでいない、それどころか味わってもいないのだ。口内に入れると、蒸発したようになくなってしまうのだ。
隼人「おかしいなぁ…ちょっと真帆、これ食べてみてよ」
真帆「え?」
隼人「あーん」
真帆もテリーヌを口に入れた。しかし、それを彼女が味わうことはない。
真帆「あれ、消えちゃった!」
杏子「え!?」
真帆は「嘘じゃないよ」というように、杏子に向けて口を開ける。杏子も二人のテリーヌとブルスケッタを食べ、二人も杏子のファルシを食べた。しかしやはり、それらは口の中に入れると消えてしまう。即隼人が真帆のブルスケッタを急いでかむことに成功したが、美味しいといったのにまったく味がしなくて、固いと言っていた歯応えが全然ない。
隼人「…もう、「一口頂戴」やめよう」
とにかく、三人はこの結論へ至った。

Re: 中学二年生のはっぴー毎日 ( No.26 )
日時: 2013/05/19 18:58
名前: とある少女A ◆gLFgwCEhi. (ID: pC40PoP0)

ちょっと真帆&杏子視点。二人のはどんな味か書きたいだけ。
隼人で言うと19行目から。

真帆のやつ。

口に入れる。まず噛んで気付いたのは、パンの固さ。それに、なっかなかちぎれない、曲者。しかし気合でちぎって噛み始めると、これがめちゃくちゃ美味いのだ。生ハムが塩辛いのに、そら豆がほの甘いからあんまり気にならない。味が結構濃く、でもバターの味が最後にスッと舌を通るのだ。

杏子のやつ。

トマトの中のサラダを先に食べる。海老とホタテとイカの食感が楽しい。マヨネーズ…いや、カレー粉がまざってる…まろやかな味にピンクペッパーの刺激が丁度いい。しかし、なんか酸っぱい。鈍感な人は気づかないかもしれないが、母親が料理研究家の杏子、さらに杏子自身も料理系ブロガーであるために、どうしても気にかかってしまうのだ。

Re: 中学二年生のはっぴー毎日 ( No.27 )
日時: 2013/05/23 21:00
名前: とある少女A ◆gLFgwCEhi. (ID: pC40PoP0)

前菜をもさもさ食べていると、また誰かが来た。やや長めの髪をポニーテールにまとめ上げ、シンプルな無駄な装飾がないメイド服。膝はぎりぎり上の、動きやすさ重視。名札は「deep blue Intellect」。
彼女はにこりともせず、スープを置いた。そばにいたPort townが紹介していく。
「杏子様はそら豆の冷たいスープとトマトのムース、隼人様は夏野菜たっぷりのスープ、真帆様は新キャベツのポタージュと新キャベツに包んだ魚介類でございます。」
deep blue Intellectが去った。なんとなくdeep blue Intellectは他の人と歩く雰囲気が違う。ASMPMATEGがガツガツ歩き「歩くのが目的!おらそこどけどけぃ」なのに対し、deep blue Intellectはてくてくというなんとなく幼げな歩き方。Port townはスッスッと足音を立てずに歩く(か、シャンデリアに飛び乗る)。IcanrelayはASMPMATEG程ではないが、結構ガツガツ歩く。そういえばこのレストランはアメリカンスタイルだな。
二人の後姿を見ながら考えていたら、杏子と真帆が律儀にも待っていた。ふっと顔を前に向けると「…食べないの?」というような目で見られた。
隼人「ご、ごめん!食べよ?」
一口飲み込む。大体の味はトマトでつけられている。まだ野菜それぞれの食感が残っていてちょっと噛む必要がある。オクラや長芋などネバネバ系を使っているのに、あんまりうっとうしくない。オクラはゆですぎてない。肉も味つけは薄めだが、葫の香りがふんわり。抵抗感を持つ人が多い人が多い野菜を使っていながら、これは確実に美味しい部類に入るだろう。そういえばこれらは夏野菜。夏バテ防止にいいかもしれない。

Re: 中学二年生のはっぴー毎日 ( No.28 )
日時: 2013/07/02 22:20
名前: 哀歌 ◆dcuKuYSfmk (ID: IfRkr8gZ)

文体、変わったね。


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