コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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中学二年生のはっぴー毎日
日時: 2013/04/13 16:07
名前: 奇妙不可解摩訶不思議 ◆gLFgwCEhi. (ID: qUqmtVo7)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=28070

お久しぶりでございます皆様。
池町隼人君もいつのまにか中学二年生、ということで題名を

中学二年生のはっぴー毎日

に、変えようとおもっとります!
あ、「中学一年生のはっぴー毎日」は上のURLからどうぞ。

キャラ紹介
水仙学園2−1(隼人がいない方)>>1
水仙学園2−2(隼人がいるほう)>>2
鈴蘭学園の皆 >>3
南七山中学校、芝桜学院、紅葉中学校、森田中学校、岡口中学校、その他 >>4
水仙学園三年生、卒業した方>>5

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Re: 中学二年生のはっぴー毎日 ( No.14 )
日時: 2013/04/18 18:59
名前: とある少女A ◆gLFgwCEhi. (ID: pC40PoP0)

哀歌・藍永智子さん

おぅ!応援してねー★
更新は週末オンリーになるかなぁ?

Re: 中学二年生のはっぴー毎日 ( No.15 )
日時: 2013/04/18 19:11
名前: とある少女A ◆gLFgwCEhi. (ID: pC40PoP0)

隼人「今日は身体測定だね!みんな、張り切っていこうぜ!」
白夜「いけるかバカー!(泣)」
昼休み、隼人が叫ぶ。白夜は泣きわめき、和也は気が動転してリコーダーの練習なんかしている。机に突っ伏していた朱里はむくりと顔を上げ、隼人の後頭部にしっぺをかました。
隼人「いったぁ…(泣)」
朱里「あーのねー、隼人みたいに「インフルエンザで5kg痩せたらっきー★」なんて人間、めったにいないよ?」
隼人「いや、俺そのあと10kg太った」
朱里「…は?」
一か月で10kgも太った友人に溜息をつく。こいつはなんで気にしないで生きられるんだ…

六時間目も終わり、生徒が半そで半ズボンに着替え始める。
隼人「あー寒い、寒い寒い寒い寒い」
真帆「ほんとだねー」
昨日までの陽気は一転、今日は雨で寒く、仙台の気温は12度下がった。昨日の体育では山に登っていたのに…
真帆「あれ、隼人…胸!?」
ここで注意書き。これは日記のようにつらつらとその日あったことを描いている。その人に当てはめていくとどうしても隼人、白夜、和也、詠二が性転換をするはめになるのだ。つまり、この話だけはこの四人を女体化させて話を進めていく。
隼人「って、とある少女Aが」
真帆「御 都 合 主 義」

Re: 中学二年生のはっぴー毎日 ( No.16 )
日時: 2013/04/19 21:55
名前: とある少女A ◆gLFgwCEhi. (ID: pC40PoP0)

隼人「三時間目の体育山だね」」
隼人が小さく溜息をつく。しかし、真帆は笑顔で「そうだね!」という。
杏子「そうだね、山は花粉がいっぱいだもんね」
隼人「いや、花粉は問題ないんだけど…」
真帆「でも楽しみー♪」
女三人寄れば姦しいというが、全くその通り。周りを気にせずきゃっきゃうふふしている。
二時間目のチャイムが鳴り、数学が始まった。

隼人(…暇…)
多項式の加法減法なんざちょちょいのちょいじゃと余裕をかまして、脳内では理屈づめで人間について考えていた(彼が考えていた内容については別館の「さよならかったぁないふ。」でご覧ください。)カリカリとノートの端に書き込んでいく。とても小さな、雑な、自分くらいしか読めない字で。
隼人(…いいことかけた…サイトにうpろうかな)
考えた動機はともかく、内容は結構いいのだ。退屈な授業を右耳で聞いて左耳から抜かし、まだ習っていない部分のノートもまとめた。

Re: 中学二年生のはっぴー毎日 ( No.17 )
日時: 2013/04/19 22:31
名前: とある少女A ◆gLFgwCEhi. (ID: pC40PoP0)

真帆「今日はBコースって言ってたけど、何が違うのかな」
隼人「そうだね、もう水芭蕉池まで来たけど一昨日と何も変わんない」
山のこ−スに入っている、畑を一望できる位置。そこに立って、三人は考えていた。
杏子「ちょっと真帆、白夜君は?」
真帆「あ!」
案の定、真帆のすぐ前の白夜がいない。真帆が靴紐を結んでいる間に見失ってしまったようだ。隼人が最後列で、後ろには誰もいない。
三人「…」
暫く唖然とする、するしかない三人。
真帆「えっと、この先って…Aコースの場合どっちだっけ?」
隼人「…」
杏子「…えっと…」
一昨日で漸く3回目なのに、コースを覚えているはずがない。とりあえず一本道をわたって、分かれ道まできた。片方はキツい坂、もう片方は緩やかな斜面。
隼人「…とりあえず、楽な方にいってみよう。Aコースはこんなにきつくないはず」
三人は歌いながら歩いた。そうすると熊を防ぐことができるから。もしかしたら、仲間に聞こえるかもしれないから…。三人はずっと坂を歩く。暫く行くと、笹が道を狭めている。
隼人「すごい笹…俺の背越してる」
真帆「離れないように気を付けよう。」
キョンシー状態で顔を守りながら前に進む。緩やかな斜面だったのが、少し上り坂になってきた。三人とも額に汗が浮かぶ。それでも服を脱ぐのは許されない(虫とか草とかで体を傷つけないように)。

どれほど歩いただろうか、大きな家らしきものが見えてきた。もう三人とも声が出せなさそうなほど疲れていたが、隼人が言った。
隼人「…家、ある…」
俯いて足元ばかり見ていた杏子、真帆も、顔を上げた。
杏子「…体育館かな…」
真帆「違うよ、屋根が平らじゃないもん」
水仙学園の体育館の屋根は平らだ。しかし、前方に見える建物は、体育館なんてじじくさくなくって、ドイツ、フランス、ルーマニアにでもありそうな館だったのだ。
隼人「…電話、借りよう…」
流石にこんな山奥の古臭そうな館でも、電話くらいはあるだろう。フレッツ光のテレビの電波受けるやつが屋根の上に乗っかっている。三人が3分も歩かないうちに、館の入り口に着いた。庭を見ると、薔薇、チューリップ、桜など花が華やかに咲き誇っている。アーチには薔薇が絡まり、なにかアルファベットが筆記体で書かれているが、読めない。
真帆「綺麗!」
隼人「Meer des Bäume-Restaurans?どこの言葉?最後はレストランだからゲルマン?」
杏子「…入ってみようか…」
杏子は、恐る恐る扉を開いた。

Re: 中学二年生のはっぴー毎日 ( No.18 )
日時: 2013/04/20 20:28
名前: とある少女A ◆gLFgwCEhi. (ID: pC40PoP0)

ギィ、と扉がきしむ音がする。中は薄暗い。
杏子「…寒…っ…」
もうさすがの東北でも春の兆しがあるというのに、中は春の寒さというよりは秋の涼しさのような気温だ。玄関はまるでホールのようで、豪華な装飾が施されている。
いきなり、ポツポツと明るくなる。シャンデリアに光がともったようだ。三人は、目の前にフリフリのメイド服に身を包む蒼白い顔の少女が立っているのを見つけた。

「いらっしゃいませ」

彼女は微笑みながら深々とお辞儀をする。細く、胸も相応。胸元のバッジには「Icanrelay」と書いてある。隼人は「私はリレーができる?訳が分からない」と思うも、黙った。
杏子「つかぬことをお伺いしますが、ここは?」
さすが副生徒会長、杏子は流暢な敬語を述べる。
「ここは…『Meer des Bäume-Restaurans』、『選ぶレストラン』です」
真帆「あ、じゃ、あの、電話貸してくださいませんか?」
おいおい唐突すぎだろ、と隼人がツッコもうとしても叶わぬ。真帆は口に出してしまっていた。メイドは一瞬「?」となるも、すぐに微笑みをとりもどして「構いませんよ」と言った。
隼人「よかった…」
ほっとして溜息をつくと、メイドが口を開いた。
「もうお昼時をとうに過ぎております。宜しければ、こちらで昼食をなさってくださいませ。一時間目からずっと山を彷徨って、さぞ疲れておられましょう。」
真帆「でも、お金が…」
「三人前程度なら、営業に差支えありません。無料でお食事をお出しします」
そんなに儲けているのか、とも思うがここの人がいいと言ってくれるならお言葉に甘えさせてもらおうじゃないか。
隼人「いいんですか?すいません…」
「いいんです、どうせ暇ですから。」
メイドが言っちゃうの、と思う。するとメイドは一瞬後ずさり、天井から落ちてきたナイフをかわした。どうやらシャンデリアの上の人影が舌打ちをしたような気がする。
「気にしないでくださいませ、お食事処はこちらです」
三人「(気にならないはずがなかろうがぁぁぁ!)」
少しばかり命の危険を感じながら、三人は部屋に向かう。


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