コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 私は臨時ドS執事に一目惚れをした。【完結・イラスト】
- 日時: 2013/08/27 17:48
- 名前: 莉遠 ◆gX.y9FxA6g (ID: 5K27D2Vq)
どうも、『彼は天邪鬼』を書いている莉遠です。
連動させて2作目と言う無謀なことをしようとしている私。大丈夫、なぜならこの作品は夏休み中には終わるような短編にするつもりです。
えっと、ストーリーはぶっちゃけタイトル通りです。いいタイトルを思いつかず、もうそのまんま使っちゃえということです。
そしてこの時期にドS執事とは、そう、「謎解きはディナーのあとで」に便乗しております。内容は違いますが。
プロローグ:>>1
登場人物:>>2
第1話・>>5 第2話・>>8
第3話・>>9 第4話・>>17
第5話・>>19 第6話・>>23
第7話・>>26 第8話・>>30
第9話・>>34 第10話・>>37
最終話・>>40
来てくださった尊いお客様
珠紀様 椎茸様 ゲーム好き一人っ子様
夕紀様 朔良様 しろいぬ様
- Re: 私は臨時ドS執事に一目惚れをした。 ( No.7 )
- 日時: 2013/07/26 23:20
- 名前: 莉遠 ◆gX.y9FxA6g (ID: gYu/uyWc)
椎茸さん、こっちの小説にまでコメありがとうございます。
流石と言うほど何かやっているわけじゃないと思いますが・・・更新頑張ります!
- Re: 私は臨時ドS執事に一目惚れをした。 ( No.8 )
- 日時: 2013/07/27 18:27
- 名前: 莉遠 ◆gX.y9FxA6g (ID: gYu/uyWc)
第2話『お嬢様本当にポーカー得意なんですか?』
ポーカーの特徴:ポーカーは、ハンドの強さを競うゲームである。相手をフォールドさせれば、ハンドの強さに関わらず勝つことが出来ることから、ブラフ(ハッタリ。ベットすることによって弱い手を強く見せて相手をフォールドさせようとすること)に代表される心理戦の占める割合の高いゲームであるとされる。勝ち負けの数にはあまり意味が無く、勝ったときのチップを大きくし、負けたときの損失を最小にするための総合的な戦術がより重要である。また、他のプレイヤー達の仕種、表情、賭けたチップの枚数等から他のプレイヤー達のハンドの強さを予想し、自分の賭けるチップの枚数を決める。このゲームでは相手を惑わす為に、わざと驚いて見せたり、嘘をついたりする事が認められているが、実際のゲームにおいて相手の表情などを読んで自分のアクションの判断材料にする場面は、巷間信じられているほどには多くない。(wikiより)
リク:と言うことでポーカーのルールはもう存じておりますよね。わからない方はネットで調べてくださいね。
神奈:誰に言ってるのよ。
今回のルールはお互いチップを持ち、ベットして勝負する。ベットする機会は2回。
○まずは親を決め、カードを最初に引いたときにその親がベット。そして子は親と同数の枚数をベットするかスルー(勝負を降りる)かどっちかをする。
○その後、いらないカードを捨てて新しいカードを引く。その後、役を見てお互いベット。この時はスルーはできない。
○そして勝負した後、勝った方が場に出たチップをすべてもらう。
こういったルールだ。ま、ぶっちゃけ覚えなくてもいい。
ROUND1
神奈のカードには1が2枚、4が1枚、9が2枚となかなかいい感じだった。
神奈:(よし、これはベットしよう!)ベット!
リク:スルー。
神奈:早っ!なんで!
リク:そんな自慢に満ち溢れている人に勝負挑むバカがどこにいるのでしょうか?お嬢様はバカですか?
神奈:ば、バカ?バカですって!あなた執事なんでしょ?
リク:落ち着いてくださいませ、お嬢様。これはゲームでございます。しかもポーカー。心理戦でございますよ?敵の心理を揺さぶるのは定石。お嬢様得意と申しておりましたのでそれくらいしないと勝負にならないかと思いまして・・・
神奈:そ、そうね。熱くなったら負けよね。
ROUND2
神奈の手札は今度も素晴らしいものであった。いきなり3カードをたたき出しているのである。正直これは勝ちだ、どんなベットを土方がしてこようがこれは乗った方が・・・
リク:ベット、持ちチップ全部。
神奈:は、はぁ!?
持ちチップ全部!?なんでこんな自身満々なの?私は3カード。大丈夫、イケる。だけど何?土方のあの余裕は・・・。
持っているチップ全部を賭ける。すなわちこれでベットに応じたら私も全部を賭ける。もし奴の手札がすごかったら一巻の終わり・・・
神奈:す、スルーよ。
リク:作用でございますか。ま、そうですよね。応じたら危険が大きいでございますものね。心理的にそうさせたのであります。
と言ってリクは自分のカードを神奈に見せた。ブタ、つまり何も役が揃っていなかった。
リク:お嬢様は今、私に踊らされているのでございますよ。お嬢様本当にポーカー得意なんですか?
と言ってリクは不気味な笑みを浮かべた。今度は一瞬じゃない。
神奈:ちょ、バカにしてるの!あなた私の執事でしょ!本気でやるにしてもそんなのって・・・!もうやめる!
リク:まだどちらも勝負してないじゃないですか。つまらないですね。じゃあ、この写真をお嬢様のご友人に送りましょうか。
と言ってリクは神奈に自分の携帯を見せた。そこには激辛オムライスを食べた時の酷い神奈の顔が映っていた。てことは私にあのオムライスを渡したのは事故じゃなくて故意なのか!
リク:お嬢様のご友人は把握しております。相田様・・・坂本様・・・室町様・・・メアドは全部知っていますんで、今から送りますね。
神奈:ちょっとちょっとちょっと!ストップストップストップ!やるから!やるから!けどあなた、今日でクビだからね!今の件、お父様に言いつけてやるんだから!
リク:ハァ、そうですか。
少し寂しそうな顔をした。とてもキュンキュンさせられる顔だった。やっぱこの人カッコいい・・・
リク:すみません、少し悪ふざけが過ぎたようです。では、これから荷物をまとめさせていただきます。
神奈:あ、ちょっと・・・
意外とすぐに引いちゃった、なんかこれじゃあ私が悪いことしたみたいじゃない・・・
神奈:ちょ、い、言い過ぎたわ。あなたも新人だからゲームで少し熱くなっただけよね。きょ、今日の件は大目に見てあげるわ。
リク:あ、本当ですか?ありがとうございますお嬢様。ではポーカーの続き始めましょうか。
た、態度変わるの早ぇぇぇぇぇ!
結局私はほとんどのチップを土方に奪われてポーカーは終了した。
一日目、終了。
続く
- Re: 私は臨時ドS執事に一目惚れをした。 ( No.9 )
- 日時: 2013/07/28 17:34
- 名前: 莉遠 ◆gX.y9FxA6g (ID: gYu/uyWc)
第3話『鈴蘭さん、ご苦労様でした』
神奈:それでもう土方が超ドSなわけよ。さいっあく。
優樹菜:でも、若くてイケメンなんでしょ〜?ドSだけど一目惚れしちゃって解雇しそこねちゃった、と。神奈って意外とMなのね。
神奈:んなわけあるかぁ!
優樹菜とは『坂本優樹菜』。神奈の友達だ。そう、勿論優樹菜ちゃんはお嬢様だ。ただ、神奈ほどではない。神奈はスーパーお嬢様なのである。
現在、2人はお茶をしている。
優樹菜:ねぇ、今から神奈の家に行っていい?私もそんなイケメン執事に会ってみたいわ。
神奈:ハァ?やめた方がいいって。いじめられるかもよ?
優樹菜:けど私の今の執事なんてお爺ちゃんよ。若くてカッコいい執事を持ってる神奈がすっごく羨ましいわ。ね?いいでしょ。
神奈:しょうがないな・・・
と言って神奈は優樹菜を連れて家に帰ろうとした。だがその道中・・・
優樹菜:ねぇ、なんか誰かに見られてない?視線を感じるんだけど・・・
神奈:う、うん・・・
なんかオッサンがこっちをさっきからつけている気がする。そう思った2人は走り出した。そうしたらそのオッサンは走ってついてきた。
神奈はスーパーお嬢様。つまり、人質にして身代金を要求すれば人生に苦労しないような大金が手に入るのである。
だからよく狙われることがあるのである。
走って逃げていたら前からもオッサンとグルと思われるおじさんが来た。いわゆる、挟み撃ちというやつだ。
オッサン:大丈夫だよ、お嬢ちゃんたち。悪いことはしないから。ちょっとだけ人質になってくれればいいから。
神奈:そういうオッサンほど信用できないのよ!誰か助けてェェェ!
と叫んだら空から可憐に少女が舞い降りてきた。そうしたらその少女はオッサン2人を一瞬で倒した。
その少女の年齢は自分たちとそんなに対して変わらないように見えた。
優樹菜:あ、ありがとうございます。
神奈:本当に助かったわ、あなたは・・・
リク:お嬢様!ご無事でございますでしょうか?
リクが走ってやってきた。
神奈:土方!?なんであなたここに・・・
リク:いや、最近お嬢様誘拐計画が企てられているという噂を聞きました故、ここまでやってきましたが・・・大丈夫そうでしたね。
神奈:ええ、こちらの女性に助けていただいたので・・・
リク:そうでしたね。鈴蘭さん、ご苦労様でした。
神奈:へ?鈴蘭?
と言って神奈はその鈴蘭と思われる少女の方を向いた。その少女は一礼してこう言った。
鈴蘭:私は真田鈴蘭。今日からリクと同様に短期間の間ですがボディーガードを務めさせていただきます・・・・。
神奈:え?こんな可愛らしい女の子が私のボディーガード!?
優樹菜:へぇ、可愛い子ね。ていうかこの人が噂のドSのイケメン執事?超カッコいいじゃん!
リクはクスりと笑い優樹菜に会釈をした。
リク:初めまして、坂本優樹菜様。私は神奈お嬢様の執事、土方リクでございます。ドSと言うのはお嬢様が言ったのでありますね。
と言ってリクはポケットから携帯を出した。
リク:優樹菜様。昨日ちょっと面白い画像が撮れ・・・
神奈:うるっさいよ!やめろ!クビにするわよ!
鈴蘭:リク・・・まだ敵がいるかもしれない・・・・・・一旦家に帰った方がいい・・・・・・
リク:そうでございますね。ではお嬢様、優樹菜様、家にお送りします。ここには一流のボディーガードもおりますので心配は無用でございます。
そして織田家
鈴蘭:改めて・・・私はボディーガードの真田鈴蘭。元殺し屋。よろしく・・・
はい?
神奈:今、元殺し屋って言わなかった?
リク:いえ、お嬢様。殺しのプロを殺るには殺しのプロが一番いいんですよ。彼女は元々アメリカで殺し屋をやっていた方の娘でして、その技を叩き込まれているだけです。大丈夫、一回も罪は犯しておりません。
神奈:いや、恐いんだけど!
優樹菜:ねぇ鈴蘭さん、歳はいくつ?
鈴蘭:歳・・・多分17歳。
優樹菜:じゃあ私と一緒ですね。お友達になりましょうよ鈴蘭さん。
鈴蘭:お友達?・・・殺っていいの?
神奈:ストップストップストップ!何これ!ちょっと一旦落ち着こう!
リク:お嬢様が落ち着いてくださいませ、とりあえずお茶をどうぞ。お口に合うかどうかはわかりませんが・・・
神奈はふと思い出した。あの激辛オムライスの件を・・・
リク:大丈夫でございますよ。よろしければ、私の今持ってるお茶と取り換えますか?
神奈:あ、うん。じゃあそうして・・・
と言って取り換えたお茶を飲んだ。そうしたら・・・
神奈:か、辛ぁぁぁぁ!
リク:お嬢様、お忘れになられたのですか?私は生粋の辛党、辛党のお茶を求めたらダメですよ。
神奈:だからってなんでお茶に唐辛子入れてんのよォォォ!
続く
- Re: 私は臨時ドS執事に一目惚れをした。 ( No.10 )
- 日時: 2013/07/29 02:47
- 名前: 珠紀 (ID: 7xR3brgP)
とっても面白いですww
リクさん、辛党なのですね( ^^)(^^ )
どれだけ辛いのかww
そして、鈴蘭さん。
珠紀、ある小説の『鈴蘭』という子が好きなのですが、その子にそっくりなので気に入ってます!
活躍期待です!
更新頑張ってください!!
- Re: 私は臨時ドS執事に一目惚れをした。 ( No.11 )
- 日時: 2013/07/29 12:14
- 名前: 莉遠 ◆gX.y9FxA6g (ID: gYu/uyWc)
どうもです。ちょっとネタ走ってる気が若干しますがまあ・・・いいです。
私の書く小説の主人公は大抵辛党です。だから「彼は天邪鬼」の涼太も辛党です。理由?私も辛党だからです。
あ、そうなんですか?その小説多分知らないですね。この小説の鈴蘭ちゃんはプラチナデータの「スズラン」から名前をいただいたんですね。
そうやって聞くと活躍させたくなりますね
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