コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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幼馴染よ、君は私が好きなのか。
日時: 2013/08/12 22:39
名前: 梨 (ID: aQkFNbc/)

君といつも一緒にいることが当たり前だった中一。
君と陰のあるヒーローに憧れた中二。
君と一緒に受験して、奇跡的に受かった中三。

そして。


君がフラグばっかり立ててくる高一の夏。

「お前さぁ」
「なに」
「好きな人とか、いるの?」
「え」

うん。
幼馴染よ、君は私が好きなのか。
って。そんなのただの自意識過剰じゃないか。

バカなのか。私は。



えっと・・・。梨です。
はい。掛け持ちですごめんなさい。
純粋な恋物語が書きたかったんですはい。
えっと・・・。よろしくおねがいします。

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Re: 幼馴染よ、君は私が好きなのか。 ( No.6 )
日時: 2013/08/16 09:09
名前: 梨 (ID: aQkFNbc/)

3 絶対無いって思ったものほどあったりする。でも、私の場合は九十九パーセント無い。

・・・いやいやいやいやいやいや。
絶対無いって。
奏が私を好き?
いやいやいやいやいやいやいや。
無いって。
だって、好意を持ってたら、
DIОやらせてくれるはずだから。
空条じゃなくて。
『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!!』
って言わせてくれるはずだから。
『オラオラオラオラオラオラオラオラァ!!!』
なんて言わせないから。好意を持った相手に。
スタンドでそうになるまで叫ばせたりしないから。好意を持った相手に。
無いから。無いから。無いから。絶対無いから。
私が自意識過剰なだけだから。
ちょっと頭冷やしたほうがいいんじゃないですかねー?私。
この暑さで頭が沸騰しましたかね?
そりゃそうだ。だって、35度だぞオイ。そりゃ脳みそ沸騰するわ。
そりゃ、隣の幼馴染が好きな人いるって質問してくる幻聴も聞こえるわ。(真琴は勝手に幻聴と決め付けた)

「オーイ?真琴さん?どうしたんですかー?ぼーっとして」
「えっ!?おっ・・・お前のせいだわこのボケアホドアホ!!!溶けろ!!この暑さに溶けろ!どろどろにペースト状になれ!!」
「いきなり酷い。もうやだ泣く」
俯く奏。
もう一生そうしてて欲しい。
・・・アンタが質問してくると、無限の宇宙をさまようことになる。
「あのさぁ・・・、真琴」
気まずい空気の中、奏が口を開く。
「ガム、食べる?」
「・・・は?ガム?食べるけど」
「じゃあさ!!この三つのなかから選んでよ!!」
プラスチック容器に入った、三つの丸いガム。
・・・レモン味?
「・・・じゃあ、右」
右を選んで、ガムを口を含む。
・・・え。
「ぎゃぁぁぁああああ!!なにこれ酸っぱい!!」
絶叫。
ものすごく酸っぱい。悶絶する。
「ぎゃははははは!!大当たりっ!!実はコレ、三つのうち一つが酸っぱいっていう・・・」
「オイィィィ・・・?奏ぇ・・・?」
奏の胸倉を掴む。
「ひぃ!?なんでしょうかぁぁあ!!」
「二回戦だバカヤロー。駄菓子屋行くぞ・・・」
「・・・え。ほんと!?」
嬉しそうに目を輝かせる奏。
・・・こいつ、ドМか。
「・・・なんで嬉しそうなのよ」
「えー。だってさぁ。久しぶりじゃん!!二人でお菓子買うの!!」
「久しぶりっていうか三日ぶりじゃないのねぇ?三日前、うまい棒買ったじゃん」
「俺にとって三日は長いんです」
「あっそ」
なんて、そっけなく答えたけど。
うん、私の心の中は。

えええええええ。三日!?お前にとって三日は長いのかオイ!!てか、二人でお菓子買うの嬉しいって何だお前!え。私と一緒に居て嬉しいのかねぇ!?

みたいなかんじだった。
かなりぐちゃぐちゃだった。
「じゃあ、行こうか」
ニコニコしながら、私の手を引っ張る奏。
笑顔とかやめろ。
・・・調子狂う。

Re: 幼馴染よ、君は私が好きなのか。 ( No.7 )
日時: 2013/08/13 11:56
名前: 白玉 (ID: ShMn62up)

めちゃめちゃおもしろいです!!!!!!

私もこんな感じの話、読みたかったです!!!!

ジョジョネタとと笑いながら読んでましたwww

これからも、楽しみにしてます(´∀`)

がんばってください!!!

Re: 幼馴染よ、君は私が好きなのか。 ( No.8 )
日時: 2013/08/13 21:02
名前: 梨 (ID: aQkFNbc/)

白玉様
コメントありがとうございます。
笑っていただけて、とてもうれしいです。
はい。これからも頑張りますね。

Re: 幼馴染よ、君は私が好きなのか。 ( No.9 )
日時: 2013/08/13 22:04
名前: 梨 (ID: aQkFNbc/)

4 黒い悪魔は突然やってくる。どんなに部屋を綺麗にしてもやってくる。

「くっそ・・・負けたぁぁあああああ!!!!」
家のソファーに飛び込む。
・・・あの後、奏と駄菓子屋に寄って、
酸っぱいガム対決、
十戦十敗した・・・。
で、家に着いた時奏が、思いっきりバカにしたような顔で。
『お前、酸っぱいガムの神様に憑かれてるよ(笑)』
って。

「あああああ!!悔しい!!!」
ソファーを転がりまわる。
・・・アイツめ・・・。今度会ったときは筋肉バスターしてやる。
「・・・テレビでも見るか」
少し落ち着いて、テレビをつける。

・・・カサカサカサカサ・・・。

テレビの中の人たちの話し声と共に、その音ははっきりと聞こえた。
「・・・まさか・・・」
そう、この音は・・・。
あの忌まわしき黒い悪魔(ゴキブリ)の足音だぁぁぁあああああ!!!
「まっ・・・まさかね。まさか足元に居るとかね。ナイナイナイナイナイ」
震えながら、足元を見てみた。
「ぎいやぁぁああぁあああああああああああああ!!!!!」
いた。
黒い悪魔が、
私の足のすぐ近くに、
いた。
走る。逃げる。
殺虫剤はぁぁあああああああ!!!
確かこの棚にぃぃいいい!!
棚を見る。

黒い悪魔が居た。

・・・え。
何で二匹いるの?
一家に一匹じゃないの?

ぶーん。ぴと。

黒い悪魔がいきなり飛んだ。
うん。で。
私のほっぺたと仲良くなった。
「・・・ぎゃぁぁあああああああああああああああああ!!がわわわぐはあああああぎゃあああああああ!!!」
奇声を上げる。
いや、だって。
見た目がグロテクスな黒い悪魔さんが、

私のほっぺたと仲良くくっついているんだぞ?

うん。普通の女子なら、

奇声を上げるよね?

私の奇声にびびったのか、黒い悪魔は私のほっぺたとの交際を諦めたようだ。
・・・でも、二匹殺すとか・・・。
そうだ!!お母さん!!お母さんに森に帰してもらおう!!
と、私は思ったのだが。
・・・だめだ。あのバカップル(父と母)は新世界に出航してた・・・。(船で海外旅行)
絶体絶命の私は。

奏の家に行くことにした。

・・・大丈夫ですよね?

Re: 幼馴染よ、君は私が好きなのか。 ( No.10 )
日時: 2013/08/13 23:45
名前: マルフォイ (ID: LsY9Mst/)


題名に惹かれて来たら梨ちゃんで
かつ
すんごい面白いから
兄がシスコン
のやつ終わってしょんぼりしてたけど、
今滅茶苦茶元気出ただす!!

やっぱ、この独特的な梨ちゃんの書き方は我輩のつぼぜよww

いつも、面白い書き方してくれてありがとう!


あと、これを機に
タメ口で喋ってくれたら嬉しいなぁーw

ほな、続き待ってるねっ♪


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