コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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主のためなら命だって《観覧100!!!!感謝です☆》
日時: 2013/11/04 10:23
名前: まる (ID: 0.f9MyDB)

おはこんばんは!!
あはは、懲りずにフラグたったのでまた作りましたww
ちゃんとどちらも更新します(‾ー‾)

これはギャグ5:シリアス5くらいでいきたいと思います!!
意外と真面目な方(あ、いや、いつも真面目っすよ?)で、最後バッドエンドかハッピーエンドか悩む程ですwまあそれは後々決めましょう(*‾∇‾)ノ

因みに、国家事情とかそういうのまじ分からないんで、勿論死ぬ気で勉強する気ですが「これおかしくね?」とかなっても無視してください笑


登場人物

*アルフレッド・ドミンゴ・デイヴィール
20歳、182㎝
愛称アル、アル王子
銀の長髪に綺麗な青い目
デイヴィール国第一王子
剣術、商学、勉学、全てにおいて長ける
次に王につくのはアルだが、今の王が既に病に伏しているため殆どの政権はアルにうつっている
主従関係気にしない

*ヘレン・ピスリー
18歳、150㎝
アルの従者兼、幼馴染み
腰まである長い栗髪をポニーテールにしている。目は緑
幼い頃にアルと遊んだりしたが、その頃はまだアルの立場を知らなかったため普通にタメ口だった
女性で小柄ながらも剣術に長けている(…が、アルが出兵を認めてくれない)

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Re: 主のためなら命だって《観覧50!!!!感謝です☆》 ( No.10 )
日時: 2013/10/26 20:03
名前: まる (ID: .bb/xHHq)

ヘレン「ふーー……」





広い廊下を歩きながら、私は安堵の息を吐いた。


本当に、一時はどうなるかと………






テクテク歩いていると、向かいから人が現れた。








ヘレン「バトっ!!」





バト「お……ヘレン」





私はそう叫ぶと、バトの元へ寄っていった。



バトは今は仕事がないのか、あくびをしながら暇そうにしていた。







ヘレン「部屋に戻る途中?」




バト「ああ。お前は?」




ヘレン「王子にお召し物を届けに」




そう言って手元にある王子の服をちらつかせる。

ふぅん、とあまり興味の無さそうな声でバトが促した。





別れを切り出そうとしたとき、ふとさっきの事を思い出した。







ヘレン「あ、バト…。さっき、ありがと」




バト「ん?」





ヘレン「ほら、捕まりそうになったとき、庇ってくれたじゃない」



ああ、と納得したようにバトの顔に苦笑が浮かぶと、小さく首を横にふった。





バト「俺が話しかけてたのは本当の事だろ。…それに、助けられなかったし。
礼を言うなら、アルにいってくれ」





ヘレン「でも……「それに」





私が言葉を発しようとしたとき、バトの顔が耳元へきた。



バト「礼の言葉一つで、相手の気持ちは代わるものだぜ?チャンスじゃねーか」








……








………な、
















ヘレン「なんで私が好きだって前提なのよバカーーーッッッ!!!








叫びながら、ポカポカ叩くが軽く受け流される。
ああ、お礼なんて言うんじゃなかった。やっぱり子供から成長してないわ。







バイバイともじゃーねとも言わず、その代わりに舌を思いっきりだし威嚇だけをし私はバトと別れた。








***************






ヘレン「まったく……」





頭を抱えながら、アル王子の部屋の近くまでくる。


本当に、アル王子に失礼だと思わないのか。冗談でも、私のような不細工が王子に思いをはせているなど……





どうしたものかと悩みながらも、王子の部屋の大きな扉を三回ノックした。






ヘレン「アル王子?いらっしゃいますか?」




アル「おーう。いるぞーー」






扉の向こうからアル王子と思われる声が微かにした。


それを聞くと、私は重たいと扉を開けた。

Re: 主のためなら命だって《観覧50!!!!感謝です☆》 ( No.11 )
日時: 2013/10/26 20:27
名前: カリン ◆WACHDTB54w (ID: uY/SLz6f)

どーもどーも! カリンでーす☆←ウザイっつーの

読んで見たら面白いですねー! 更新頑張ってくださいねー

Re: 主のためなら命だって《観覧50!!!!感謝です☆》 ( No.12 )
日時: 2013/10/26 20:43
名前: まる (ID: FvI/oER9)

カリン様>>

どーもどーも、まるです(*‾∇‾)笑

おおおっ!!ここでの初コメですね!ありがとうございます!!
面白いだなんてもったいないお言葉(@‾□‾@;)
感謝です。お互い頑張りましょうね(о´∀`о)

Re: 主のためなら命だって《観覧50!!!!感謝です☆》 ( No.13 )
日時: 2013/10/31 14:04
名前: まる (ID: 6.Nua64i)

ヘレン「失礼しま………」






扉が、入ってきた人が部屋全体を見渡せるところまできたとき。



中にいたのは勿論王子。…王子、なのだが…………











ヘレン「っき…………」





アル「お?」














ヘレン「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!!!/////」






部屋中に私の声が響いた。








**************







ヘレン「っんーーー、んーーーー!!!!//」






私が暫く叫んだあと、私の口は塞がれた。










……王子の手によって。




後ろからまわされる逞しい腕。
剥がそうとしてもびくともしない。










アル「お前……っ城の者に聞こえたらどうするのだ!!おれがお前を襲ってるみたいではないか!!」




耳にかかる息と、アル王子の低い声がくすぐったくて身をよじるとやっと離してくれた。


……が、未だに心臓はバクバクうるさい。アル王子を直視しないように、目をそらす。









ヘレン「だって……っまさかアル王子が、そ、そ、そんな格好でいらっしゃるとは……っ!!」




まだ顔の熱がとれない。






アル「そんな格好とは……ただ着替えを待って半裸でいただけではないか」




ヘレン「その半裸がダメなのです!!!///」







私が入ってまず目に入ったのは、アル王子の上半身裸のお姿。





アル王子がフン、と鼻で笑った。








アル「子供扱いをするなと怒るくせに、男に関してはまだまだ免疫がないようだな」




ヘレン「なっ……」




ガ、キ☆と言われまた顔が熱くなる。





図星をつかれ、必死に言い訳を探す。







ヘレン「ア、アル王子こそ、着替えているなら着替えているとおっしゃってください!!入ってしまったではないですか!!」




そう言うと、「お?」と首を傾げた。





アル「俺はいると答えただけだ。何も入っていいとはおっておらんぞ」




ヘレン「う……」





言われてみれば……




不覚だった……







ヘレン「うるっさいこのバカ!変態へりくつ野郎!」



アル「へっ、変態……!?」






ああ、主の裸(半裸)を見てしまうとは……なんと言うこと……




一人落ち込んでいると、少し涙目気味の我が王子が声をかけてきた。







アル「着替えくれ……そろそろ風邪を引く」



ヘレン「…あ」









————————————





イケメンの半裸prpr((死んどけ

Re: 主のためなら命だって《観覧100!!!!感謝です☆》 ( No.14 )
日時: 2013/11/04 17:57
名前: まる (ID: 8uCE87u6)

*数分後*




ヘレン「……終わりましたか?」



部屋の隅っこで後ろを向き、アル王子に話しかける。






アル「おー。もういいぞ」




ヘレン「本当ですね!?今度は下半身露出で待ち構えてるとかやめてくださいよ!!」




アル「してないわ!!!!というか今度はって、別にさっきの待ち構えていたわけではないからな!!」





焦るアル王子をよそに、恐る恐る振り替える。
よかった。ちゃんと着てた。





王子を確認すると、次はピシッとたたんである、先程まで王子が着ていた寝衣に視線をうつす。






ヘレン「…またたたんでくださったのですか?いいと言っているのに……」




そう言って、衣服を手に取る。

というか、正直アル王子の方が畳み方上手い。本当に洒落にならない。







アル「まあ、いろいろしてもらってばかりじゃ申し訳もないしな」




いつの間にかアル王子の武器の大剣を、王子が手入れをしていた。

その様子を見ながら、ふとアル王子の鎖骨付近に見える傷に目がいった。








ヘレン「……また戦で傷を負ったのですか?」




聞けば、王子は何でもないような顔で「ああ」 とその傷を指で撫でた。
どちらかというと、その顔は笑っているようにも見える。





アル「カッコいいだろう。戦士の勲章ぞ」



歯を見せて笑う王子を、私は目を細くして見つめた。







ヘレン「……私を戦場に立たせれば、傷一つ追わせないのに」









ボソッと言ってみた。



けれど、アル王子の耳にはしっかり届いたようで、キョトンとした目で私をみる














……と思うと、さっきの様にまた盛大に笑いだした。










アル「ここでも出兵をせがむかヘレン!!流石だな!!」





ハハハハッと腹を抱えられて笑われる。








……うん、明らかに馬鹿にされてますね。





ヘレン「私は本気ですよ!!」




睨めば、少しだけ笑いが収まる。



完全に王子の笑いがひくと(といってもまだなんかニヤニヤしている)、真っ直ぐ見据えられる。








アル「まあ、お前も女だろう。傷なんか出来ては嫁に貰えなくなるぞ」




ヘレン「承知の上です!それに、私は嫁になど入らずずっとアル王子に仕えるつもりです!!」





拳を作って力説するも、やはりハハハと軽くあしらわれる。







アル「…お堅い女だのぅ」




ヘレン「なんか言いました?」





アル「何も」







わざとらしく口笛を吹くアル王子を尻目に、時計を見た。







ヘレン「あら、もうこんな時間。そろそろお邪魔しますね」





アル「おー、またこいよー」



そんな友達じゃないんだから。






扉の前で礼をして、退室しようとしたとき。








ヘレン「……あ、王子?」





アル「お?」








ヘレン「朝食のときは、ありがとうございました」




別にバトにあんなこと言われたからじゃないけど、深々と頭を下げる。






頭を上げると、アル王子は少し驚いたように目を開いていた。






アル「おー。気にするなー。







…あんまりそんなことしてると、腰曲がるぞ」





ヘレン「え!??」





急いで腰を逆方向にそらす。






……と、また王子が笑いだした。








アル「ハハハ、やはりヘレンは面白いなぁ。からかいがいがあるぞ」





愉快そうに口角を上げる。




なんか、毎回アル王子には一枚もってかてちゃうんだよな………

半分諦めかけたように、私もつられ口の端をあげながらアル王子を見上げた。













でも、アル王子の笑顔は絶対に守り抜く。
——あの日、そう誓ったのだから。








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外国って、服畳むのかしら( ´_ゝ`)


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