コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- われこそは青春真っすぐdramaticクラブ!!
- 日時: 2014/05/31 15:59
- 名前: 姫音桜子 (ID: vnwOaJ75)
- 参照: http://いぇい
われこそは演劇部!!
「君の瞳に僕は写っていますか?」
「空が青いですね」
数多くのセリフを言った
数多くの動きを試した
スポットに浴びる迫力ある必死な思い。
−−−そう、われこそは舞台に光を届ける演劇部
*********
・アドバイスください
・コメください
・荒らし帰ってください
頑張ります!!
〜演劇部員紹介〜
《長瀬玲》
・部長 3年
『趣味』人間観測
〔性格〕人間観測のオタク
モニタリングという番組大好き
好きな物のセンスナッシング
明るい子でみんなのムード役たまに厨二病
《恋乃檸檬》
・3年
『趣味』スポーツ
〔性格〕男っぽく女から好かれやすい
みんなの第二の部長、姉
《谷方東太》
・2年
『趣味』アニソンを歌うこと
〔性格〕ばか。
《田野康介》
・2年
『趣味』絵を書く事 とくに少女マンガの主人公
〔性格〕たまにめんどくさい奴になる、真面目
《八木沢美稲》
・2年
『趣味』お菓子作り
〔性格〕ドジで天然
《碓井快奈》
・2年
『趣味』魚をじっと見ること
〔性格〕ツッコミ役の勉強そこそこできる子
- Re: われこそは青春真っすぐdramaticクラブ!! ( No.11 )
- 日時: 2014/05/21 11:40
- 名前: 姫音桜子 (ID: e.VqsKX6)
- 参照: http://いぇい
尾行して約30分。
最初は桜が綺麗だと思って尾行してたはずが
桜など邪魔で早く散れと今は思う
「お、近くの病院に入ったぞ!!病気かなにか?」
相変わらず部長は生き生きしている
他の部員はへとへとだ
「部長の魂が欲しいです…」
今にでも倒れそうな谷方がこっそり言う
でも、部長は周りの声も聞こえなくて
「よし、病院移動!!」
イルカのように元気よく移動した
福里くんはある部屋に入った
こっそり部屋を見ると、母親らしき人と福里くんだった
「どういうこと?」
これ以上の尾行をやめた方がいいと
恋乃姉が部長の肩をポンポンと叩く
珍しく、部長はわかった様子で見るのをやめた
近くの公園で会議をした
そこには子供が元気に遊んでいた
「…部長どういうことなんですか?」
「うーん…」
「私知ってるよ…」
と、コンビニで買ったコーヒーを飲みながら恋乃姉が
言う
「…教えてください」
田野はちょっと心配そうに質問をした
- Re: われこそは青春真っすぐdramaticクラブ!! ( No.12 )
- 日時: 2014/05/21 13:59
- 名前: 姫音桜子 (ID: e.VqsKX6)
- 参照: http://いぇい
「あたし、演劇部の顧問の先生に聞いたんだよ
そしたら…」
「あいつの母親、乳がんでさ幼い頃父さんが事故にあって死んじゃって あいつの家族母親しかいないんだよ」
恋乃姉はそれを知って悔しかった
「おばあちゃんとか身内の人は?」
「それがさ、嫌われてるんだよ福里くんの家族
若い頃にカケオチして結婚したからさ」
福里くんは誰にも相談せずに
毎日だんだんと弱っていく母親を見るしかないと
先生はいう
「恋乃姉、福里くんのお金とかってあるんですか?」
「うーん、厳しいなぁ 家族二人で母親が急に病気になって…きっと金もないだろ」
田野は遠い目でなにか考え事している
「田野…大丈夫?」
私が質問すると、はっとなって
「え、あぁ…うん」
「やっと、信じられることできた?」
恋乃姉はそっと呟いた
「…俺、悔しいです。なんであんな態度で馬鹿みたいで…あいつを励ませればよかったって…」
「…福里くんの母親の見舞い行こうよ」
私は自然に言ってしまった、見舞いに行けばなにか変わるかもしれないなんてこともないのに
- Re: われこそは青春真っすぐdramaticクラブ!! ( No.13 )
- 日時: 2014/05/21 15:54
- 名前: 姫音桜子 (ID: e.VqsKX6)
- 参照: http://いぇい
「でも…急に来てもわかんないだろ?」
谷方は坊主の髪をカキカキしながら言う
「挨拶したい!!」
八木沢はぱぁっと明るく言ってくれた
「いい案かもね」
田野が無表情で答えてくれた
「よし、まずは私がケーキ買ってくるから
八木沢は花買って 田野は挨拶するセリフいって
快奈は飲み物買って 長瀬は福里くんの情報SOSで
調べろ!!よし、完璧」
「こ、恋乃姉!!俺は?」
「お前は滑り台で滑ろ 谷方」
「わーい滑り台滑るぞー!!」
谷方は滑り台へ走って向かった
「「「ばかだ」」」
- Re: われこそは青春真っすぐdramaticクラブ!! ( No.14 )
- 日時: 2014/05/21 21:46
- 名前: 姫音桜子 (ID: e.VqsKX6)
- 参照: http://いぇい
花も完璧、ケーキも完璧、情報も完璧
「よし、お前らいくぞ」
トントンとドアを叩いた
「失礼します…」
礼儀よく入った、そこにはノートを書いているさっき
見かけた福里くんの母親だ
「あら、どちらさん?」
弱々しい声で私達にたずねる
「あ、あの福里くんの学校の先輩です!!」
「あら、いらっしゃい」
微笑みながら福里くんの母親は 椅子の用意をした
「あ、お母さん気になさらないでください!!」
「いいのよ、永戸のこと色々迷惑かけてると思うし」
福里くんの母親は優しく微笑む
きっと無理して笑ってるのだろう…
「あの、ケーキ持ってきました…よかったら」
「私ケーキ好きなんだよねありがとう…ところで永戸は部活ではどう?あの子は抜けてるところがあるから」
もしかして…伝えてないのだろうか?
窓からの風が涼しい 日が落ちるのが見える
「あの、福里くんは…部活になんて入ってませんよ?」
谷方が思わずいってしまった
- Re: われこそは青春真っすぐdramaticクラブ!! ( No.15 )
- 日時: 2014/05/22 07:02
- 名前: 姫音桜子 (ID: KDFj2HVO)
- 参照: http://いぇい
「え…」
間が空いた…。
本当に部員全員が谷方が馬鹿だと思った瞬間だ
「いや!!あの、部活はいってますよ!!こいつ馬鹿なんでちょっと、あの、」
慌てる恋乃姉
福里くんの母はなにか考えていた
「私のせいなのかな…」
ぽつりと呟いた彼女はうつむいていた
それを見て私達はどう対応すればいいか
わからなかった
「お母様のせいじゃないですよ」
田野が前に出て言ってくれた
「お母様は悪いことなんてしてません。
福里くんはお母様のこと心配して看病しているじゃないですか、彼は母親が大事なんです
その母親が自分のせいでなんて…福里くんは
そんなこと思って欲しくなかったから言わなかったはずです」
今度こそ田野をかっこいいと思った
福里くんのお母さんはびっくりしていた
けれど、窓から降ってくる桜を見て
少し笑っていた
この掲示板は過去ログ化されています。