コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- ××××、××××、×××××。
- 日時: 2014/09/06 17:44
- 名前: ファイトソング (ID: nnuqNgn3)
こんにちは。クリックさんきゅーです。
宣伝になっちゃいますが…
「君と一緒に。」って小説も書いてるんで、そちらのほうも是非!笑
タイトルは、
ばきゅん、ばきゅん、ばきゅーん。
て読みます。
って下っぽいですけど、違うんで!
色々意味があります!笑
その辺もうまく書いていけたらと思います。
応援よろしくお願いします。
- Re: ××××、××××、×××××。プロローグ ( No.1 )
- 日時: 2014/09/10 17:59
- 名前: ファイトソング (ID: NGqJzUpF)
プロローグ
いつまでも大好きだよ。
たとえ、二度と一緒になれないとしても…
永遠の初恋。
そして永遠の想い。
あの頃の私達はくだらないことで笑って、
くだらない恋愛だって色々な人から反対されたよね。
それでも一緒にいようって、あの言葉だけは嘘じゃ無いって思ってたよ。
一緒に見たあの星空。
あの時、あなたの横顔が悲しそうだったのは『さよなら』が近かったからなんだよね。
別れの言葉が、
「今までありがとう。」だったからかな…
ありがとうって、嬉しい言葉なハズなのに、私にとっては一番泣きたくなる言葉。
誰のせいだと思ってるの…?
何年も経っているのに、未だに振り回されてる。
それでも、
好きだよ…大好き…
…愛してる
- Re: ××××、××××、×××××。第一話 ( No.2 )
- 日時: 2014/10/13 10:09
- 名前: ファイトソング (ID: XQp3U0Mo)
第一話 出会い。
波羽side
「またアンタは勉強もしないでギターばかりして!」
は?
うるさいし…
「何?その目は。ん?」
私はクソババアの話は無視して再びギターの弦に手をかけた。
最近この目の前のババアはちょっとうるさい。
私の趣味を邪魔する上に勉強しろだって。
…学校行かなくなった理由知ってるクセにね…
♪♪♪♪♪♪♪♪
本当に綺麗な音が出る…
あの頃…何もかもに光を見出せなくて、絶望し切っていた私に、ほんの小さい勇気と大きな光を与えてくれたのはこのギター。
大好き。
こんなにモノに執着したのは始めて。
今ではどんな曲でも演奏できるまでに腕が上がった。
自分で考えた曲を全力で歌いながら、演奏する。
スゴイ気持ちいいんだよね。
いつの間にかババアはいなくなって、ギターの小さな音色が部屋に響く。
ふと、時計に目をやると、5時50分。
やば…
ケースにも入れないでギターを持ち、家を飛び出した。
走って走って走る。
息が切れる頃にはいつもの場所。
人が多くて私のギターが人に擦れる。
すいません、と小さくお辞儀するとまた別の人にぶつかる。
すごくごちゃごちゃした所。
それなのに私は場違いにしゃがみこむ。
よし。
♪♪♪♪♪♪♪♪
人々が振り返る。
仕事帰りのサラリーマン。
遊び帰りのギャル。
みんなみんな私の前で立ち止まる。
私はシンガーソングライターを目指す、ただの女子高校生。
でもいつか、シンガーソングライターになって、全国…いや、全世界の人々に私のメロディーを届ける。
一曲目が終了…
「上手いね…」
私のすぐ手前に座っている、金髪のチャラそうな男子が呟いた。
「ありがとうございます。」
「毎日来るから。」
「はい、ありがとうございます。」
その男子はニッと笑って立ち去った。
変な人…
- Re: ××××、××××、×××××。第二話 ( No.3 )
- 日時: 2014/09/14 13:54
- 名前: ファイトソング (ID: NGqJzUpF)
第二話 あの人。
波羽side
あの日から数日。
変な人だったな…
毎日来るってことは、私も毎日あの場所で歌わなければいけないわけで…
嫌なわけじゃなくて疲れるってゆーのかな?
大体1日に歌う曲は5曲。
執筆中。
- Re: ××××、××××、×××××。第二話 ( No.4 )
- 日時: 2014/10/17 21:47
- 名前: ファイトソング (ID: XQp3U0Mo)
上の記事が修正できなくなってしまったので、もう一度二話を始めから書かさせていただきます。
第二話 あの人。
波羽side
あの日から数日。
変な人だったな…
毎日来るってあの人大丈夫なの?
見た感じ、同い年くらいだし…
まぁ…いっか。
今日も学校には行かず、勉強もしないでギターを手に取って、弦を弾く。
幸せ。
この音色のせいか、時間の流れを感じない。
ゆったりと私の周りの空気は微妙な振動を起こす。
私の声と、ギターの音色によって。
ブルブルでもなくビリビリでもなく…
…ただゆったりと、大きくて小さな振動。
だからか、私はこの音楽の世界を抜け出せない。
学校なんて不登校状態。
先生も友達も、私のことなんて忘れている。
だから会いに来ない。
前までは毎日来てくれていたのに…
「今日も歌いに行くか…」
家を出て、自転車に乗る。
腕時計を確認すると、
まだ、5時。
何でこんなに早く家を出たんだろう…
よくわからないけど体が軽い。
冷たい風が頬をかするのでさえ妙に心地よく感じだ。
あっと言う間に到着して、いつものように歌い出す。
「♪ …I love you…いまだけは悲しい歌…♪」
大体は有名アーティストの曲をカヴァーして歌う。
でもたった2曲…
自作の曲がある。
一曲目が終わる頃にはたくさんのお客さんがいる。
あの人…
…いた。
ニコッて笑っていて、なんか、幸せそうな顔をしている。
5時35分。
早すぎたけど、いた…
嬉しいかも…
「次の曲は自作の曲です。聞いてください、『you』」
パチパチっ
「♪…あなたへ。
私の気持ちはあそこに置いてあるよ…
後ろを指して言った私。
困った顔をして、無理だよって、戻れないよって言って。
私はここにいるから。この気持ちと一緒に。
「僕の気持ちはあそこに置いてあるよ」
前を指差すあなた。
やめて…私を前に連れて行かないで。
Ah…薄い瞼は、ちょっとだけ重くて。
瞳を閉じたらあなたは私の手を握る。
一緒に進むには、ちょっとだけ早くて。
僕と一緒にいて、ずっと。って呟く。
昨日とは違う日がくれた。♪」
1サビまで歌い終わって、前を見ると、あの人が泣いていた。
え…?
号泣じゃん…
…やっぱり変な人…
- Re: ××××、××××、×××××。第三話 ( No.5 )
- 日時: 2014/10/12 17:13
- 名前: ファイトソング (ID: XQp3U0Mo)
第三話 薄い瞼。
景side
女と遊ぶのが大好きな俺。
友達と賭け事をするのが大好きな俺。
学校をサボるのが大好きな俺。
喧嘩をするのが大好きな俺。
とにかく、悪いヤツだと思う。
でも、毎日幸せに生きていると思う。
…なんてのは、今日までの話だった。
街の大通り…
大きな街の、大きな通り。
人混みが大嫌いな俺にとって、こんな所…
まぁ、普段は通らない。
だけど、連れてた女が、カラオケに行きたいって言うんだよ。
女の頼みを断るわけにもいかないし、
裏通りには、カラオケなんてねーし。
腕を組んで歩いていたら、すごく体がふわってなるような…
なんていうか、あったかくなるような感じがした。
それは、綺麗な歌声のせいだった。
足を止めて声のする方を向くと、
そこにはギターをかけた、細くて小さな…可愛い女の子がいた。
見る限り歳は同じくらい。
…透き通るような…とても…とても…綺麗な声だった…
その子の前にしゃがみこんで、
その子の音楽を全身で感じた。
連れてた女のことなんて忘れていた。
「上手いね…」
自然とこぼれた言葉。
「ありがとうございます。」
そう、可愛く微笑んだ。
「毎日来るから。」
…毎日来よう…
また、歌が聴きたい。
また、顔がみたい。
鼻歌交じりに、
薄く、瞼を閉じた。
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