コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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RAINBOW【合作短編集】
日時: 2015/03/07 09:37
名前: 夕陽&紗悠 (ID: xStpW3P0)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

     ☆   ☆   ☆

   虹は澄み渡る雨上がりの空を

    色鮮やかに彩るのです……

     ☆   ☆   ☆



こんにちは!
いろいろ駄作を書いている夕陽というものです。
それなりに長い期間やっていますが文は全く進歩してません←
この作品の内容は下にさゆも書いてくれていますが短編です。
アドバイスくれると嬉しいです。


こんにちは!
「恋涙燦燦」の作者の元紗悠の恋幟あげはと申します!
今回初の合作を行うことにしました!
お相手はカキコ内で仲が良い夕陽さんです!
僕より名が知れ渡ってますね……(^_^;)
二人で虹のように鮮やかな文を作っていきます!
ちなみに三題噺や制限系を書きまくります!
みんなよろしく!あげははいつでもタメ歓迎!

     ◇   ◇   ◇

☆ 作・夕陽の文たち >>1

★ 作・恋幟あげはの文たち >>2

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Re: RAINBOW【合作短編集 ( No.20 )
日時: 2014/11/20 23:06
名前: *紗悠* (ID: lmEZUI7z)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

「木下〜」
昼休み間近、窓際の私の席が包囲される。
座っている小柄な私からしたら彼女らの威圧間の強さは半端じゃない。
「な、なに?」
私は完全におびえ声も細くなる。

「昼休みさ〜体育館裏来いよ、いいもんやるからさぁ」


絶対に違う分かっているのに逆らえない。
逆らえば余計にやられる。
それを私は理解できている。

でも、理解したところでなにも変わらない。


そして
「おら!大好きなプレゼントだよ!」
8人くらいで私を取り囲み私を陰に隠している。
陰湿極まりないのは当たり前だ。
「きゃははっ、そ、それゴミの塊じゃねえかよ」
「木下なんてゴミと同等なんだよ」

聞きたくもない高笑いが耳を障る。

現実には私は向き合っている。
向き合わず自分を否定し、自分を粗末にするよりはよっぽどだ。

私は自分を見失わない。
例え周囲から隔離されようと自分は見据えている。
今私を攻めている彼女らは塑像を自分としている。

真っ黒の悪に染まった自分を正義と見謝り
私に偽の鉄槌をぶつけている。

大丈夫私はまだ自分を殺さない。
死なない、消えない、負けない。



☆あと少し続く☆

Re: RAINBOW【合作短編集 ( No.21 )
日時: 2014/11/21 15:32
名前: *紗悠* (ID: lmEZUI7z)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

今日の戒めははっきり言って最悪。
また呼び出しを喰らいおずおずと焼却炉へ向かうと女子8人また同じメンツでいた。
背後には黒ずんだ煙を吐き出す焼却炉が。
釜の中は暑く煮えたぎり紅蓮に染まっている。

そしてある一線を踏んでしまったのかまた周囲を囲まれる。
しかし7人。1人いない。
そしてその1人が……

「ひっひっひっ……」
背が高く胸もあり清楚にしていれば可愛い女子。
その自分の美貌を力に腐っているのだと思う。

彼女の手には火鋏とそれに掴まれている真っ赤な炭。
口を引きつらせ私に近づいてくる。
嫌な予感しかせず逃げようとするが囲まれて逃げれない。
その刹那、周囲から押され地面に倒される。

「あんたの髪綺麗だね〜。もったいないから燃やしてやるよ」 
母から譲り受けた綺麗な黒髪。
それを燃やそうとしている。

「や、やめて!!」

火鋏が髪へと近づき……


ざぱん!

「へ?」

水が、大量の水が降ってきた。
私は体中びしょびしょだが、
彼女らも炭も濡れている。

助かった……?

「あ、すまん!手が滑った!」
向こう側に名の知らない男子が。

掃除でもないのにバケツを携えている。

助けてくれた……の?

Re: RAINBOW【合作短編集 ( No.22 )
日時: 2014/11/22 09:04
名前: *紗悠* (ID: lmEZUI7z)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

ふぅ、久しぶりに細かく書いたw

なんか続きが気になるように書いたよw
まだ書き足りないけどPSPの制限に(泣)

オリキャラ指定!
名前:中原 好絵 なかはら このえ
年齢:15
性別:女
性格:独りが好きな人 孤高な存在
容姿:少し焦げ目の茶色のボブ
   目はつり目、姿勢はいい

このキャラでSSを!
ジャンルは友情!
少し正確と相まって難しいよ!

がんば!

Re: RAINBOW【合作短編集】 ( No.23 )
日時: 2014/11/23 22:57
名前: 夕陽 (ID: jP/CIWxs)

独りの狐と人気者の狸

「え……」

 私はクラス分けの表を見て絶句する。
 高校になってはじめてのクラス分け。
 期待に胸を膨らませていたのに……。

 私は2組の24番。
 そこまではいい。
 私は1つ前の23番に苦い思いを感じた。

23 中野 亜美

 印刷されていたその名前は中学時代絶交した元親友だったからだ。

     *     *     *

「へ〜、亜美っていうんだ。呼び捨てでもいい?」
「いいよ! 美穂ちゃん」
「美穂でいいって〜」

 仲良さそうに話している前の席。
 それに比べて私の周りには誰一人いない。

 そんなことにはもう慣れたけど。
 つり目であまり笑わない無愛想な私は人が話しかけてこない。
 それに比べて亜美はたれ目でいつも楽しそうだ。
 少しドジだが世話を焼きたくなるらしくいつも人が近くにいる。

 あんなことがなければ普通に仲良かったのかな……。

     *     *     *

 中学の頃の私もやっぱり無愛想だった。
 そして頭もそれなりによく、そのこともあってか私に接する人は少なかった。
 いるとしてもやっぱり真面目な子が多かったので亜美に話しかけられたときは驚いた。

 だってあの子は頭もはっきり言って悪く、愛想がよい。
 ドジばっかりしているけどすぐ謝るからみんな「しょうがないなあ」って顔して後片付けをしてくれる。
 要するに私と反対の性格。
 顔もたれ目でおっとりしていてタヌキ顔だし。

「ねえねえ、体育祭の打ち上げ来ない?」

 最初に話しかけられたのはこの言葉だったか。
 体育祭以前は話しかけられた覚えはない。

「ごめん、用事があるから」

 嘘だ。
 用事などない。けれどクラスの馴れ合いは願い下げだ。
 時間の無駄。

「いいじゃん〜。来てよ〜、ね?」

 ニコッと笑って言う。

「用事あるから、無理」

 なんて強引なんだ。
 こっちは用事があるって言っているのに。
 とがらないように注意しつつやっぱり冷たい声になってしまう。

「どうしても……?」

 涙目で見られてもダメなものはダメだ。

「どうしても」

 この後何分か同じやり取りをしてなんとか分かってもらった。


 しかしその出来事があってからやたらと私に構うようになった。
 宿題教えて、ここ分からない、一緒に帰ろう……。
 はじめは断り続けてきたがしつこいので宿題教えてあげたり一緒に帰ったりした。
 そのうちに心を許せるようになってしまい遊ぼうといわれてオッケーしてしまった。
 最初、二人で遊んでいたが段々人数が増えてきた。
 実際そういうのは苦手なので3回に1回くらい断ったが聞く耳を持たない。
 結局連れて行かれるので最終的には反論することは無くなった。

 なんだかんだいって彼女は優しい。
 迷子の子を助けてあげたりお年寄りの荷物を持ってあげたりそういうことが当たり前に出来る子。
 だから私は彼女を信頼することになった。

 でも、その信頼もすぐに崩れていった。

     *     *     *
なかがき
まだまだ続きます。
少し長くなるかもしれません……。

Re: RAINBOW【合作短編集】 ( No.24 )
日時: 2014/11/24 22:16
名前: 夕陽 (ID: jP/CIWxs)

独りの狐と人気者の狸2

 原因は、亜美の好きな人が私に告白してきただろうか。
 そのことを知った彼女は、怒るわけでもなく泣くわけでもなく無表情だった。
 その表情は今でも覚えている。

 その人は丁寧に断った。
 そうすれば亜美と仲直りできると信じて疑わなかったから。

 でも現実はそんなに甘くはなかった。

     *     *     *

 無視されるようになってから数ヵ月後、卒業式があった。
 これでやっとあの居心地の悪い空気から解放されると思うととても嬉しい。
 彼女の志望校は恐らく底辺だろうから高校一緒の可能性低いし。

 私は清清しい気分で最後に校門をくぐった。

     *     *     *

 しかし、その相手が今目の前にいる。

 なんで? あの子の成績じゃ受からないはずなのに。

 どう考えても彼女の成績ではこの高校の3ランク下でも努力圏のはずなのに……。
 5ヶ月でここまで成績を上げたというのか。
 信じられないことだが。

 まあ彼女に関らなければいい話だ。

 私はそう決意して机に伏せた。

     *     *     *

 なんのいやがらせ?

 私は下駄箱に置いてあった手紙を見てため息をつく。
 タヌキのキャラクターがついているこのレターセットは私が誕生日に彼女にあげたものだ。
 少し間抜けな感じが彼女に似ていてつい買ってしまった。

 それが今私の手の中にある。
 二つに折られた便箋にはこうつづられていた。

『もしよかったら、4時に喫茶店に来てください。いつもの、喫茶店で待ってます』

 独特な少し大きくて丸い字でつづられていた文章。
 私は少し考える。

 一体彼女は何がしたいのだ?
 謝りたいというのはないと思う。
 かといって憎まれているわけでもない。
 ただの“クラスメイト”に戻ったみたいに空気扱いはされているがいじめはないし。

 チラリと時計を見る。
 今、午後2時半。
 今日は初日だったが結構長かった。
 自分の家に帰るのに40分、自分の家から喫茶店まで自転車で5分。
 十分間に合う。

 私は自分の家に帰るためにバス停へ向かった。

     *     *     *

「来てくれてありがとう」

 亜美は4時ぴったりに来た。
 こっちは10分前から待っているのに。
 昔からそうだったけど。

「で、用件はなんですか?」

 私は“普通のクラスメイト”とはなすように他人行儀に訊ねる。

「あのね、昔のこと謝りに来たの」

 今更だな、と思いつつまあそこで怒ってもしょうがないので無言を貫く。

「あの時、好絵ちゃんに近づいたのは好きな人が好絵ちゃんに興味持っていたからなの。ごめんなさい」

 なるほど。道理で目立たない私に優しくしてくれたわけだ。

「はじめはそれだけだったけど……。でも好絵ちゃんに接するうちにいい子だって気付いて、それでもあの人のこと好きで諦められなくて……。好絵ちゃんが告白されたって聞いたとき悪気はないんだって思っても無視までして。応援してもらったのに」

 彼女はうつむいて話す。
 今彼女はどんな顔をしているのだろう。

「別にいいよ。もう気にしてないし」

 実際私は気にしてない。

「でも、よくこの高校は入れたね。確かあなたの好きな人はもう一つしたのランク受けなかったっけ?」
「そうだけど、好絵ちゃんと仲直りしたいからがんばったの。勉強毎日して。合格できるように」

 亜美ってそんなに努力家だったっけ?
 いつでも努力もせずでも愛想がよかったので結局は許されている子だったはずだけど。

「すごいね、亜美。私と仲直りするために勉強がんばったのはすごいと思う」
「だったら、私ともう一度やり直してくれる!?」

 いきなり身を乗り出す亜美に私は

「それとこれとは話が別。私は独りがいいの」
「じゃ、じゃあどうすれば私とやり直してくれる!? もっと頭がよくなればいい? もう無視しないって誓えばいい?」
「別に亜美が悪いわけじゃないよ。でも亜美は仲いい子がもういるでしょ? その子たち大事にしなきゃダメだよ」

 教えるようにゆっくりという。
 その言葉に納得してない表情の亜美に私は決定的な一言を放った。

「だって私、美穂ちゃんうざいと思うし」

 記憶に残っている亜美と友達になったであろう彼女の名前を出す。
 亜美は昔から自分の友達の悪口を言われるのが嫌いだったから。

「何でそんなこというの……? 美穂、いい人なのに……」

 震え交じりのその言葉にわたしの胸が痛くなったが彼女のためだ。

「じゃあそういうことで」

 私は無表情を保ちつつ喫茶店をでた。

 これが彼女のためなんだ、と信じて。

 だって私は

——もう余命が1年もないのだから。

—END—
あとがき
別れが辛いのであえて友達にひどいことを言う……という感じを書こうとしましたが上手く出来たでしょうか?
ちょっとおかしいところあると思いますが気にしないで下さい。

さゆ
次のお題!
登場人物3人以上5人以下。
文字数2000字以上。

で書いてください!
指定されているもの以外は何でもオッケー。
文字は制限かかるようだったらレス分けてください!

じゃあ楽しみにしてるよ!


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