コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 記憶をなくした魔法使い*.。・゜*.。・゜*.。・゜
- 日時: 2015/01/05 20:50
- 名前: 莢咲フレイ ◆4z4yLUbQKo (ID: jyOVwInT)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=36506&p=2
∮——————————————————————————∮
・・・ふわりと陽射しが差し込んでいた。
眩しい。
目を開けると 違う世界があった。
———それで?
———・・・・それから?
いつからだろう。
*記憶の一部が抜け落ちている*
ことに気付いたのは。
皆様のおかげで参照40000(4万)を突破した
小説は、URLより見ることができます
∮——————————————————————————∮
作者挨拶>>1
目次
主な登場人物 >>2
アストロロジー(魔法能力の説明) >>4
第一章 ∮花∮
プロローグ 〜魔法〜 >>3
第一話 【一輪の花弁】
*目覚め* ・>>5-12
*記憶喪失* ・>>14
- Re: 記憶をなくした魔法使い*.。・゜*.。・゜*.。・゜ ( No.12 )
- 日時: 2015/01/05 20:28
- 名前: 莢咲フレイ ◆4z4yLUbQKo (ID: jyOVwInT)
「5番、サード、6年、蓮実冬華」
「——・・・はい」
びっくりしたのか勢いよく席を立った。
「6番、ショート、6年、嬉野風花」
「ハイ」
風花も呼ばれて立ち上がった。
嬉しかった。
練習ではショートをやっていたけれど守備位置はどうなるか正直心配だったのである。
「7番、レフト、5年、長谷川環奈」
「はい!」
ここで5年生の幕が出た。
環奈は凄く練習熱心で上手な子だ。
「8番、センター 6年、楠木由紀」
「はい」
「9番、・・・ライト、5年、今井りの」
「ハイ!!」
嬉しそうにりのが、風花と冬華に頭を下げて来た。 環奈も風花と冬華を見て頷いた。
5年生で試合のレギュラーが決まった 環奈とりのは、風花と冬華と一緒にキャッチボールをしたり、休日や、部活が終わった後などにも練習をしていた成果が出たのである。
「以上。グラウンドに散れ!」
という先生の合図でみんな立ち上がる。
- Re: 記憶をなくした魔法使い*.。・゜*.。・゜*.。・゜ ( No.13 )
- 日時: 2015/01/05 20:50
- 名前: 莢咲フレイ ◆4z4yLUbQKo (ID: jyOVwInT)
舞星小学校
ソフトボール部 スターティングメンバ—
1番 美山くるみ *ピッチャー
3番 大海藍子 *ファースト
4番 大本真理 *セカンド
5番 蓮見冬華 *サード
6番 嬉野風花 *ショート(副キャプ)
7番 長谷川環奈 *レフト
8番 楠木由紀 *センター
9番 今井りの *ライト
10番長瀬佐保 *キャッチャー(キャプ)
野球部 スターティングメンバ—
1番 立花光輝 *ピッチャー(副キャプ)
3番 中条誠也 *ファースト
4番 相沢良太 *セカンド
5番 黒月瞬 *サード
6番 此花海斗 *ショート
7番 長瀬陸久 *レフト
8番 佐川恭太 *センター
9番 大沢恭平 *ライト
10番沢野孝介 *キャッチャー(キャプ)
- Re: 記憶をなくした魔法使い*.。・゜*.。・゜*.。・゜ ( No.14 )
- 日時: 2015/01/06 09:24
- 名前: 莢咲フレイ ◆4z4yLUbQKo (ID: jyOVwInT)
部活を終えて、家に帰ってくる。
元々、練習の時にユニフォームを着ているのだけど、背番号は今日もらったので、少し背中が変な感じだ。
「ただいま」
風花が、靴を脱いで、家にあがると、柚香が嬉しそうに笑った。
「お姉ちゃん、お帰りー!」
妹の柚香である。
「宿題教えて!!」
鉛筆を手に、微笑む柚香に、
「ちょっと待って。荷物置いて、着替えてくるから」
と風花は、階段を駆け上がった。
家は共働きなので、常に家に居るのは柚香と風花ふたり、ということも多い。
そういうことがあって 柚香の勉強を見てあげることは多いのである。
*********
部屋に戻ると、ライムグリーンのカーテンが、風で膨らんでいた。
「あ、窓開けっ放し!」
急いで窓を閉める、そして荷物を丁寧に置いて、宿題を取り出した。
さっさと着替えて、風で乱れた布団を治していると、枕元に、見たことのない人形が置いてあった。
「…何だろう?これ。柚香のかな?」
- Re: 記憶をなくした魔法使い*.。・゜*.。・゜*.。・゜ ( No.15 )
- 日時: 2015/01/06 17:55
- 名前: 莢咲フレイ ◆4z4yLUbQKo (ID: jyOVwInT)
そのまま一階に降りると、柚香は待ちわびたように目をキラキラさせて言った。
「お姉ちゃん遅いよ〜」
「あ、うん。これゆずの?、私の部屋に置いてあったんだけど。」
と、風花は先ほどの人形をポンッと机の上に置いた。
身長150センチの風花が両手でかかえられるほどの大きさの、白と桃色の愛らしいネコの人形だった。
『わぁ!びっくりした。いきなり高いところに置くなんて』
すると、そのぬいぐるみの口がパクパクと動き。
「わっ・・・!——えっ?え…」
(しゃべった?!)
思わず、風花は後ずさりした。
「——お姉ちゃん?どうしたの?」
「ふぇっ?・・・しゃべっ」
(待って、柚香に聞こえてないの?)
「何でもない、ゆずの?」
「違うよ。可愛いけど」
と言うので、柚香と風花は二人、勉強を始め——・・
日もすっかり沈んだ頃。
「…お母さん、帰ってきた?。」
柚香と風花は勉強を終えて、テレビを見ていると、玄関先で物音がしたのに、二人は気づいた。
「お父さんもじゃない?」
風花は、玄関に行く・・と、予想通り、お父さんとお母さんが珍しくそろって。
しかも早い時間帯に帰ってきた。
「お帰りなさい。」
「ん、、ただいま。」
「ただいまー。もう夕飯食べた?」
「ううん、まだ食べてないよ。今から作ろうかなって思ってたとこ。」
そのままリビングに行く。
「おかえりなさい。」
柚香は、勉強の用具を二階に持っていく。
「今すぐ夕飯の用意をするから、少し待ってて。」
「はーい。」
二人はそろって頷いた。
- Re: 記憶をなくした魔法使い*.。・゜*.。・゜*.。・゜ ( No.16 )
- 日時: 2015/01/07 15:16
- 名前: 莢咲フレイ ◆4z4yLUbQKo (ID: jyOVwInT)
お父さんが荷物を置いて一階に来た。
その頃には、お母さんがちょうど夕飯のおかずを持ってきた。
「ん?これ柚香の?それともお姉ちゃんの? 片付けといて。」
お母さんが風花に、ぬいぐるみを押し付けた。
「わたしのでも ゆずのでもないの。」
「そう。欲しいの?」
お母さんにそう言われ、風花は一瞬考えたが。
途惑ってしまった。
「——じゃあ、誰か友達の忘れ物?なら二階に置いておいたほうが良いと思うけど」
お父さんが口をはさむ。
「・・うーん。でも、最近はわたしは部活で忙しいし、ゆずは外で遊んでるのね。」
風花が呟く。