コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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哀愁物語ー愛を誓ってー【レス修正中】
日時: 2016/03/12 22:22
名前: *織* ◆wXeoWvpbbM (ID: lFU56UAk)
参照: ちほりん→とらじ、澪羽、*織*→夏目 織、リザ、桜里


──I will love you longer than forever



永遠より長くあなたを愛すでしょう──

───────────────────
私のことを知ってる人も知らない人もおはこんばんにちは!
今回のお話は私の大好きなファンタジーです!

文章が可笑しいところが多々ありますが…気にしないでください←
気にしたらまけですよ←

《目次》>>67

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──────────

題名変更。

亡き恋人に、愛を誓う→哀愁物語ー愛を誓ってー

【外伝】
(★→オリキャラ募集あり ☆→オリキャラ募集なし)

【小説カキコ】
★哀愁物語ーもう一つの世界ー
(ロミオ主人公、オリビアヒロイン)
(コメディ・ライト板)

★哀愁物語ー世界終了のホイッスルー運命の72時間ー
(パウロ主人公、ローラヒロイン)
(シリアス・ダーク板(シリアス少な目))

★哀愁物語ー海底に眠る秘宝を求めてー>>63
(アルス主人公、エミリアヒロイン)
(複雑・ファジー板)

【占いツクール】
☆哀愁物語ーそして繋がる二つの世界ー>>59
(アレフ主人公、アリーナヒロイン)

☆哀愁物語ー眠れる姫と呪われし英雄たちー>>64
(ラルス主人公、ミリアヒロイン)

【おためし小説投稿館】
☆哀愁物語ー時を越えてー>>065
(全主人公、全ヒロイン登場)




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Re: 亡き恋人に、愛を誓う 【オリキャラ、題名募集中!】 ( No.42 )
日時: 2015/07/22 08:58
名前: *織*(とらじ) ◆wXeoWvpbbM (ID: L0.s5zak)
参照: 元・ちほりん(。・x・)ゞ♪

第十三話

「……で、パウロは何でここにきてんの?」

「んーと、魔王の情報をもらうため。」

「魔王!?」

……魔王、その単語を出したとたん、さらにイスカのテンションが上がった……気がした

「ウチらは魔王を倒すために旅をしてるんよ」

「にゅにゅ!?魔王を倒すんですかぁ!?」

「そうですけど…………それよりパウロさん、私宿屋に荷物を置いてきますね」

「え?あ、うん」

ローラは荷物を全員分持つと、人混みを掻き分けて宿屋へ向かい始めた

「じゃあ……僕は町を回ってくるから、コールとネルフェアはどうする?」

「ウチ?ウチも町を回ってくるわ」

「それじゃあ俺も」

「にゅーっ!?誰かイスカと遊ぼうよぉー!」

「イスカ、後でウチが遊んであげるら」

ネルフェアがそう言うと、イスカの顔がパアッと明るくなった

「本当ですかぁ!?嬉しいっ!」

……やっぱり不思議だな

僕はそう思いながらも市場へ向かい始めた
о
市場を眺めていると、その奥に、大きなお屋敷があった
庭も広く、とても豪華な作りになっていた

しばらくお屋敷を眺めていると、

「パウロさん、どうされたのですか?」

後ろからローラの声がした

「え?いや、豪華だなぁ……って思って」

「あなた方は……」

僕がローラに返事をすると、お屋敷の大きな扉から一人の水色のふんわりとしたワンピースを着て白いケープを被った女性が出てきて、僕らに話し掛けてきた

「貴方はパウロ様とローラ様ですね?妹から話は伺っております。中へどうぞ」

彼女はそう言うと、門を開け、僕とローラをお屋敷の中へ招き入れた
中は外よりも豪華で、美しく、物にも埃、汚れなど一つもない状態だった

僕が家具などに目を奪われていると彼女は一つの部屋に案内した
その部屋の扉を開けるなり、中からとてもいい香りが広がり、お客様用だろうか、清楚の雰囲気の部屋だった

彼女に言われ、僕らが高級そうなソファに腰を掛けると、目の前のテーブルにメイドらしき子が三人分のティーカップを置き、紅茶を注いでくれた

「……申し遅れました。私はカティ=ディンカーナといいます。以後、お見知り置きを」

「よろしくお願いします。占い師のローラです」

「僕は旅人のパウロ。それよりさっき、妹からって…………」

「あぁ!妹とは、ルーアのことです。何かお話は伺っていませんか?

ルーアって……
ランミールの……

姫様のことだよね?

「先日……偶然ルーアに会って貴方方がミルフェチアに来ると聞き……」

成る程……

「……私そろそろ失礼します。長居はあまりよくないので」

「分かりました。また来てくださいね。パウロ様はどうされますか?」

「僕は……まだ聞きたいことがあるからまだここにいようかな」

「では私は先に宿屋へ向かっていますね。それでは」

ローラが席をはずし、部屋から出ると突然カティが

「パウロ様はローラ様の事がお好きなのですか?」

「へ?」

その情報は?何処から?

「妹が……話しておりました。『パウロ様は絶対ローラさんの事が好きなのよ』って……」

……やっぱり姫様は気づいていたんだ

僕がローラを好きだということを





Re: 亡き恋人に、愛を誓う 【オリキャラ、題名募集中!】 ( No.43 )
日時: 2015/07/22 13:41
名前: *織*(とらじ) ◆wXeoWvpbbM (ID: L0.s5zak)
参照: 元・ちほりん(。・x・)ゞ♪

第十五話

「やっぱり気づいていたのかぁ……」

う〜ん……まさかローラには言ってないよね?

「それより……なにか私に聞きたいことがあったのでは?」

「あ……そうそう。姫様……ルーア様の姉なのにどうしてカティがランミールの姫じゃないの?」

「そっ……それは……」

あれ?何かまずいこと聞いちゃったかな?

「じゃ、じゃあ僕もそろそろ宿屋へいくよ」

「そうですか……では外までお見送りします」

こういうときは逃げるが勝ち!

「では、今日は有り難うございました」

「いえいえっこちらこそ……」

ビュゥゥゥゥ……

「今日は風が強いですね。おきをつけて……」

そのとたん、

ブワッ

風によりカティのフードが外れてしまった

「きゃっ」

「あ、だいじょ……」

言葉を全部言い終わらないうちに僕は無意識に手を伸ばしていた

「っ、僕に触るな!」

え……何だろう、この感じ

というかこの顔……

「……サンリア王国の……王女……?」

「!?」

間違えない

似てるな、とは思っていたがこれは本人だ

「何で……争いがあるこの地に……?」

サンリア王国は、争いとは程遠い国だった
それなのに何故?

するとカティ……カティ姫はフードをかぶり直し

「すみません、今日は失礼します」

お屋敷の中へと姿を消した
о
コンコン

「ローラ、いる?」

ローラの部屋の扉をノックして声をかけるが、返事はなかった

コンコン

「ローラ?」

もう一度、ノックして声をかけても、中からは返事は聞こえない
それどころか、物音ひとつ聞こえなかった

恐る恐るドアノブへ手をかけて

カチャリ、と回すと

ドアは数センチ開いた

まさかの鍵をかけてない

部屋のなかは薄暗く、まるでローラと初めて逢ったときみたいだった

でもやっぱり、ローラの姿はなかった

諦めて部屋を出て隣の部屋にノックした

「はい?あぁパウロはん。どうかしたん?」

「ネルフェア、ローラを見なかった?」

「ローラ?見てないけど……」

「そっか。有り難う」

いったいローラは何処に行ったんだろう
カティ姫のお屋敷から出たのは確かだ

それから…………ローラは何処に消えた?


Re: 亡き恋人に、愛を誓う 【一応冒険もの、オリキャラ募集中】 ( No.44 )
日時: 2015/07/29 12:59
名前: *織*(とらじ) ◆wXeoWvpbbM (ID: xElOy2eq)
参照: 元・ちほりん(。・x・)ゞ♪

第十六話)初めてのローラ視点です

きっと今ごろ……パウロさんたちは私を探しているはず……
何も言わないでごめんなさい

……でもひとつ、どうしても確かめたいことがあったの

“ネルフェチア”この町の名前を聞いたとき、私は正直かなり驚いたわ
だってこの町には___

ドンッ

「あっ!すみません!お怪我は!?」

!?

ぶつかった人の声……聞いたことがある、ソフトで柔らかく、懐かしくて優しい声……

「大丈夫です……あなたは……?」

ぶつかったことなどもうどうでもいい

相手の顔は前髪で隠れてよく分からないけれど、桃色の私と同じ長さくらいの髪。少し見えるアメジストの瞳。紫のワンピースを着ていて、右手には銀色のタロットカード。

そして何より__

腕には私のネックレスについている小さなオリジナルの星形の宝石がついたブレスレット__

この宝石は……私の家族だけしか持っていない宝石なのに__

………………ネルフェチアの町、この町にはかつて私の生き別れた姉が住んでいると言う噂が……あって……(この噂の事は父から聞きました)

「貴女は……もしかして……」

「そのネックレス、まだ持っててくれたのね」

彼女はそういうと前髪をどけて、私に向かって優しく微笑んだ
やっぱり彼女は__

「ローラ、久しぶり」

「ローナ……お姉さま……!」

凄く……凄く……会いたかった……!

「ごめんね。ずっと一人にさせて……私の家、来る?

「はい……」
о
「ストロベリーミルクティーでいい?」

コト、と音を立ててテーブルに置かれたのは水色の花柄のティーカップに入った、薄茶色にピンク色がかかったストロベリーミルクティー

「ローラは……どうしてこの町に来たの?」

「実は___」

私はローナに、これまでの事を話し始めた
о
「それじゃあ、また来てね」

「ええ。旅が落ち着いたらまた来るわ。」

「ローナ!……ってローラさん!?」

私が言ったあと、遠くからカティさんの声が聞こえた

「あらカティ。ローラと知り合い?」

「はい。先程カティさんのお屋敷にお邪魔させてもらいました」

「へぇーっそれよりローラ、いかなくていいの?」

「あっ!それではまた!」

私がそういい、宿屋の方を見るとちょうどパウロさんたちが聞き込みをしてるところでした

ローナもそれを見ていたのか……

「まさか……!」

そう言いながらパウロさんの方へ走ってあと、ってしまったのだけれど……どうやらローナの目当てはコールさんだったみたい

私とカティさんも慌てて追いかけ、パウロさんたちと合流すると

「イオ……久しぶりね……いえ、今はコールだったかしら?」

ローナはコールさんを見るなりそう言った
……イオっていったいどう言うこと?





Re: 亡き恋人に、愛を誓う 【一応冒険もの、オリキャラ募集中】 ( No.45 )
日時: 2015/07/29 17:36
名前: とらじ ◆9g4.dY7mOk (ID: xElOy2eq)
参照: 元・ちほりん(。・x・)ゞ♪

第十七話(パウロ視点に戻ります

ローラが見つかった……のはいいのだが、もう1つ気になることができた
ローラとカティ姫と一緒に来たその彼女は太股までの桃色の長い髪。アメジストの瞳に少しローラににている大人っぽい顔。濃い紫色のワンピースを着て腕にはローラと同じ宝石がついたブレスレット。

「何で……ローナが……!?」

「コール……成長したわね……今はランミールの兵士でしたっけ?」

……この彼女はコールの知り合い?
というか最初コールのことイオって……

「……お前は変わってないな」

……全っ然話が分からないんだけど

「あの……」

「何だ?」

「そちらは……コールの知り合いの方で?」

「あぁ。彼女はローナ・マリーラ。俺が二年前にいた城のメイドだ。」

「今はこの町で占い師をしております。パウロさん、貴方のことは妹のローラから聞いております。よろしくお願いします」

「よろしく……」

戸惑いながらローナと握手を交わし、一通り話を済ませると僕らは宿屋へ向かった
о
「どうしてここがわかったの!?」

「ローナ、お願いだから話を聞いてくれ」

「だからさっきから聞こうとしてるじゃない!」

……隣の部屋の人……喧嘩してるな

でもなんでローナが宿屋に?ローナの家はこの町なんだろ?

とりあえず、盗み聞き……っていうのはたちが悪いから外に出よう

外に行くために靴を履き、ドアを開けた瞬間、

「もうロミオ何て知らない!二度と私の前に顔を出さないで!」

「いや、ローナ、話を_____」

運悪く、その喧嘩をしていた二人と目があってしまった

ローナ、そしてその横にいる男……

たしかさっきローナがロミオって……ん?

ロミオ?もしかして……!?

「パ……ウ……ロ…………?」

間違えない。この声だ

「ロミオ兄さん、久しぶり」

どうして出会いというのは突然やって来るのだろう____
о
「へぇ……義理兄弟……」

「はい。兄さんとローナは何か関係が?」

「私とロミオは……恋人だったの……」

恋人!?マジすか!?
でも兄さんは確か今……

「今は赤の他人だけどね」

いやいやいや……口論してる時点で赤の他人ではないよね?

「……もうこんな時間。それじゃあ、おやすみ」

「うん。おやすみ」

ローナはそういうと僕に手を振りながら家へと帰っていった

「……まだランミールに住んでいたのか?」

「あぁ。それより兄さんはどうなの?」

「……全然。情報さえ貰えないさ。流石伝説の剣と呼ばれるだけあるよな。」

……兄さんは昔からずっと、伝説の武器と防具を集めていた
これらすべて集めて、装備しある塔の頂上にいるドラゴンに話しかけると願い事を1つだけ叶えてもらえると言うのだが……

伝説の剣と呼ばれるだけあって、旅人が集まるこの島でも情報収集は難しいみたいだ

情報……と言えば

『南の島で魔王に関することが聞けるでしょう』

って姫様が……

ヤバイ。全然聞いてない

Re: 亡き恋人に、愛を誓う 【一応冒険もの、オリキャラ募集中】 ( No.46 )
日時: 2015/07/29 19:38
名前: *織*(とらじ) ◆wXeoWvpbbM (ID: xElOy2eq)
参照: 元・ちほりん(。・x・)ゞ♪

第十八話


「というか兄さん。オリビアさんの事……」

「あっ!イスカを置いていって何をしてるですかぁ!?」

ギャー!

イスカだぁー!

「イスカ、別に置いていった訳じゃ……」

「もうっ!いいですぅ!……でも次あったときは全身の骨を砕いてやりますからねぇ!?覚悟しててくださいよぉ!?」

い、イスカさん?

ぜ、全身の骨を砕く?

こえぇぇ……

「何だパウロ。彼女か?」

「違う!」

何なんだよ……

兄さんに疑われたじゃないか!

イスカは彼女じゃないし、ただの……友達?

「パウロ、ローナの妹狙ってるだろ」

「……ヘ?べっ、別に違うからっ!ローラはただの友達っ!本当だよ!?」

「……分かりやすっ」

うぅ……やっぱり兄さんは分かっていたのか……?

「まぁいい。ちょっとついてこい」

「え?ちょっ……」

兄さんはそういうと戸惑う僕の腕を引っ張り、宿屋とは反対側にある1つの店へ僕をつれてきた

「ここは……」

「酒場だ。安心しろ。情報収集だけだ」

兄さんはそういうと何のためらいもなく扉を開けた

……兄さん本当に十七才ですよね?

「よぉ。席空いてるか?」

「あぁ。…………何だ?兄弟揃って情報収集か?」

兄さんと話してるのは……どっかで見たことあるような……

「ランドだ。君の兄さんの親友だ。」

「あっ、パウロです」

ランドって言うんだ……

「なぁ、こいつが魔王についての話聞きたいっていってんだけど」

「魔王?は?」

は?

おいおいランドさん

出会い頭にそれはないだろ

「は?って何だよ。真面目な話だぞ?」

「いやいや。こっちもマジだぞ?だって魔王は二年前に滅ぼされたんだろ?」

んん?
今、何て?

「え」

「何だお前、知らなかったのか?」

「知らない……」

兄さんも知らなかったのか?

ランドさんの言うことは本当か?

それとも、ルーア姫の言うことが本当か?

「パウロ、お前それ何処で聞いた?」

「ランミールのルーア姫から……魔王を倒すよう、依頼されました……」

「はぁーっ」

するとランドさんは深くため息をついた

ため息……?

「馬鹿だなぁ。ランミールの姫、ルーア姫はかつて夜の魔女リリスと呼ばれ、多くの冒険者たちを死へと誘うことでこの酒場では有名だぞ?」

そういうとランドさんはぐいっとビールを一気飲みした(ランドさんは兄さんの親友だけど二十歳です

ルーア姫が……夜の魔女?

冒険者を……死へと誘う?

嘘だろ?







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