コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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お兄ちゃんと妹がほしいと願う人が互いにいるのに、なぜ二(ry
日時: 2015/07/28 16:54
名前: はるる* (ID: KqRHiSU0)


お兄ちゃんがほしいなぁ…

妹がほしいなぁ…

────────────────────────────────────────・・・・

そんなこと、叶うはずもないのに思ったことがありませんか?

これは、そんな願いをもった一人の中学生と、一人の大学生の話。



No.1 作者からのお願い、ルールなど。
No.2 登場人物
No.3 予備


「「なんでお兄ちゃんと妹がほしいと願う人が互いにいるのに、二人は兄弟になれないんだろう…」」

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Re: お兄ちゃんと妹がほしいと願う人が互いにいるのに、なぜ二(ry ( No.22 )
日時: 2015/08/26 18:21
名前: はるる* (ID: KqRHiSU0)


────────────────────────────────────────────────────
「あの手紙、仲良かった子が引っ越して久しぶりに戻ってくるよっていう手紙だったんだよね。あのあと、お手伝いさんから教えてもらったの…
お兄ちゃん、楽しみにしてたよね、嬉しかったよね、
でも、私が手紙破っちゃって、お友達さんはお兄ちゃんが破ったって勘違いしたんだよね。
それでっ、お友達さんは怒って帰っちゃって…」

声が震える、何を言えばいいのかわからない。
お兄ちゃんは今、どんな顔しているのか気になるけど、勇気がでなくて顔をあげられない…

「お友達さんもお兄ちゃんも嫌だったよね、あの日は。
私もあの日のことも、お兄ちゃんのことも忘れたくて、 『泰彦さんのことは嫌い』だなんて自分に嘘ついて、
自分から嫌おうとして、お兄ちゃんに近づかないようにしてっ…
でも無理だよ、いつも窓の外をみると思い出しちゃって、心が痛くて痛くて…
自分に『泰彦さんのことは嫌い』と何度もいいきかせても、自分にはちゃんと嘘つけないっ、
だって昔から今までずっと、お兄ちゃんのこと大好きだったもんっ…」

勇気をだして顔をあげ、お兄ちゃんをみる。 真っ正面から、ちゃんと。

「あのお友達さんからの手紙、私はてっきりラブレターかと思っちゃって…
泰彦さんに彼女とか思ったらすごいイラついちゃって破っちゃって…!
だって、そしたら泰彦さんと遊べる時間少なくなっちゃうもん! 嫌だったの、もっと一緒に、居たくてっ…!!」

すぺて言ってしまった…

お兄ちゃんは口をあけてポカーンとしている。

やだっ、こんなこと痛いよね、なんか!

急に顔が赤くなって、恥ずかしくてまた下を向く。

「こんなの、言い訳、だよね…きっとあのお友達との間にもあれからいろいろあったと思う。
あのときのことはもう戻らないよね。
今になってこんなこといって、もう私のところにこなくてもいいです、ネットで話すのもやめましょう、ね…」

「なんだよ、お前…」

これでいいんだ、私のすべてが悪いんだもん、しょうがないよね。

「たっく、何回言わせるの? そんなに俺にかまってほしいの?そんなに何度も俺に言わせといて、こっちも疲れるんだけど…」
「ごめんなさいっ!!」
「謝ってもらっても… いい、ちゃんと聞け、ちゃんと顔あげろ」
「う……」
「前のことは忘れろって何回もいったろ?もう、ほんと何回いわせるわけ? まだ言わせる気なの、百愛?」
「いや、そんなこと…」
「じゃあもう昔のことは口に出すな。 俺は基本怒らないけど、そのことを口にだしたら怒るからな。」
「はい」
「確かにあのあとはいろいろあったけど、そんなことで絶好とかするような仲じゃないってば!
それに俺、頭いいから百愛がなんでそんな行動したのかすぐわかったし! いやぁ、モテるってつらいよなぁ〜」
「……で、でも………」
「でもじゃねぇって。俺も謝らなきゃな。本当は引っ越す前に言いたかったんだけど、そういうの苦手で…
あのとき、『二度と来るな』なんていってごめんな? ほんとうはそんなこと、思ったこと一度もないから」
「お兄ちゃ…」

やばい、泣いちゃう… あ、もう…

「お兄ちゃんっ、うわぁっ…!!」
私はお兄ちゃんに抱きつく。
お兄ちゃんのぬくもりが暖かくて、目頭が熱くて、涙が熱くて…
「百愛!?うわぁ、どうした!!」
「よかった、よかったぁ…」
泣く泣く。どんどん頬に涙がつたる。
お兄ちゃんは私を包み込むように私の頭に手をおいた。
「俺がそんな酷いこと思うとでも思ってたのか?」
「……うん」
「うわー、百愛酷いな…」
「だってぇ〜」
私の涙はお兄ちゃんのふくまでを濡らす。喉も痛くなってくる。


私はこの時、6年ぶりに心のそこからモヤモヤがなくなった。

Re: お兄ちゃんと妹がほしいと願う人が互いにいるのに、なぜ二(ry ( No.23 )
日時: 2015/11/05 15:16
名前: はるる* (ID: KqRHiSU0)

お久しぶりです!
ここまでが一章てきな感じです。

Re: お兄ちゃんと妹がほしいと願う人が互いにいるのに、なぜ二(ry ( No.24 )
日時: 2015/11/05 15:24
名前: はるる* (ID: KqRHiSU0)


986:ゆり:2021/11/28(水)17:09 ID:asd4
ねぇねぇきいて! 私今日可愛い手袋買ったの〜

987:匿名:2021/11/28(水) 20:48 ID:qwe1
へぇー、どんなの?

988:ゆり:2021/11/28(水) 20:48 ID:asd4
えっとね、白くてふわふわの

989:匿名:2021/11/28(水) 20:49 ID:qwe1
いいな、暖かそう

990:ゆり:2021/11/28(水) 20:50 ID:asd4
うん、暖かいよ

991:匿名:2021/11/28(水) 20:51 ID:qwe1
寒くなってきたもんなー俺も買おうかな

992:ゆり:2021/11/28(水) 20:52 ID:asd4
お兄ちゃんが手袋…

993:匿名:2021/11/28(水) 20:55 ID:qwe1
なに、変?

994:ゆり:2021/11/28(水) 21:06 ID:asd4
いや、イメージできないなぁって…
お兄ちゃんって手、大きいよね

995:匿名:2021/11/28(水) 21:08 ID:qwe1
んー、そう? 百愛は手も小さいよね

996:ゆり:2021/11/28(水) 21:09 ID:asd4
ん、まぁよく言われるけど…もって何ですか…

997:匿名:2021/11/28(水) 21:10 ID:qwe1
あー?そりゃあ背も小さいしあと…

998:ゆり:2021/11/28(水) 21:13 ID:asd
え?

999:匿名:2021/11/28(水) 21:13 ID:qwe1
うん、背と手が小さいかな!
あ、スレおわるから 次ここね
htp://durasisu?/tart/19871224/15

1000:ゆり:2021/11/28(水) 21:13 ID:asd4
怪しい...

1001:1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててください。

Re: お兄ちゃんと妹がほしいと願う人が互いにいるのに、なぜ二(ry ( No.25 )
日時: 2015/11/24 09:26
名前: はるる* (ID: KqRHiSU0)


「ねぇねぇ、テストの学年順位、27位だった!」

冬休み前のテスト、私は学年27位だった。
中学生になってから一度もとったことのない順位と点数。

私の通っている私立白鷺学園は中高一貫の学校で、 この学校に入るための入試試験もそう簡単ではない県でも有名な学校だ。
高校卒業後の大学の進学や就職の成績も平均的に良く、私立なため設備も整っている。
真っ白い壁に大きな窓、広い校庭、部活それぞれにきちんとした練習所があったりと、中学生にはもったいないくらいだ。
私は家も大きく、小学生時の成績が良かったため随分と前から私立に通うことは、誰かが言わなくともわかっていた。
白鷺学園は成績もよく、設備も整っており、家から歩きで行ける場所だったので私はこの学校に通うことにした。

私の二学年は4クラスで1クラス30人。学年120人いる。 今
まではずっとその半分の60位だったのに、お兄ちゃんに教えてもらった今回は32位。 28位も順位が上がった。
うちの学校は優等生ばかり集まってるから順位を上げるのもそう簡単ではない。
自分でもあり得ない結果でテストが終わった帰り道の下校中でもまだ舞い上がっている。
その様子をみて伊久実はただたんに私を無視る…
「伊久実、聞いてるの?無視しないでよぉー」
私は伊久実のまわりをうろうろして伊久実の顔を覗き込む。
「もうそれ、何回も聞いたし。いい加減うるさい、いちいち相手してられない。」
伊久実はまだ前を向いてスタスタ歩いてく。
伊久実はうるさいときもあるのに、冷たいときはかなり冷たい。
「そんなこと言わないでよ、32位だよ、今までより28位もあがったんだよ?!」
「はいはい、すごいすごい」
伊久実は軽く流した。 絶対すごいって思ってないよね...
「だってぇー。もう嬉しすぎて!」
伊久実に冷たくされても、私の嬉しさは全く冷めない。
これで親にも誉められる、そしてお兄ちゃんにも!そう考えると余計興奮が止まらなかった。
「猛勉強したの?すごい勉強方でもあるの?」
私のあまりの順位の上がり差に伊久実もかなり驚いているようだった。
「えへ、秘密!」
「うわ、自分だけ!ま、今回も伊久実より上だけど。」
伊久実はいつも私より点数が高い。順位だって20位らへんをうろうろ…
伊久実は県外の有名な塾に通っていてそこで猛勉強しているし、自宅でも頑張っている。
私とは違う伊久実の頑張りに私はいつも憧れている。
そんなことを話していると、鞄からメールの着信音が聞こえた。
「ごめん、メールだ。ちょっと待ってて!」

Re: お兄ちゃんと妹がほしいと願う人が互いにいるのに、なぜ二(ry ( No.26 )
日時: 2015/11/24 09:53
名前: はるる* (ID: KqRHiSU0)


受信MAIL[117/500]
──────────────────────────────
time2021/12/17/16:36
from麻生泰彦
題名 なし
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テストの結果どうだった? 成績、少ししか上がってなかったり、下がってたら許さないからな!
あとそうだとしても俺のせいにすんなよ!
この俺がバカなお前に教えてやったんだからな!


お兄ちゃんからメール!初めてだ。 私は興奮しながら返信する。


受信MAIL[209/500]
──────────────────────────────
time2021 /12/17/16:39
from篠原百愛
題名ありがとう!
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会ってから話したい! でも期待してていいからね!


「誰?」
「えへ、お兄ちゃんー」
「お兄ちゃんって、百愛お兄ちゃんいたっけ?」
伊久実は私の家のこともよく知っている。お兄ちゃんがいるなんて聞いてもありえないだろう。
「ううん、お兄ちゃんだけどお兄ちゃんじゃないの」
伊久実は首をキョトンと首をかしげる。
「いつか紹介するよーじゃあバイバイ」
話している間に、伊久実との別れ道だった。
「うん、じゃあまたね」
手をふって帰ろうとして前を向くとそこにはお兄ちゃんがたっていた。


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