コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 片方向の赤い糸[名前を豆猫に変更しました]
- 日時: 2016/07/10 13:34
- 名前: ユイ (ID: JLwNROZ9)
片方向の、赤い糸。
いつか、アナタへつなぎたいからー・・・
今日も、明日も、あさっても。
少しずつアナタに、近づきたい。
一途で、一生懸命で、切なくて、不器用な。
そんな、ひとりの女の子の恋物語。
- Re: 委員会開始前に ( No.26 )
- 日時: 2016/07/10 20:12
- 名前: 豆猫 (ID: JLwNROZ9)
- 参照: http://pixiv.me/yui-mame
ガヤガヤ。
学級委員の専門委員会が行われる教室内は、いつも通りの喧騒に包まれていた。
私は教室に入るなり、その中をぐるっと見渡す。……けど、藤本君の姿は見当たらなかった。
まだ来てないのかな……。
とりあえずは斎藤君と一緒にいつもの定位置の席に座る。もう一度キョロキョロと辺りを見回してみるけど、やっぱりそれらしき人はいない。
まだ来てないんだなと確信して、今度はじっと入り口を見つめる。
誰かが来るたびに一瞬期待して、でも全然違う人で……ということを何回も繰り返し、専門委員会開始のチャイムが鳴っても、藤本君は来なかった。
「あれ……?」
小さく声を出して、後ろを向く。
7組の席には誰も座っていない。学級委員二人とも休み、とか……?
学級委員長、つまりは生徒会長が前に立って号令をかけようとした時、
ガララララッ。
「すみません、遅れました!」
勢いよく扉が開いて、息を乱した藤本君が現れた。
「!」
その姿を見ただけで、どきっと胸が高鳴った。
つい最近出会ったばっかりで、顔を見るのもまだ二回目なのに……。
こんなにも嬉しくて仕方ないなんて、私、かなり重症なのかも。
勝手に熱くなる頬を両手で覆って、藤本君を見つめていると、
「ちょ……っ、ふ、じもと、君、待ってよ……」
その後ろから、小柄で可愛い女の子が姿を現した。
- Re: 片方向の赤い糸[名前を豆猫に変更しました] ( No.27 )
- 日時: 2016/07/10 20:25
- 名前: 蜜柑 (ID: SUkZz.Kh)
豆猫よ…
私の小説あそこからどう続き書けばいいか分かんないんだよ…
というか豆猫お疲れ様w
更新頑張れ!!
- 嫉妬心の登場 ( No.28 )
- 日時: 2016/07/10 20:52
- 名前: 豆猫 (ID: JLwNROZ9)
- 参照: http://pixiv.me/yui-mame
「あ、ごめん。草壁さん」
「もう、ひどいよ〜……。置いてかないでってば〜」
可愛らしい姿に、可愛らしい声。草壁さんと呼ばれたその女子は、7組のもう一人の学級委員なんだろう。
藤本君は何やら生徒会長に話をしていて、きっと遅れた理由を説明しているんだろうという事が分かった。
でも、今の私の目は、藤本君よりも草壁さんの姿を捉えている。
栗色の毛はふわふわのボブで、大きな目に長いまつげ。たれ目がちなその目は、小動物を思わせる。真っ白な肌に、華奢な体つき。
思わず見とれてしまうような、絵に描いたみたいな美少女。私の心はなぜか、もやもやと曇っているようだった。
説明を終えたらしい藤本君と、楽しそうに笑い合いながら席に向かう草壁さん。並んだ二人の姿はお似合いで、まるでカップルみたい。そんなことを思えば思うほど、心を覆う雨雲のようなもやもやは広がっていった。
じっと見ていると、ふとこっちを見た藤本君と目が合った。
「!」
その瞬間。私はなぜか、目を逸らしてしまった。
それは恥ずかしいとか、そんな理由じゃなくて。なんだか今は、今の私を藤本君に見られたくないような気がして、咄嗟に、目を逸らしていた。
そのまま委員会が始まって、終わるまで。私は、嫌にざわつく胸の内を抱えながら過ごした。
……このもやもやの正体にも、気づけないまま……。
- Re: 片方向の赤い糸[名前を豆猫に変更しました] ( No.29 )
- 日時: 2016/07/10 20:59
- 名前: 蜜柑 (ID: SUkZz.Kh)
このさ、草壁さんってどうやって読むの?
くさかべ、であってる?
今日めっちゃ更新されててうれしいよ…!!
あ、小説続きちょっとずつ書いてるんで更新しなくなるのはヤメテクダサイオネガイシマス
- Re: 片方向の赤い糸[名前を豆猫に変更しました] ( No.30 )
- 日時: 2016/07/10 21:40
- 名前: 豆猫 (ID: JLwNROZ9)
- 参照: http://pixiv.me/yui-mame
くさかべさんであってるよ(*´ω`)
はよ書けよ(#^ω^)
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