コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 失恋の木の下。シンデレラ 【参照1000超え感謝♪】
- 日時: 2016/07/07 19:49
- 名前: クラリネット (ID: 2aIbLYIF)
お久しぶりです。クラリネットです。
時間がないので人物紹介はまた次回。。。
とにかく「運命」をテーマとした恋愛ものです!
目次
プロローグ 「私の運命の人」>>02
第1話 「運命の始まり」>>03〜17
第3話 「変化」>>18〜27
第4話 「何角関係?」>>28〜
- Re: 失恋の木の下。シンデレラ 【参照500超え感謝♪】 ( No.41 )
- 日時: 2015/12/28 11:55
- 名前: クラリネット (ID: JDs3Q..u)
風太郎side
借り物競争男子の部!ついに来たよ!
僕、運動部にしては超鈍足だけど、借り物競争だったらあまり関係ないよね♪
立候補してるのも僕だけだったし。
「位置について、よーい…」
「ぱあん「ああうっ!?」
ピストル音が至近距離にあったから、一瞬僕の耳が崩壊…ああう…
わっ!もうみんな箱の所まで行ってる!急がないと!!!
紙をとる…ってあわわ…2枚も取っちゃったから戻してっと…
白い紙の真ん中には大きく『蛍光色の靴紐のスニーカーを履いている人』って、へっ!?
いやいやいやいや!!!去年はこんなに難しいお題はなかったはずだけど!?
け、蛍光色の靴紐なんて…男子にはあまり希望は持てないし、女子でも履いている人は…
「いた!!!」
足組をしてつまらなそうに見学している、背の高い、カールがかった髪をポニーテールにした少女…美華奈だ!
足には蛍光オレンジの靴紐があるスニーカー!!!
「み、美華奈!来て!」
「ん。いいけど」
美華奈は相変わらずのツンとした態度で僕のもとへ来る。
美華奈の手を引きながら、僕は思う。
変だなあ…梨哀も、いつも蛍光色の靴紐なのになあ…
一番身近な所にいたのにな…
最近の僕はちょっぴり変だ。でも変なのはいつもの事か…あはは…
『気持ち悪い…あいつ、本当に中学生かよ』
『いつもあいつらにベタベタ…意味不明なんですけど』
『ホント、遠藤風太郎だけには関わりたくないわー』
『あいつの友達、あの3人だけなんじゃない?』
『てか、友達いるだけでも奇跡と思うの、俺だけ?』
…ダメだダメだ…変な事思い出しちゃったや…
僕は『変な奴』。それでいいんだ…
「みーかなっ!一緒にゴールしてくれてありがとう!」
「まあね。そりゃ、こういう時に付いてかなきゃ友達じゃないでしょ?」
次の日、夏休みに美華奈が相談した件の意味がやっと分かった。
- Re: 失恋の木の下。シンデレラ 【参照600超え感謝♪】 ( No.42 )
- 日時: 2015/12/24 13:02
- 名前: クラリネット (ID: JDs3Q..u)
ちさとside
私の初恋は、終わってしまったのかもしれません。
そしてふーたろが、私たち幼馴染からちょっとずつ離れていている気がするのです…
体育祭の日、借り物競争があった。実は、ふーたろの持っている紙の内容、少しだけ透けて、見えたの…
上手く読めなかったけど、多分お題は『蛍光色の』なんとかの『スニーカー』だった。
私が予想するに、『蛍光色の色をしたスニーカー』もしくは、『蛍光色の紐が付いたスニーカー』だと思う。
蛍光色の紐が付いたスニーカーだったら心当たりはある…
梨哀ちゃん…中学上がってから、蛍光色の紐のスニーカー、履いてたの…。
ふーたろも「なんかかっこいい!」て褒めていたのをよく覚えている。
だけど、ふーたろが選んだのは美華奈ちゃんだった。
何で…ふーたろ、私たちの事、どうでもよくなっちゃったの?
ふーたろは美華奈ちゃんの事が好き。
きっと、ふーたろ本人が気づいてないだけ。けっこう鈍感だから…
美華奈ちゃんと両想いになるのはつらいよ?
でも、それ以上につらいのは、幼馴染4人が…私たちの心が…バラバラになる方がもっと辛い…
つらい…つらいよぉ…
ふーたろ。お願いだから、私の初恋が実らなくてもいいから…
私たちから心を離さないで…
美華奈ちゃんも早く気付いて…ふーたろは、美華奈ちゃんのこと、大好きなんだよ?
私はとうとう、ふーたろとも上手く接することができなくなっちゃいました…
- Re: 失恋の木の下。シンデレラ 【参照600超え感謝♪】 ( No.43 )
- 日時: 2015/12/28 11:54
- 名前: クラリネット (ID: JDs3Q..u)
美華奈side
体育祭もすんなり終わり、今日から早くも文化祭の準備。
学校行事って怖いわね。普段授業をやる気なさそうにしている奴らも、学校行事の事になるといきなりやる気になるんだもの。
体育祭ではあまりいい結果出せなかったから、うちのクラスはかなりやる気。
私も合唱と2年生のみのダンス、頑張らないと。
優太も音痴な代わりに、ダンスに力を入れているし、ちさとちゃんも歌がうまいから張り切っていた。
相変わらず、ちさとちゃんの様子は少し変だったけど…
「ダンスの練習に取り掛かります。イメージカラーのはちまきを持ってグラウンドへ…」
「お。美華奈のイメージカラーは緑か〜。先生もよく見てるよなぁ」
「優太は…黒?私、優太は水色かな〜って思ってた」
「だーよなぁ〜…美華奈はよく俺の事見てるよな〜さすが幼馴染」
そりゃあ…小さい頃から一緒だったし、私の好きな人だから…
…なんて言えなかったけど。
グラウンドに出て、クラスの背の順で並ぶ。
私は女子の中では背が高く、うちのクラス男子の背をちょこちょこ抜かしている。
だから、後ろの方に並ぶ。少し切ない…
だって…だって…!!!
私、優太よりも背が高いのっ!好きな人よりも背が高いって!
小笠さんは女子の平均身長ぐらい…羨ましい…!!!
うぅ…優太が小柄じゃなかったら…私より背が高かったら…
お似合いになれたのかもしれないな…なんて…
「あ!美華奈じゃん!隣なんだね〜よろしく!」
隣のクラスの列から声…は吹奏楽仲間とふーたろしかいないか。
隣を見ると、白いはちまきを巻いたふーたろがにこにこしながら立っていた。
ダンスの時間が少し楽しく…いえ。騒がしくなりそうね。
- Re: 失恋の木の下。シンデレラ 【参照600超え感謝♪】 ( No.44 )
- 日時: 2016/01/01 17:25
- 名前: クラリネット (ID: JDs3Q..u)
〜登場人物たちによる新年の挨拶〜
美華奈「皆さん、新年あけまして…
ふーたろ「おっめでとーござーいまーっす!」
美華奈「…」
ふーたろ「いやあ、もう2016年かあ〜けっこう…
美華奈「風太郎君。…………めっ!!!」
ふーたろ「あううっ!」
ふーたろ、一時退場…
美華奈「改めまして、新年あけましておめでとうございます」
優太「美華奈あ、そんな堅苦しいお祝いする必要ないと思うよ〜」
美華奈「でもさ優太。ただでさえつまらないこの小説、読んでくださってる数少ない方々を大切にしないと。違う?」
優太「それもそうだね」
クラリネット「ゆ…ゆうたはん…そこはフォローし…て…」
ちさと「ねえ美華奈ちゃん…ここに人が倒れてる…誰?」
美華奈「ああ。大丈夫よ。私たちの作者よ。さ・く・しゃ!」
ちさと「…なら大丈夫かもね…丈夫だし…」
クラリネット「とうとう推しのちさとちゃんまで私に冷たくなった!?」
萌奈「ねえねえ優太君〜お正月なんだし、一緒に初詣行こうよ〜」
優太「そだね。じゃあ僕らはここでお暇するよ。読者の皆様、今年も宜しくお願いします!」
萌奈「今年もよろしく〜」
優太&萌奈デートへGO
ふーたろ復活
ふーたろ「あ!ちさとに梨哀、レンも来てたんだ!」
梨哀「ふーたろ、今年こそは落ち着きなさいよね。去年はほら…アレだったしね」
レン「もしも、ふーたろが何かしでかしたら、テレビ局飛び出して行くからな!?」
ふーたろ「新年早々そんな心配されるようなことしてないからね!?」
美華奈「はあ…今年も騒がしくなりそうね…」
クラリネット「こ…今年も小説はつまらないかと思いますが、それでも『失恋の木の下。シンデレラ』をよろしくお願いします!」
- Re: 失恋の木の下。シンデレラ 【参照600超え感謝♪】 ( No.45 )
- 日時: 2016/01/04 11:00
- 名前: クラリネット (ID: JDs3Q..u)
優太が前の方でキラキラとした笑顔で踊っている。
その爽やかな笑顔に私は惹かれた。
でも、この想いは伝える事は当分できないんだろうな…
「美華奈、ぼーっとしてるよ集中、集中!ね?」
いきなり肩を叩かれてびっくりしたけど、相手は隣だから想像通り。
練習開始から約10分。早くも汗だくな奴がはあはあ息を切らせながら奴は笑っていた。
「あんた、野球部でしょ。なんでそんなにも体力無いのよ…」
「え…えへへ…なんでかな…?毎日部活…やってる…の…に…おっかしいな…」
「そもそもね、毎日部活やってるあんたが、ぽっちゃりしてんのがまず疑問なのよ…」
そう、ふーたろは何故か野球部にしてはけっこうぽっちゃりしている。
あんなに動いて、太るってどんな食べ方してるんだか。
「あ…あはは…ちょ…ちょっとそこは…僕も…疑問だよ…甘いもの好き…だからか…な…」
はあはあ息を切らすふーたろを放っておいて、私は3組の方を見る。
ちさとちゃん…一生懸命踊っている姿を見ると、何にもないような感じがする…
だけど、その一生懸命さの裏には、どんな感情があるのか分からないよ…
優太との件とは違って、また元に戻れる日は近い…よね?
きっと、また一緒に本当の笑顔で笑える日が来るって信じてるよ。
ね…?ちさとちゃん。
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