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呪われ王女と、限りなくO型に近いA型勇者。
日時: 2015/08/12 17:53
名前: 雪見だいふく (ID: DcPYr5mR)


はじめまして! 雪見だいふくです。
「王女と勇者」、閲覧ありがとうございます♪
書き始めたばかりの初心者なので、まだまだ未熟な部分もありますが…応援、よろしくお願いします!

今作は、ファンタジー × 恋愛モノとなっております!w

ではでは、さっそくw↓


*あらすじ*

舞台は人間界の裏に存在する、「カルストニア王国」。この国の王位の決定は、男女問わず、すべて魔力で決まる!

「王位なんて関係ないし」。
国一番の力をもつハルル。だが、そんな彼女にとって、王位はめんどくさい存在だった。

ある日、森に迷いこんだハルル。
彼女はかくかくしかじか、魔女によって呪いをかけられてしまった!

呪いをとく条件は、心の底から誰かを愛せるようになることーーーー。


彼女の呪いはとけるのか、愛する者のいないまま死んでいくか。
運命を握るカギは、A型勇者に託された!



…と、いう風になっています!
楽しんでいただければ、なによりです♪

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Re: 呪われ王女と、限りなくO型に近いA型勇者。 ( No.5 )
日時: 2015/08/14 13:08
名前: 雪見だいふく (ID: DcPYr5mR)

おなかすきました…
一話目には書いていなかったのですが、
今回から場面が変わるごとに「〜視点」などと載せていきます♪

ではでは、第二話。どうぞ!


*第二話*


 ハルル チルニ家にて…

「このカルストニア王国には、7つの魔法が存在するのです。
光、土、草、月、鏡、闇、海。
生まれ持ってきたもので、
2つの属性が1人の人間につくのです!

組み合わせはいろいろですね…たとえば、このチルニ!

彼女は『草』と『光』を持ち合わせているのだ! 
性格によって魔法が違うらしいんですが…
よく分かりませんね!

あ、ちなみに私の魔法は」
「さっきから、何やってんの…?」
 
 チルニが怪訝そうな顔で見つめてきたので、
「読者のみなさまに説明中だけど…?」
と、返した途端。


 キャラメル色の可愛らしいドアが、
バンッ!! と、似つかない豪快な音をたてた。

「!?」
さあ、びっくり、びっくり!(楽しんでます)

外からはゴツい兵士が4、5人登場。

「んなっ、なななんなの!!?」
 チルニはパニック状態。
長く結ったツインテールが、ふるふると揺れる。

私はというと、
美味しいサクサククッキーに夢中。
あんなの、構ってられるかぁ!

「ちょ、あ、アンタは、なんでいつもそんなに謎なの!!?」

そう聞かれましても…ねえ?(白眼)
すると、さっきの兵士たちがざわついた。

「お、おい…聞いたか今の?」
「あ、ああ! 謎だってよ…と、いうことは…」


「あああ、うるさいなあ!
もう、こっちはクッキー食べてるの〜!  ご用件とお名前だけ残して帰ってくださいな」

そうしたら、1人の兵士さんが前に出て、
格好いい軍隊ポーズをきめてくれた。


「わっ、我らはこの国の王、
カルスト=クリプタニア様にお仕えする者であるッ!

ここに住む、ハルル=ユリーカという娘を連れてこい、との
王のご命令が下ったので、いざ参りにきたためしだ!!」










「………はひ? 私? なんで?」

Re: 呪われ王女と、限りなくO型に近いA型勇者。 ( No.6 )
日時: 2015/08/14 17:12
名前: 雪見だいふく (ID: DcPYr5mR)

2連チャンの投稿いきたいと思います!w


*第三話*


 ハルル 混乱中…


「え、えーと。私? なんで?」
 そう聞くと、なんだか言いづらそうに、
ゴニョゴニョし出してしまった。

「ハルル=ユリーカ殿を、その…
王の後継者にしたいとのことで」
「ええええ!!? ちょ、うっそぉ!? 
あ、でも…嘘でもないよね。ハルル、結構魔法うまいしさ!」

そんなこんなで、一番サルみたいに
きゃあきゃあ騒いでいたのはチルニ。

「嘘じゃないよね? おたく、不審者とかじゃないよね? 大丈夫だよね?」
 怪しく思うんですけど…


「そのため、王に見合うかどうかの
お手合わせを願いたい」

「いっ、イケメンだとぉ……!?」
 勝手に目をふせるおバカさんを横目に、
誰ですか? と聞くと。

「兵の中でも一番の力を持つ、ケルニアさんだ! 
超強いっすよ〜マジで!」
 なにこいつ!? 出っ歯のくせに、
いきなり友達みたいな喋り方しちゃって!?
(出っ歯は関係ありません)

「と、とにかく、お手合わせ? 
ムリムリ、絶対ムリだし!」
「…そうか…では、ハルル殿の実力は…その程度、ということか…」
「!? い、いーよ! やってやるし! プンプン!」
「あ、アンタ…
もう馬鹿としか言えないわ…」


そんなこんなで、
幸いチルニの庭は広いために、そこで
とんでもない戦闘が繰り広げられるのは、

また今度のおはなし。

Re: 呪われ王女と、限りなくO型に近いA型勇者。 ( No.7 )
日時: 2015/08/14 18:44
名前: 雪見だいふく (ID: DcPYr5mR)

ひょええ、第三話の後半あたりから、
ちょっと…誰がしゃべってんのか!?
と、思う方もいらっしゃると思うので↓
3人の兵士さんたちが主でした。

最初の「!!」がいっぱいついてた人↓
兵士Aさんですww
次の出っ歯←
…ただのへっぽこ兵士?
 あと、出っ歯なだけですw
最後、ケルニアさんは一番冷静で丁寧だった人ですね。
ケルニアさんは…結構でてきます!

まったく、この国の兵はへっぽこばっかだな!←


ではでは、どうぞ↓


*第四話*


ケルニア (人の家の庭だが…いいのだろうか)


重い鎧をはずし、部下に預けた。
布一枚になり、身体中の関節を鳴らす。

「おーい、まだー!? 
クッキーが恋しいから、はやくはやくー!」

広大な芝生。
俺からおよそ5、6m離れた場所に、
彼女…

ハルル=ユリーカは立っていた。


「これ、どうすんのー? 勝ち負けの決め方はぁー?」
「…相手が傷を負い、
立てなくなるまでだ」

「!? さ、さすがにそれはやりすぎじゃあ…
ただのウワサですよ、副長」

 いや、ただ者ではないだろう…。
恐らくだが、内側に…何かを秘めている。
そう感じる。


「もういいー? いくけど、いいのー?」

「ああ構わん。さあ、こ…」

 ドウッ!! という巨大な離陸音。
気がつけば、彼女は______



「早く終わらせてね?」

 _____俺と数ミリ単位の距離にいた。

「ッ!」
 周りの兵士たちが息を飲むより早く、
俺は指を呪文形にしていた。

(……ッ!? なぜ、こんなにも早くっ!)

「大いなる大地の神々よ!
今この時、地底に封印されし鬼を
呼び覚ませ!」



「や、やべえ!! 
ケルニアさん本気だッ!」

 ムクムクと地面が盛り上がり、
背後には鬼の気配。いや…
殺気だ。

(さあ、どうする? ハル…)


「……どうした、何がおかしい」

 目の前の少女は___気味の悪い笑みを浮かべていた。

「えー? なんでもないけど…って、
うわ!」

巨人は俺と同じ動きだ。
俺がこうやって相手を殴ろうとすれば、
同じように…いや、威力を倍以上にしてくれる。


「さあ、ここからだ。
ハルル=ユリーカ」


大人をナメると、痛い目に遭うこと。




じっくり、教えてやろうじゃないか。



Re: 呪われ王女と、限りなくO型に近いA型勇者。 ( No.8 )
日時: 2015/08/14 22:16
名前: 雪見だいふく (ID: DcPYr5mR)

きゃー、ケルニアはこんな…
Sキャラでいくつもりはなかったんですが!
まあ、いっか…(?)。

では! どうぞ↓


*第五話*


ケルニア (Sキャラだと…!?)


少女は思った以上にすばしっこすぎる。
「ふんッ!」

勢いよく、ハルル=ユリーカの頭めがけて…
鉄拳を降り下ろすッ!

砂ぼこりが宙を激しく舞い、
前も後ろもない状況になった。

(___勝負あった、な…)

 あっけない終わりだ。
なんだ、こんなものだったのか。
 最初のあの素早さで…

俺は、何を感じていた?



「恐怖と焦り、じゃないのかな?」


 俺は気がつくと___

「油断とスキありありぃ!
お兄さんっ」
 ___庭の奥まで、ふっとばされていた。

「もう、強いよ! もーちょっと、
紳士的に、ね?」
「___ッぅ…!!?」

時すでに遅し。
俺が体勢を立て直すより早く、
彼女は俺の目の前で、呪文をきった。


「美しい純白の女神たちよ!
今この時、月明かりに照らされし
光を解き放て!」


激しい風がふく。台風の目のなかにいるような。
「かまいたち、かっ…!?」

彼女の腕の中には、
輝かしい光をはなつもの…

「ふんにゃああああああ!!」

今日一番の雄叫びを上げ、
どんどん大きくなっていく
その光を、

俺に___

「これでもっ、くらって、
眠っとけぇぇええええぃいいッ!!」



____ブチ当てたのだった。

Re: 呪われ王女と、限りなくO型に近いA型勇者。 ( No.9 )
日時: 2015/08/14 23:10
名前: 雪見だいふく (ID: DcPYr5mR)

ハルル強い? っていうの、
まだ実感わきませんね…まったく!
と、いうことで(どーいうことだ)

あのあとどうなったのでしょうか??
ではでは、ドウゾ♪↓


*第六話*

??? とある場所にて


 僕の国と隣国との境界にある、深い森。
 おかしい。そこの魔女、死んだって
聞いたんだけどなあ?

「まあ、魔女だし…
死ぬわけないのかな?」

いやいや、でも魔女だからって…


「なーに、難しい顔してるの? キリサ」
「うわっ!」

 後ろから勢いよく背中を叩かれ、
籠椅子から落ち、顔面から床へとダイブ。

「うひゃ、ごめん!」
「いっつぅ……」

睨んでやろうとも思ったけれど、
流石に女の子相手には…。

「で? 魔女だっけ?
あぁ、暗黒の森の?」
 切り替わりはや!

「う、うん。いや、新聞にね。
書いてあったんだよ」
 ほら見て、と今朝の新聞をリリィに渡す。

「あ、これよね。えーと、

『暗黒の森の魔女、復活!?
呪いと災いをもたらした、
不幸な1人が犠牲に』…か」


この記事によると、およそ一週間前、
呪いにかかった男が出たんだとか。

男は三日以内には、醜いブタとなった。
家族に恐れられ、嫌われ、
居場所をなくした男は行方不明だという…。


「うっわ、超怖いんですけど!」
ブタになったらどーしよー!? と、
ぎゃあぎゃあ騒ぐ女の子を横目に、
僕は少し気になった。


「ねえっ、勇者って呼ばれた
キリサでしょう? だからさあ、その…」
「うわあ、やめろ! 聞きたくない!」


頭の中は、
からっぽになってしまった。


耳をふさぎ、家を飛び出して。

そのままどこか、遠くへ行きたい。



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