コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 17歳からの訳ありの青春
- 日時: 2015/08/21 11:53
- 名前: かんな (ID: lEHXqtcI)
初めまして!かんなです(´-`).。oO どうかよろしくお願いします!
中学生のときにこれを利用しててまたやりたくなったのではじめました!
コメントとかしてくれると嬉しいです!!
できるだけ更新できるように頑張ります!
この話はまだ部活として出来ていない軽音部に強制入部させられた女子高生の
基本ギャグでたまに真面目でちょっと恋があるかもしれない青春物語です。
軽音好きな人もそうじゃ無い人もぜびみていってください!
- Re: 17歳からの訳ありの青春 ( No.11 )
- 日時: 2015/08/22 10:04
- 名前: かんな (ID: lEHXqtcI)
9話
「顧問か…顧問かぁ…」
「陽先輩どうしたんですか?」
前々回強制入部させられて、気づいたら今日も軽音部(仮)の部室にいます。
「いや、あのねぇ…人数的には大丈夫なんだけど、顧問の先生がいないと部活として成り立たないのね。顧問の先生が見つからないのよ…なかなか空いてる先生いないし、夏休みだからきてる先生も少ないし…。」
こんな問題児ばっかりの部活の顧問なんて可哀想だな……と未来の顧問の先生に同情する。
「でもぉ〜桃子と空ちゃんはいいとしてぇこんな変人ばっかりの部活の顧問は可哀想ですよねぇ」
「「「お前に言われたくない!!!!」」」
満場一致ですね。てか黒沼君起きてたんだ。
そりゃそうだ。女の子好きのど変態でホラー好きで毒舌で多分この中で一番変わってるのは桃子ちゃんなのに…。
そんな桃子ちゃんと同じこと考えてた私って……。
「ま、でもそれは心配ないよ。確かに黒沼はよく怒られてるけど、それでも学年5位くらいでしょ??? 私だって学級委員やら行事の実行委員長とかやってるし、この前のテストは文系で1番だったから信頼高いはずだし、和樹だって悔しいけどいつも理系の学年1位だし特待生だから先生から信頼されてるはずよ。 」
え…ちょっとここにいる人レベル高くね。 学年1位が2人もいらっしゃる…。 てか森山先輩ヘビメタ以来影薄いけどめっちゃ凄くね!??
てか黒沼君!!??頭良かったの!!??
「桃子だって真面目にやってるんでしょ〜」
「ま、一応…。」
私と同様信じられないって顔をしてる桃子ちゃん。 まあそうだよね。
普通見えないよね…。うん…
てか信じたくないよね…。
「で、空ちゃんもまともだから信頼度はばっちりだね」
陽先輩は安心してるけど、つい最近部活やめた信頼度低そうな奴がここに…。
なんて言えるわけもなかった
が
「あ、あのさーなんだっけ。あのうちらの学年のスタイル良くて背高くて美人の女の先生で体育教えてる…」
まって。
「あぁ!去年までダンス部の副顧問だった青井先生??」
「そうそう海ちゃん!!!」
それって…
「あの先生なら暇かもしれないって主任が言ってたから聞いてみるー??」
私がダンス部やめたのばれる
「え!!美人!?3年の先生に私が知らない美人がいるの!?聞いてくださいよ〜陽先輩!!」
これはまずい!!!!!!!!!
「それは嫌です!!!!!!!!」
ここに来て1番大きな声で叫んだ。
私以外の4人は私をじっと見つめる。
「なんで??」
不思議そうな顔で見つめる陽先輩の問いには正直に答えられそうになかった。
- Re: 17歳からの訳ありの青春 ( No.12 )
- 日時: 2015/08/28 23:22
- 名前: かんな (ID: .62EDtJk)
10話
やめて2週間はたったとはいえ誰かに部活やめたなんて言いづらい。
意外としっかり真っ当な高校生活送ってる人の前で(学年1位だし…。
そんなこと言いたくない。
「や…いや……それは……。」
ダンス部やめたので去年の顧問と気まずくなるからです!!!
なんて自己中だし情けない。
「あ…あの…なんていうか…ちょっと苦手なんです青井先生…。」
「え??空ちゃん海ちゃんと関わりあるの??海ちゃん3年の先生だよ?? 珍しい!海ちゃんうちらではめっちゃ人気なのに…。てか嫌いな人いたんだ。」
この言い訳は苦し紛れすぎる!
「え…まあ…いろいろあって…「やめたからだろ。」
ん?
声の主は間違いなく黒沼君だった。
「やめたからだろ。ダンス部。だから気まずいんだろ?? この前俺が職員室に呼ばれた時、こいつがダンス部の顧問に退部届渡すの見たし。」
く、くくく黒沼くううううんんんん!!!!!それ言わないでええええ!!! よくもまあ人の過去をベラベラと喋る人だ……。
あ、黒沼君は同じクラスメートだから私の部活知っててほぼ当然なのか。 そこは盲点だった…。
「え……え!!!!!!!空ちゃんダンス部だったの!!!!???????」
私と黒沼君以外が驚いた顔で私を見た
「………はい。」
もう今更嘘をつけなかった。
これからの高校生活でこれほど黒沼君を恨んだのはなかった。
- Re: 17歳からの訳ありの青春 ( No.13 )
- 日時: 2015/08/28 23:38
- 名前: かんな (ID: .62EDtJk)
11話
驚くのも無理はないだろう。
うちの学校のダンス部は強豪校だし、なにより他の人から見たら
"ダンス部はいかつい"ってイメージがついているから仕方ない。
クラスの子にも水野さんダンス部って聞いたからどんな怖い子かと思ってたよ〜。 て何回か言われた。
いかつくもない私は本当にダンス部ぽくなかったのだ。
ダンス部らしくないことに悩んでた時もあったが、無理にいかつくなる必要もなかったのでダンス部らしくないままずっとダンス部でやっていた……で今に至る。
「うーーん。まあそれじゃあ気まずいかもねぇ…。でも暇な人あんまりいなくて、手当たり次第声かけたいから一応声だけかけとくね。ごめんね」
ここ最近で1番優しい先輩の言葉に大丈夫です…としか言えなかった。
さっきまで騒がしかったのに……
私のせいで一気に静かになった。
うるさいと思うことの方が多いけど、この時ばかりは申し訳なく思った。
「や…なんか空気重くしてごめんなさい。」
「あー!なんもなんも!気にしないでいいよ〜笑 あ、でも空ちゃん一つ約束させて。」
陽先輩が私の小指に指切りげんまんをした。
私は何を約束されるのかとても怖かったが…
そんな必要はなかった。
「ちょっと強引に誘いすぎたけど空ちゃんが軽音部に入ってくれたからそのお礼として
私が今日から軽音部を空ちゃんの居場所にさせてみせる。 約束していい??」
気付いた時には泣き崩れていた。
陽先輩はそんな私の頭を優しく撫でた。
⚠︎ギャグ要素なくてごめんなさい
- Re: 17歳からの訳ありの青春 ( No.14 )
- 日時: 2015/09/15 22:17
- 名前: かんな (ID: FGdszV.1)
12
空ちゃんさ〜まだここ出来ないの??
すみません!!
ちょっと〜空ちゃんの面倒見てあげて〜
えぇまたー???
先輩のひそひそ話が聞こえる
あ、空ちゃんおはよう〜
おはよ〜
楽しそうに笑う同級生の横を通り過ぎる私。 他の人は呼び捨てなのに私は空ちゃんって呼ばれることが多かった。
別にいじめられてはいない。耐えられる辛さだと思う。
耐えるべき辛さといった方がいいだろうか
でも、私はここに居場所が感じられなかった。
場面が変わる。
ここは…教室??????
今日から軽音部を空ちゃんの居場所にさせてみせる。約束させて…??
陽先輩の声がする…。
あ、夢か。
変な夢を見たな……ん???
現在 9時30分。
今日は10時から顧問になってくれる先生を探す。
家から学校まで30分
…寝坊だ。
よくあるパンを加えながら走ることができる余裕さえないくらいやばい。 もちろんパンなんて食べずに着替えて寝癖を急いで直して出来る限りのダッシュをした。
走らなきゃ!!とにかく走らなきゃ!!!!ダンス部で培われた少しの体力をフルに使い20分で学校に着きました。奇跡です。
だけど髪はボサボサだしいろいろ乱れてる。くせ毛はこういう時に厄介である。
あまりにも乱れているのかその場にいた人…陽先輩と桃子ちゃんに心配そうに見られた。
「そ、空ちゃん…いろいろ荒れてるよ」
桃子ちゃん…仕方ないけど気にしていたことぐっさり言わないで…。
「時間ギリギリ!危うく遅刻だったからね!」
「すみ…はあはあ…すみません」
あれから陽先輩は優しくなったかといえばそんなことなかった。いつも通り明るいけど、強引で騒がしい先輩だった。
ただ一つ変わったのは
「あ、和樹も戻ってきたし。桃子。空。いくよ??」
「「はい!!」」
呼び捨てになった。
先輩から呼び捨てされたのは中学生の時以来だから嬉しかった。
「陽せんぱーーい。黒沼はー??」
「既読つかないねぇ。多分また寝てるよ。」
黒沼は1時間目の授業もこないこと多いし当然と言えば当然だろう。
だけど、その瞬間陽先輩の目が豹変した。
「くろぬまぁぁぁぁぁぁあとでぶっ潰してやる。」
陽先輩は学年1のヤンキーにも容赦なかった。
- Re: 17歳からの訳ありの青春 ( No.15 )
- 日時: 2016/02/14 20:11
- 名前: かんな (ID: Qouiw0Af)
13話
悔しいけど学校生活において成績がいい人やリーダーシップ取れる人は有利だと今日は本当に思った。
学年1位でおまけに行事の時は実行委員長も努めるまさに、生徒の模範のような陽先輩からのお願いもあって、海ちゃん……青い先生も快く引き受けた。
「あなた一応受験生なんだからねぇ、受験勉強との両立もちゃんとするのよ〜。 じゃあ部として成立させられそうになったらまた呼ぶからね。 」
部活ってあんなに簡単にできるんだ…
なんかもっと色々大変なんだと思ってたから正
直事が簡単に進みすぎてびっくりしている。
森山先輩が私のびっくりしている様子を察したのか、
「いやぁ…さすが赤坂だよなぁ。先生からのお気に入りだもん。あれ赤坂だからあんなに事が簡単に進んだんだよ」
と言ったのも納得できる。でも、
「あ、でも森山先輩って受験平気なんですか……?」
「あ、僕?? んーまあ僕要領いいからさぁ。なんとかなっちゃうんだよね(笑) 塾とか嫌いで行ってないから時間の融通はきくし」
森山先輩の力もあるよなぁって思った。
「でもこっからが大変なんだよ。どのようなことを目的で部活をするか、なにを目標にするか。 あと昔うちの軽音部は騒音の問題で潰れたからその辺もなんとかしたいし…… あと練習場所とかも決めたいし………」
浮かれてるのもつかの間。
ここからが本番だった。
でも、なんとかなる気がする。
私がそう思ったのは陽先輩の存在が大きかった。
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