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- 私の夏〜2015〜
- 日時： 2015/09/02 21:28
- 名前： 小花 （ID: Wx.cjsE7）
あの夏は特別でした
戻れるなら戻ってみたいけど
今はまだ思い出でいい…
- Re: 私の夏〜2015〜 ( No.11 )
- 日時： 2015/10/17 14:48
- 名前： 小花 （ID: Wx.cjsE7）
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
「おはよう夕樹くん！」
「あぁ、はよ…」
誰だろこの人
廊下を歩くたびこっちを見てくる女子達は正直怖い
知らない人が俺の方向いて頬を染めて走っていく
高校に入ってから一段と増えた
「よ！ゆ〜きぃ〜」
「相変らずうるさいな、お前は」
「そんなのとっくに知ってるでしょ！」
バシッ!
「いってぇ〜…お前なぁ〜女なんだから女らしくしろよ」
「そんなの似合わないもん」
「いや〜分かんないもんだぞ」
「おぉ！お前居たのか」
「失礼だな夕樹、この和一様が杏奈様の居るとこにいなかったことが
あったか？」
「あぁ〜うるせ」
こいつらは中学の頃からのつきあいでこいつらのやばすぎるパワーに
俺はいつも巻き込まれる
ちなみに和一（通称：カズ）は杏奈に5年間片思いらしい
（誰が見てもわかるくらいに）
- Re: 私の夏〜2015〜 ( No.12 )
- 日時： 2015/10/23 20:52
- 名前： 小花 （ID: Wx.cjsE7）
「カズは私の恋人ですか〜？」
少し照れながら言う杏奈は可愛い
その顔と言動にやられる男は多いらしいが…よく分からん
しかし、和一は…
「そういう事は簡単にいったらダメだかんな！」
つうじてねぇ〜
アホはこういう時に損するんかな
「あ、そういえば転校生くるんだよね？
女の子かな？男の子かな？」
「あぁ女だよ」
「何で知ってるの？」
「家が隣で今日も朝一緒に来たんだよ」
俺が言ったとたん二人が顔を見合わす
いたずらな顔をして…
「来たな」
「来たね」
「何がだよ」
「春が」
意味わかんねぇ〜
なんだろうこいつら変だな（いつもだけど）
キーンコーンカーンコーン
「やべ、遅刻するぞ」
いったい何が来たのかわかんねぇけど取り敢えず席に着く
- Re: 私の夏〜2015〜 ( No.13 )
- 日時： 2015/11/08 17:02
- 名前： 小花 （ID: Wx.cjsE7）
「う〜い、席に着け〜
今日は転校生来てるからな〜」
入れ〜と言われて入ってきた小夏は少し緊張していた
するとあちこちから小夏を可愛いという声が聞こえてきた
「岸田小夏です
仲良くしてください、よろしくお願いします。」
「んじゃー、本木の隣な
本木、放課後学校案内してやれ」
「は〜い」
杏奈の隣か…遠いな
席に向かう小夏を見ているとあっちも気づいたらしい
一瞬で笑顔になった
「っ///」
手がムズムズする
かゆい訳じゃない、嬉しいからだ
それから授業は始まったがノートに写すだけで頭には入らなかった
キーンコーンカーンコーン
一限目が終わり、小夏の周りには猿どもが集まる
チッ、邪魔だな
「小夏！」
「夕樹くん！」
俺を見つけこちらに走ってくる
参った……かわいい
- Re: 私の夏〜2015〜 ( No.14 )
- 日時： 2015/11/15 19:13
- 名前： 小花 （ID: Wx.cjsE7）
「夕樹くんもこのクラスだったんだね！」
しっぽが見えるのは俺だけか？（笑）
「え〜何々？夕樹の知り合いなん？」
「お前良いな、岸田さんめっちゃ可愛いじゃん」
お前らまだまだだな
こいつめっちゃ乱暴だから（笑）
だからこそ甘えてくるときと突っかかってくるギャップが
たまんないんだけどな
とうの小夏は可愛いと言われて耳まで真っ赤だ
うわっ…見せたくなかったな、他の奴らに
「大丈夫？」
奴らに聞こえないように小夏の耳元で囁くと奴らが
ギャーギャーとさらにうるさくなった
「大丈夫、ちょっと可愛いって言われるとさすがに照れるけど」
- Re: 私の夏〜2015〜 ( No.15 )
- 日時： 2015/11/23 20:22
- 名前： 小花 （ID: Wx.cjsE7）
えへへと鼻の下をこすりながら笑う
親父くさい笑い方も…
「今日一緒に帰るか？」
「部活は？」
「今日だけ」
「うん！いいよ」
するとあいつらと目があった
人差し指を曲げたり伸ばしたり
…こいって事か
「お前の彼女？」
「違うけど」
杏奈と和一が顔を見合わせ変な顔をする
「お前、小夏ちゃんと話してるときの顔すげぇーぞ」
心臓が冷えた、固まった
嘘だろ
はずかしすぎんだろ俺
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