コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

カジヤの鍛冶屋!
日時: 2015/10/01 23:22
名前: sツタ (ID: lnyTOR8Z)

初めまして。sツタというものです。初投稿なので指摘はお手柔らかに……。
この作品は鍛冶屋を目指して田舎からやって来た主人公、『鍛冶家 玉垣』君が無茶苦茶な怪力の狩人、『ライニ』ちゃんとドタバタするファンタジーコメディです。
また、SSも入れてみたりします。

Page:1 2 3 4



Re: カジヤの鍛冶屋! ( No.7 )
日時: 2015/10/04 01:29
名前: sツタ (ID: lnyTOR8Z)

2話(2)

「街の中じゃねえええええええっ!」
どう見ても街の中に僕の家は無い。
近くの下り坂を下った所に街が見受けられるが僕の家はここにある。
「あー、その土地だがな、以前は街の中にあったんだが……今、ここは街の範囲じゃないのだ。街の土地としてはそのままだったようだがな…」
そんな…鍛冶屋第一歩が…
「危険過ぎる…」
思わず口から漏れた言葉に隣にいた恩人は「あっ」と声をあげた。
「昼夜守ってくれるボディーガードがいれば危険ではないんじゃ無いだろうか?」
要る筈無い。
「そんなの居ませんよ…」
「居るんだなそれが!」
「是非!紹介してください!……あ」
しまった、雇い金が無い。どうしよう紹介してくださいと言っちゃったんだけど……。
「今なら無料!無料でボディーガード!さらに超可愛い!」
無料!?可愛いのはともかく無料でボディーガードが雇えるのか!?都会の方はそんな凄いのか!?
「手続きも私がやっておこう!」
手続きまで!?博愛精神凄いな!都会の博愛精神本当凄いな!粋だな!
「そして私に対して敬語をやめることがこの手続きをする唯一の条件だ!私の事はライニと読んでくれ!」
「ええ!?」
関係無くね!?田舎は村全員家族みたいだったから敬語に慣れて無かったのは確かだけど!
「明日にはボディーガードが来るぞ!」
「はええ!」
流石都会!とんでもない所だぜ。
「じゃあ私は準備に帰るぞ!」
「はええ!」
なんか展開を急いだ素人の小説みたいな速さだ…都会はせわなしいと聞いてたけど本当だったのか!

Re: カジヤの鍛冶屋! ( No.8 )
日時: 2015/10/05 00:37
名前: sツタ (ID: lnyTOR8Z)

2話(3)

「……。」
「よいしょっと。荷物はこの辺かな?」
「……あのさ」
「ん?」
「ボディガードって君の事かよ!」
「そうだが」
まんまとハメられたよ!しかも雇い金は無料だけど住み込みでボディーガードするって食料費とかかかって余計タチ悪いよ!なんだこいつ!
「そんな顔するなよ、私という美少女と同居できるんだぞ?」
「え!?しょ…少女…?ええ?」
男だと思ってたんだが…。
まあ確かによく見たら髪長いし整った顔立ちだし美少女と言われればまあ……んー……どっちかっていうと美少年だけど……。
「しかも命を救ったのだからこの程度笑って許してくれたって良いんじゃないか?私だってやっすいホテル暮らしなのだからな。」
「た、確かに……命と比べれば安いよね……」
だが!だがしかし!
こいつ……えーと、ライニだったか、が女ということが発覚したせいですっごい泊めにくくなったんだが……。
「ちなみに金なら心配しなくていいぞ、腐るほどあるからな。あと、私は命を救ったといえども泊めて貰う身なのだから気は使わなくていいぞ。」
「むむ、そうは言っても……」
ボディガードが異性だとは思ってなかったからな……『超かわいい』(2話の2参照)男性が来るのかと思ってたぞ。
「よし、わかった。そんなに悩むならお、お望み通り……ぬ……脱ぐからそれで良いだろう!」
「お望んでないよ!?勝手に誘惑作戦に移らないでね!?」
「……そうだな。今のはこれを見てる端末機器の前の皆さんが『えっ!?』ってなってたかもしれないな。適当な事を言ってすまない。」
「何の事か全くわかんないけど多分それ禁句だよ!自重する言葉を自重してよ!」
ふう、でも命と比べればどう考えても安いし、僕が異性に対するマナーを気をつけていればいいだけだよね。
「よし、わかった。住み込みを許可するよ」
「本当か!?カジヤ!」
「その代わりちゃんとボディーガードしてね。鍛冶屋の仕事で鉱石取りに行ったりするから。」
「ああ!」

ここから僕の夢だった鍛冶屋ライフが少し違う形で始まるのである……
「あれ?ライニに僕の名前教えたっけ?」
疑問も沢山残して。

Re: カジヤの鍛冶屋! ( No.9 )
日時: 2015/10/05 01:31
名前: sツタ (ID: lnyTOR8Z)

SS(1)

ライニ「と言うわけで始まりましたー!ライニちゃんとカジヤ君のSSターイム!!」
カジヤ「!!?」
ライニ「ここでは本編でしないようなはっちゃけた会話をするのだ。な!カジヤ!」
カジヤ「いや、初耳なんだけど!?そんなの!」
ライニ「ぶっちゃけ今までのはこれを書く為の前フリみたいなものらしい。あくまでも向こうは本編だから勿論続けるが。」
カジヤ「凄いメタいよ!発言が本編の時からメタいよ!」
ライニ「キャラの性格がよく出るし、こういうの悪くないだろ?」
カジヤ「悪くないだろ?じゃないよ!!かなり雲行きが怪しいよ!」

SS(2)

カジヤ「僕も色々調べたけど、どうやらSS内ではこの先での本編の内容を大きく変化させる発言は周りに聞こえないらしいね。」
ライニ「何!?それじゃあ私がカジヤのことをす…  いうことをここではカジヤに伝えられないのか!?」
カジヤ「うお、突然サイレントになった。」
ライニ「そ、そうか。…………ふふ…」
カジヤ「?」
ライニ「   ー!!   ー!!」
カジヤ「浮き輪ー!!浮き輪ー!!かな?口パクでしか判断出来ないね…」
ライニ「う、浮き輪…」

SS(3)

カジヤ「あ、買い出し忘れてた!メロンとバターしかない!」
ライニ「はは、良かったな、私が居て。2つも食材があれば何だってつくれるぞ!」
カジヤ「ほう、じゃあ見せて貰おうか。住み込みボディガードの料理力を!」
ー数分後ー
ライニ「できたぞ!」
カジヤ「お!何だろう!」
ライニ「石焼きビビンバだ」ドドン
カジヤ「何故だ」

SS(4)

ライニ「もし、もしだぞ!誰かがカジヤに告白してきたらどうする?」
カジヤ「ええ!?いや、好意を抱いてくれてるなら相手が誰でも等しく嬉しいけど…」
ライニ「じゃ、じゃあ!もし私がカジヤを好きだって言ったら?」
カジヤ「え…………………………あ、そうか、女だったっけ」ボソッ
ライニ「っ!!?聞こえたぞ!カジヤ!」

Re: カジヤの鍛冶屋! ( No.10 )
日時: 2015/10/05 23:25
名前: sツタ (ID: lnyTOR8Z)

雑談

なんかスマホでみたら改行されて無いらしいんだけど本当ですか?もしかしてこのサイトの仕様ですか?

参照50突破嬉しいです!ありがとうございます!

『ライニちゃんはボーイッシュかわいい。』
を目指してたのにボーイッシュ過ぎたかなあ。
ライニは喋らなければ女に見える位のイメージですのでそれを思い浮かべつつ楽しんでください。
カジヤ?ああ、端正な顔立ちに華奢な体かな(適当)

本編の二人で会話する時が一番書きづらい。カジヤ君が受け身すぎて喋るのが大概感嘆の言葉だからカジヤ君のセリフ無くても成り立ってしまう。

誤字脱字は勘弁して!

小説ってキャラが多いと解りづらいと思うからシンプルに書いてるよ。
だからキャラは増えにくいよ!

Re: カジヤの鍛冶屋! ( No.11 )
日時: 2015/10/06 00:01
名前: sツタ (ID: lnyTOR8Z)

3話

「うむむ……」
ライニがリビングで剣の手入れをしながら唸っていた。
「どうしたの?ライニ」
「いや、私の剣ももうボロボロでな。そろそろ買い換えようかなと」
「へぇ、ちょっとみせてね」
どの位ボロボロなのだろうか。素材も気になるし大剣を見てみるしかない。
……………………嘘だろ。
「剣身がアダマンタイトじゃないか!?ど、どこでこんなの買ったの?」
「そ、そんな貴重なのか?それ。」
「もう貴重なんてもんじゃ無い!普通の人間じゃまずこんな剣に手が届かない筈だ!値段をつけるのも躊躇うほどの伝説の鉱石だよ!いったい何処で…」
とんでもなく鍛冶屋の腕が無いと加工すら出来ない鉱石だ。
「そ、それは…秘密だ」
「アイエエエッ!?ナンデ!?ヒミツナンデ!?」
ほんと何でだよ。
というかここまでの鉱石をボロボロに出来るこいつは何者なんだ。
「ん、そういや、カジヤは鍛冶屋を開くと言ったな」
「そうだけど……そうだけど……これは……ちょっとハードル高すぎる……よね……。」
「ああ、いやいや、このボロボロの状態の剣よりも切れれば良いのだ。新品のアダマンタイトの剣より切れる剣を作れと言ってるのではないぞ」
それならまあ……出来なくは無いけど…
「よし、そうだね、ここは同居してる身として一肌脱ぐよ!」
「さっすがカジヤ!やさすぃーな!」
やさすぃーって……


Page:1 2 3 4



この掲示板は過去ログ化されています。