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カジヤの鍛冶屋!
日時: 2015/10/01 23:22
名前: sツタ (ID: lnyTOR8Z)

初めまして。sツタというものです。初投稿なので指摘はお手柔らかに……。
この作品は鍛冶屋を目指して田舎からやって来た主人公、『鍛冶家 玉垣』君が無茶苦茶な怪力の狩人、『ライニ』ちゃんとドタバタするファンタジーコメディです。
また、SSも入れてみたりします。

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Re: カジヤの鍛冶屋! ( No.1 )
日時: 2015/10/01 23:49
名前: sツタ (ID: lnyTOR8Z)

1話

「うわあああっ!」
逃げる小さな影が一つ。

木々を薙ぎ倒し、石を砕き、砂を巻き起こし、その小さな影を追いかける大きな影が一つ。
小さな影は僕…『鍛冶家 玉垣』という人間の男性の物である。
もう一つは

とても大きな時計だった。
大きな時計が地面と垂直に立ち、追いかけてくるのだ。僕はビビリだが初めて時計に追いかけられたら誰だって恐怖を覚えるだろう。左右は道がないうえに急な下り坂となっているため(それはもう立ってるのが辛いぐらいの!)とてもじゃないが道を外れて時計に轢かれるのを回避するなんてできない。
まさに詰みである。
時計はさっきからペースが衰えそうに無いが、僕の方はギリギリだ。
まあ、『時計が疲れる』なんて意味不明な言葉は今まで聞いたこと無いのだからペースが落ちるのも変だな。ははは……。

笑ってる場合じゃなかった。都会で鍛冶屋を開くのが僕の夢なのだ。こんなところで時計に轢かれるという人間にあるまじき死因で死ぬのは嫌だ。何とかして…何とかして逃げ切らなければ。

と、あれは人影だろうか。なんてこった。他人まで巻き込んでしまうのか僕は…


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