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ずっとキミを想ってる・・・【参照200!】
日時: 2015/10/24 21:04
名前: ゆきうさぎ (ID: GWViUNAG)

ずっとキミを思う・・・



千丸 芹香(ちまる せりか)

女子校の高校1年生。
両親の都合で小山の家に住むことになる。
千花からはちまるんと呼ばれる。


小山 直也(こやま なおや)

素直になれなくて無愛想なツンデレ。
高校2年生で、バスケをやっている割に小柄・・・。
ずっと千丸のことを片思いしている。



山口 宏大(やまぐち こうだい)

身長が高く、小っちゃい小山をからかう。
頭脳派で、何を考えているかよく分からない。
番数を学年で1〜3番をキープしている。



長谷川 千花(はせがわ ちか)

千丸の親友。番数は1番で、美人。
宏大と中学が同じだった。
千丸のことをちまるんと呼ぶ。



須賀 奏美(すが かなみ)

千丸の部活友達。
モデル雑誌など今風の女の子。
恋愛には特に詳しい。


片山 由利(かたやま ゆり)

モデルをやっている。
男子校吹奏楽部所属。
千丸が好き?


みなさんのコメント本当にありがとうございます(。・_・。)

【参照200】を超えました!!










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番外編〜あの日の帰り道〜 ( No.41 )
日時: 2015/10/26 21:35
名前: ゆきうさぎ (ID: GWViUNAG)

長谷川「宏大・・・なんで・・・バスケはいっているんですか?。」

千花が拗ねたように口を膨らませる。

宏大「誘われちゃって・・・。」

長谷川「わたしは・・・吹奏楽部はいってるんですけど。」

宏大「バスケも楽しいぜ…。」

長谷川「トランペットは?。」

宏大「もちろん、吹いてるよ。」

長谷川「ふーん。」

千花は少しつまんなさそうな顔をした。

長谷川「私ね・・・聞いてくれる?。」

宏大「拒否権ないだろ・・・。」

長谷川「うん。そりゃあ、嫌でも聞いてもらうけども。」

宏大「うん・・・。」

『宏大に会えるかと期待してた—』

長谷川「吹奏楽部に入るかと思ってて。もう一度、会えることを期待してた一方、気まずい思いもあったの。」

宏大「・・・千花。俺も吹奏楽部に入ること考えてた。」

長谷川「私ねっ・・・・・。」

宏大「ん・・・?。」

長谷川「定期演奏会がもうすぐあるの…。」

宏大「来るよ。」

長谷川「えっ・・・・。」

宏大「千花の演奏見たいんだ。」

長谷川「うん!。」


Re: ずっとキミを想ってる・・・【参照200!】 ( No.42 )
日時: 2015/10/27 20:25
名前: ゆきうさぎ (ID: GWViUNAG)

奏美「でっ?。」

月曜の朝、クラスで唯一きらきらした目をしてる奏美。

千丸「なんで・・・後つけてきたの?ていうか…小山先輩と知り合いだったっけー?。」

奏美「由利さんよ!アンタホントに何言ってんの!デートでしょ。」

目を見開いてみせる顔は怖かった。

でもさぁ・・・・・・。

千丸「強引にそうなったの。別にお茶とかしただけ・・・だし・・・いいでしょ、別にっ・・・・。」

奏美「それはLineで話してきたよね。けども・・・。完全に、千丸はどうしたいわけ?。」

指を突き付けられてウッと唸る・・・。

全然・・・考えてなかったよ・・・・・

千丸「由利さんは確かに・・・背は高いし・・・カッコいいけど・・・・でも・・・よくわかんないな。」

奏美「どうすんのよ。小山先輩と暮らしてるのバレて、だからって断っても・・・。」

千丸「だからだよ・・・男子校にばらされたらどうなっちゃうか。」

長谷川「おはよう。」

奏美「千花子、おはよー。」

千丸「千花ー!LINEで話したことだけどね・・・。」

長谷川「うん。わかってるよ。」

千丸「え?。」

長谷川「私も考えてみるねって事。それに・・・テスト前だし・・・完全に休みあるしね。」

千丸「千花・・・。ホントにわかってる?。」

長谷川「うん。由利さんと話つければいいんでしょ。あ、委員長の仕事あるからまたねー。」

奏美「千花子って、天然よね・・・。」

千丸「ちょ・・・話つけるってどーゆー・・・。」

Re: ずっとキミを想ってる・・・【参照200!】 ( No.43 )
日時: 2015/10/27 20:35
名前: ゆきうさぎ (ID: GWViUNAG)

長谷川「・・・ていうか・・・由利さんってどんな人なわけ?。」

男子校前では帰りの途中で騒がしい—

目立つよね・・・そりゃ女子だし・・・・・

由利「ねぇ・・・キミ?ちょっといいかな。」

長谷川「はっ・・・・はい・・・。」

由利「俺、モデルやってる、片平って言うんだけど・・・・今日来るはずのモデルが休みになって。よかったら代役できないかな—。」

長谷川「えっ・・・ええっ!!。」


・・・・・・・

長谷川「お疲れ様でした・・・・。」

由利「よかったよ。雑誌のモデルがいないって聞いてたからね。」

長谷川「疲れるんですね・・・・片平さん、いつも毎日大変ですね。」

由利「俺は別に・・・最近は特にあんまりない方だけどね。」

長谷川「片平さんの名前ってなんですか?。」

由利「あ、俺?片平由利だよ。」

長谷川「え・・・・ゆっ・・・・由利さん?!。」

由利「うん・・・なにかな。あ。もしかして芹香のお友達とか?。」

長谷川「親友です。長谷川千花っていいます。あの・・・。」

由利「あ、用件ならだいたいね。あの、小山関係のやつでしょ。」


・・・・・・・・

由利「あのことならいいよ。秘密にしといてあげる。」

長谷川「えっ・・・・」

由利「それにさ、俺、芹香に本気だから。」

長谷川「んー。」

途中買ったクレープを喉に詰まらせる—

由利「小山の好意はバレバレだけどね。負ける気はないから。」

長谷川「じゃあ・・・でも付き合う条件は?。」

由利「からかっただけとか適当によろしく!。」

長谷川「は、はい・・・。」





Re: ずっとキミを想ってる・・・【参照200!】 ( No.44 )
日時: 2015/11/01 08:38
名前: ゆきうさぎ (ID: SI2q8CjJ)

長谷川「えっ?。」

千丸「ホントに話つけにいったわけ?。」

目を見開いて千丸が話してるのが目に浮かぶ〜

長谷川「どうでしょう?。」

千丸「由利さんからメールきたんだよ。」

『あれ嘘だから気にしないでね笑ふつーに友達からでいいよ』

千丸「まあ、いいけども。小山先輩とは気まずいなぁ・・・」

長谷川「千丸って・・・好きな人いるわけ?。」

千丸「えっ・・・。」

どうして?えっ・・・そんな事考えたことまずないよ・・・

千丸「いない・・・かなっ・・・。」

長谷川「うー。無自覚なんだー。」

千丸「え?どういうこと?。」

長谷川「ん?なんでもっ。」

ホントに・・・?

三月のカレンダーは明日が最後の学校の日・・・

もうすぐ四月もはじまるんだ・・・

長谷川「そういえば、明日、卒業式だよ。」

千丸「生徒会だっけ。頑張って。」

長谷川「うん!明日はやいんできるね。」

ツーツー。と音がなる。

「はあ、好きな人なんて、わかんないよ。」

Re: ずっとキミを想ってる・・・−番外編1− ( No.45 )
日時: 2015/11/01 08:53
名前: ゆきうさぎ (ID: SI2q8CjJ)

今日は・・・定演・・・・

みにきてくれるかな—?

宏大・・・

カレンダーは三月の卒業式前だった—

—本番前—

指先が冷たくなり、そっと指をこする。

フルートを持つ手がそっと震える。

コンクールは惜しくも、ダメ金だった。

千花には二年あるのだ。でも・・・先輩たちにはもうない。

「大丈夫!朝からあんなに練習したんだもん—。」

フルートの先輩が肩をぽんと叩く。

心が落ち着いていく気がした。


花束贈呈ではなく後輩も多く、先輩たちは笑って泣きながら受け取る。

よかったな・・・定演って三年生の為にあるようなものなのだ。

吹奏楽部にはいって初めて・・・みんなで合奏する。

この楽しさが・・・ホントによかった・・・・

でも、その反面—

後輩が先輩の陰口言ったり・・・先輩が後輩を無視したり・・・

音楽をよくしたいと思う気持ちは—

         変わらないのにも限らず—

1・2年生で演奏する曲にはソロがあった。

はじめは2年生の他の楽器の人たちが

    『なんで一年がソロやんの?』

なーんてよく言われた。

合奏の終わった時にはそんなの・・・いなくなったけどね。

指先の震えも止まった。

そして、アナウンスがなり、移動にはいる。

定演は始まったばかり—


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