コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 君達の世界に明るい色を
- 日時: 2016/02/03 19:03
- 名前: クッキーコロッケ (ID: fnyLTl/6)
【プロローグ】
”人を信用できない”
”何で僕は生きてるの?何で?どうして?誰か、殺して”
”こんな世の中、消えちゃえばいいのになぁ”
”はぁ…、何で俺は生きてんのかな?”
”あんたはいいよね、幸せそうで”
彼等はそんなことを言った。
そんな彼等を助けることは出来るのだろうか。
「じゃあ、私が貴方達に、幸せになる色を足してあげる」
そんなことを私は言った。
【ご挨拶】
今回、シリアス&恋愛を書こうと思います。
でも、安心してください。最後はハッピーエンドですよ!
…すみません。
とにかく、今書いている『うん。ぼっちの私はリア充じゃないけど、悪い?』も
よろしくお願いします。
- Re: 君達の世界に明るい色を ( No.10 )
- 日時: 2016/02/13 23:54
- 名前: クッキーコロッケ (ID: xO/yAhl7)
【第二章】
世界1、幼馴染み
「音羽」
私は振り返る。
「またあいつらと関わってたのかぁ〜?飽きないな、面倒なことに
巻き込まれるの」
「そうかな?」
「俺も巻き込まれるんだから、あまり首突っ込むなよ?」
「ごめんね」
この子は私の幼馴染み、水島光輝。
私が巻き込まれたら、助けてくれる大切な人だ。
「おっとはー!帰ろ〜!」
この子も私の幼馴染み、赤山ユユ。
元気が明るい子だ。そして、大切な人だ。
「音羽〜、あのさ」
「何?」
「最近、イケメン達といない?」
「いるよ」
「あーやっぱりかぁ。最近さぁ、一部の女子が言ってるんだよねぇ。
影でコソコソ言ってるし、それに男子は何か、そのイケメンの陰口言ってるし。
あー!もう、ほんっと、こーゆーの嫌いなんだよねぇ!」
「もし何かあったら、すぐに俺達に言えよ」
「そーそー!」
「うん」
私は笑顔で答えた。
「あ、あたし、部活あるから!まったねー!」
「おう」
「うん」
私は帰る準備をする。
光輝はそんな私のことを待ってくれる。
ありがたい。
夕日が教室を照らす。
あぁ…綺麗だ。
カシャ
「また撮ってるの?」
「ん?あぁ、夕日、綺麗だよなぁ」
「うん。光輝、撮った写真、見して」
「あ〜…今回も駄目だったから、次の時な」
「うん」
またか…。
光輝はいつも空を撮るが、失敗に終わる。
いつか、光輝がイイナと思う写真を見してほしいなと思う。
「じゃ、帰るか」
「うん」
そんな光景を、見ている人物がいた。
「へぇ…あれが音羽の…」
next
- Re: 君達の世界に明るい色を ( No.11 )
- 日時: 2016/02/14 13:09
- 名前: クッキーコロッケ (ID: xO/yAhl7)
世界2、実行委員
翌日__
「はい、皆さん。えっと、体育祭実行委員を男女一人、決めたいと思います」
「えぇ〜!」
「うわぁ」
「最悪〜!」
皆、それぞれ言う。
私もこういう大きいことは苦手なのだが…。
「誰かやってくれる人」
「「「「「「・・・」」」」」」
「誰でもいいのよ!ねっ?だから…」
「はぁ…」
ため息をした光輝。
そして、手をあげた。
すると一斉に。
「さすが四組の苦労人王!」
「よっ!苦労人!」
「大将!いえ、苦労人様、ファイト!」
「苦労人言うな。先生、じゃあ俺、やります」
「うぅ…ありがとう!水島さん!」
「先生…泣かなくても…」
すると、後ろからツンツンとユユがやってきた。
何だろう?
「ねぇ音羽、あんたどーなの?」
「何が?」
「やるの?やらないの?」
「光輝だけど…他の子でもいいんじゃないかなぁって思って」
「へぇ〜…」
ニヤリとするユユ。
一体、何を…?
すると、ユユが私の手を無理矢理あげさせた。
「え…!?」
「せんせー!白神さんがやるって言ってまーす!」
「い、言ってな…」
「本当!?白神さん!」
「…はい」
「うぅ…ありがとうございます!」
私はユユの方に向く。
「ユユ…」
「めんごめんご!とにかくガンバ!」
「はぁ…」
ユユ…勝手すぎる…。
「えぇ〜!水島君がやるなら私、やりたかったぁ!」
「白神さんがやるなんて…!くっ、おい水島!俺と交換しろ!」
「はぁ!?」
「落ち着いて、光輝」
*
*
放課後__
「はぁ〜…ごめんな、音羽」
「ううん、全然大丈夫」
本当、光輝は心配症だな…。
私なんて、人のこと、心配なんてしないのに。
ガラッ
「っ…」
「光輝?」
next
- Re: 君達の世界に明るい色を ( No.12 )
- 日時: 2016/02/22 01:50
- 名前: クッキーコロッケ (ID: xO/yAhl7)
クッキーコロッケです。久しぶりです。
何故、更新されなかったと言いますと、インフルエンザで、更新出来ませんでした。
今は、元気ぴんぴんです!
次回から更新しますが、テストが…。
いつもヤバいんですが、今回は倍ヤバイんです。
いろいろあると思うんですが、よろしくお願いします。
byクッキーコロッケ
- Re: 君達の世界に明るい色を ( No.13 )
- 日時: 2016/02/22 21:44
- 名前: クッキーコロッケ (ID: xO/yAhl7)
最近、はじめしゃちょーにハマってしまった…。
でも、所沢が好きなんだ!!(はじめしゃちょーも、もちろん好きです)
世界3、顔
あれ。
私は驚いた。
あの"彼ら"がいたのだ。
雅紀さん、駿太さん、良平さん、真冬さん、翼さん。
死にたがり屋の五人が揃っていたのだ。
だが、それは裏で、あくまで表は完璧に演じている彼ら。
周りの女子は皆、キャーキャーと叫んでいる。
男子もいるが、隅の方にいた。
あぁ、本当に人気者の男子とその他の男子の接し方の差が激しすぎる。
でも、一番驚いたのは、光輝の顔だ。
笑顔でいる方が多い光輝だが、今は違う。
怒っているみたいだ。
何に対して怒っているのかは知らないが、胸が痛くなった。
「音羽?」
「え?」
「え?じゃねーだろ。座るぞ」
いつの間にか光輝はいつもの口調に戻っていた。
気のせいか…。
そう思い、机に座った。
すると、その近くの女子が光輝に向かって話しかけてきた。
「光輝くーん、よろしくね!」
「ああ!よろしくな」
フレンドリーな光輝。
一方、私は大人しいから、あまり相手にされない。
仕方ない。
だって、暗い私が悪いのだから。
「……て〜…………もる…」
何か言ったようだが、聞こえなかった。
聞こうと思ったが、全員集まり、話が始まった。
話を聞いているとき、五人からの視線が痛かった。
next
- Re: 君達の世界に明るい色を ( No.14 )
- 日時: 2016/02/28 01:17
- 名前: クッキーコロッケ (ID: MQ1NqBYl)
世界4、作り笑い
「これで終わりにする」
説明し終わった後、先生は少し焦っている様子で出ていった。
すると、女子があの五人に近づいていた。
凄いな…と思いながら見ていた。
「音羽〜、帰るぞ!」
「あ、うん…!」
でも、止められた。
真冬さんに。
「クイーン、用事がある」
「用事…?何かありましたっけ?」
「ああ、合ったぞ」
「決めポーズしながら言うの、止めてください…」
「相変わらずクイーンは空気が読めないな!それをKYと呼ぶんだぞっ!」
「いや、貴方に言われたくありませんし…」
すると、女子が皆、私を睨んだ。
嫌だぁ、平和に過ごせなくなるのは。
「音羽に近付くな」
私は驚いた。
その声の主が、光輝だったことを。
低かった、いつもよりも。
私は固まってしまった。
こんな光輝、初めて見たかもしれない。
「音羽、帰るぞ」
「えっ、でも…」
「行くぞ」
「う、うん」
私は真冬さんをちらっと見て、光輝に付いていった。
少し怖かった。
*
*
「…」
「あの、光輝?どうしたの?」
「あんまり関わんない方がいいぞ」
「えっ?」
「噂だけど、あいつら死にたいらしい」
「そう、なんだ…」
知っている。彼らが死にたいことを。
理由までは知らないけど。
「それにユユが言ってたよな。お前、最近、あいつらといるって」
「うん」
「本当に止めろよ」
「…」
「お前、また突っ込んでいく気か?」
「…」
「音羽」
「大丈夫、だよ」
「本当に止めろよ…!お前のかな…」
「やっほー!音羽、光輝!」
「…」
私は光輝の目をそらした。
ユユがタイミングよく来てくれて、正直助かった。
「あ〜…タイミング悪かった?」
「ううん。大丈夫!」
私は作り笑いをした。
next
この掲示板は過去ログ化されています。